「KASIMO」シリーズ 開発の動機

「丸二の森」プロジェクトで、日本の森を守ります。

加子母ひのきの産地直送、健康エコ住宅

株式会社丸二
代表取締役 渡辺偕規

日本の森を守りたい。

間伐によって、森に光を入れることが、日本の森を守る道であることを知り、国産無垢材をふんだんに使った木造住宅事業を始める決心をいたしました。今、日本の森は荒れ、自然災害も増え、生態系や景観も壊れつつあります。日本で使われている木材の80%が外国産であり、国産材の需要が極めて低いことも大きな要因のひとつです。私たちは、この美しい日本の山々からの恵みを授かって、豊かな生活をさせていただいています。しかしながら、そのような自然の恩恵に対する感謝の気持ちは、今や失われつつあります。だからこそ丸二は、少しずつ、自然界への恩返しを始めようと思うのです。適切な量の木を、(山の立場から見て)適正な価格(直径14㎝未満の特別有効利用材一本500円を1000円で購入いたします)で使わせていただき、山に対する経済的貢献を果たしつつ、森に光を入れ、新しい木を植え、育て、森を守ることに参画していきます。その結果、加子母森林組合の皆様を始めとする、21世紀の中心産業となる林業(第一次産業)の発展と地球環境の保護に貢献してまいります。

誰もが国産ひのきの家に住めるようにしたい。

先行きが見えない厳しい経済環境の中で、誰もが安心して暮らすことのできる住環境を提供していくことが、これからの私たちの社会的使命です。加子母森林組合様の大変なご厚意による(業界の常識を飛び越えた)「産地直送システム」の導入と、設計施工に関わるコストへの挑戦によって、「ひのきだから高い」「良いものは高くて当たり前」という固定観念を打ち破り、多くの人々の手に届く価格帯で、本物の自然住宅を提供していきたいと思います。加子母地域の神宮美林で育った木々は、日本の建築・精神文化の歴史的象徴であり、住宅用材としての特性の良さはもちろんのこと、すべての日本人にとって、大いなる精神的な拠り所(大黒柱)となるはずです。色も香りも素晴らしい加子母ひのきで造られた家に住むということは、自然の素材による安心感以上に、「護られている」という無形の価値を得ることでもあります。私たちは、加子母の木々を使わせていただき、健康的で、癒し効果の高い住宅を広く社会にお届けしていきます。また、そこには「風水」「建築医学」の智慧も取り入れ、デザイン性も大切にし、住む人の楽しさや喜び、そして心と体の健康を実現してまいります。孫の代まで3世代(100年間)、地球と家族の未来を育み続ける家であるように・・・それが、私たちの目指している「最良の建築」です。

創業の精神に回帰したい。

私の祖父、渡辺二郎は、岩手県松尾村での製材所経営を経て、東京都武蔵野市吉祥寺にて丸二を創業した父、渡辺正一と共に、木造住宅の建設事業を始めました。それから約60年・・・高度成長の時代の流れに乗って、丸二の建築の主体は、鉄筋コンクリート造へと変わり、木造住宅の施工実績はどんどん減少していきました。しかしながら「最良の建築」を標榜する私たちが、その最良さを追求するにつれて、どうしても「木」と向き合う必要が出てきました。本物の住環境を実現するには「無垢材」「木造」しかないと。しかしながら木造事業を立ち上げるのは、今となっては新規事業。ちょうどその時、今回の農商工連携事業、そして加子母森林組合の内木組合長様との出会いがあり、とうとう思いの実現に向けてキックオフするに至りました。確かに、木造事業としては新規スタートではありますが、木造に対する理念は、今でもしっかり継承されています。今では、当時の祖父や父たちの「木に対する強い思い」こそが、今回の出会いを導いたのではないかと感じています。このようにして、今こそ創業の精神に回帰し、21世紀の丸二の新たなる道を、社員と共に歩んでいく決意です。それが、「最良の建築」を実現する王道であり、また同時に、社員に対する技術教育、人格形成に結び付くものであると信じています。

以上のような思いを持って、丸二は「KASIMO」で、社会に貢献していきます。

経営理念

自然との総和に徹し、自然の恩恵に感謝できる会社造りを目指す。
正直・安心・安全に徹し、「最良の建築」造りを目指す。
社長を核とし、社員の人格造りに徹し、社会貢献できる会社を目指す。

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