お宅訪問

 

住み心地いかがですか?

当社のお客様宅を訪問し、完成までのご苦労やその後のご様子などをシリーズでお伝えします。
貴重な体験談や生の声は、これから家を創ろうとお考えの方を始め、多くの方々の参考になると思います。

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緒方邸

4月中旬、桜が花から新緑に変わる季節の日曜日、吉祥寺にある緒方邸をお訪ねしました。
暖かな日曜日の昼下がり、気候の良さも手伝って吉祥寺の街はとってもにぎやかです。街並を楽しむように通りを行き交う人達。そんな通りから一歩入った閑静な一画に、1・2階店舗、3・4階を住居とした緒方邸(Keiビル)があります。隣には木立の残る洋館もあり、駅から数分とは思えない環境が残っています。1階オープンスペースのハナミズキと姫紗羅も芽が膨らんで、思わず足を止めたくなる空間となっています。緒方邸は凛として落着いた佇まいとなりました。

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人家密集地での工事施工は地元業者が最適

代々この場所に居を構えてきた緒方家。以前御夫妻がお住まいだったのは戦前に建てられた日本家屋でした。建替えを考え始めたのは平成10年頃からです。役所にお勤めだった緒方さん、仕事柄得た知識を活かして、基本的なプランをご自分で練っていきます。具体的な構想が明確になった時点で、建設業者の選定に入ります。
この時念頭に置いたのは、人家密集地のこの場所で順調に工事進行をすることでした。それにはやはり地元をよく知り、地元住民とのコミュニケーションが図れる業者が最適です。情報を集めた結果、近隣での工事実績もある丸二渡辺建設にたどりつきます。責任施工体制がはかられていること、メンテナンスにも責任を持っていること、経営理念がしっかりしている会社であることを確認し、建設の依頼を決めます。このプランをこの範囲のコストでと、ご自身で明確な希望を提示し、納得のいく建築プランができあがりました。

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ゆとりを持った工程で順調な工事進行

平成14年4月、緒方邸は工事着工となります。利便の良い反面、建物が密集し、道路も入り組んでいる場所での大掛かりな工事。まだ人情が残り、下町のような付き合いが続くこの土地での建替えは、近隣への迷惑が気がかりです。細い道路での工事車輛の安全確保、騒音、振動と心配事が募ります。
工事期間中は三鷹に仮住まいをされた御夫妻。平日の仕事帰りでもできるだけ現場に立ち寄り、施工状況を確認し、現場が整理整頓がされているかまで気を配りました。もちろん休日には必ず現場に顔を出し、職人さんを通じて進捗状況を把握していきました。さらに2週間に1度、関係者全員で定例会議を開き、納得の行くまで打合せを重ねたことが順調な工事進行のポイントとなりました。
「工期の遅れは近隣への迷惑のみならず、時間切れによる見切り発車にもなり、後々不満を残します。前打合せを綿密に行い、時間にゆとりを持った工程を組みました。」とご主人。工法上の手戻りもなく、ほぼ予定通りの進行となり、都会での工事期間中に起こりがちな近隣からの苦情も耳に入ることなく、完成を迎えることができました。
「竣工パーティにはご近所の方もお見えになり、一緒に喜んでくださいました。以前にも増して人間関係が良くなり、有難く感じています。」と奥様。「建物が連袒している中での工事、当初は問題が出ることを想定していました。しかし、丸二さんには問題なくやっていただいた。すごいなと感じました。近隣に対する配慮も良くできていました。アクシデントもなく、都心の工事では珍しいケースで安堵しています。」とご主人からありがたいお言葉をいただきました。

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チームワークで実現した理想の居住空間

緒方さんの家創りには、御夫妻のライフスタイルを基本にした3つの理念がありました。「自然に気持ちの安定が保てる人間性を大事にする空間」「家族や友人との団欒や来訪者が憩い集う社会性を保つ空間」「時を超えて落ち着きの増す普遍性に富んだ空間」この理想的な空間に暮らすために、構造・間取り・設備・建築素材等の具体的な検討に入ります。ご自身でも情報を集め、充分な期間を取り、納得いくまでプランを練り上げます。そして、建設業者選定と同時に設計士への依頼となります。この時出会ったのが、以前から丸二渡辺建設と仕事をしていた五十嵐先生です。緒方さんの希望をできる限り叶え、豊富な知識と適切なアドバイスで満足の行く居住空間を表現してくれました。「かなりわがままを言いましたが、こちらの意向を良く理解くださり、律儀で几帳面な対応をしていただきました。丸二さんとの気心も知れ、お互いに協力体制が組め、良い結果を生んでくれました。」とご主人。五十嵐先生には施工監理を委託しました。将来のメンテナンスも依頼し、丸二渡辺建設と共に継続してお付き合いしていく予定です。

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健康と環境への配慮と機能的な生活を追求した構造と設備

理想の居住空間を実現させた緒方邸。建設に当たっての3つのポイントを緒方さん自らまとめ、紹介して下さいました。
1点目は、健康と環境への配慮です。壁・天井には調湿作用のある天然素材の珪藻土を使用しています。化学アレルギーの心配もなく、入居当初からその効果を実感されています。適所にトップライトや窓を設け、採光通風をよくしたのは、なるべく自然に暮らしたかったから。オール電化は空気を汚さず、安全で省エネにも役立っています。24時間換気システムは清潔な空気と調湿を保ち、結露を防いでくれます。ホームエレベーターの設置、バリアフリー、全てが引き戸のドアは、将来の生活もしっかり見据えています。屋上テラスは植栽をして緑化空間に。降水の貯水タンクを設置し、植栽や掃除に利用しています。自然に親しみ、健康に暮らすことを念頭に、綿密に計画された仕様の実現です。
2点目は、暮らしやすさに配意した構造と設備です。3・4階の自宅部分は「ルネス工法」を採用しています。上下間の音を気にすることなく暮らせます。床下収納の活用は勿論、メンテナンス空間の確保は「ルネス工法」の大きなメリットです。アーチ型の屋根は排水性を高め雨漏りを予防し、建物の耐久性を高めます。機能的な間取りもこの家の大きな魅力です。
内部は勿論、ベランダにも回遊性をもたせて効率のよい暮らしを実現。そして、和室を開けるとリビングと一体化する広々した空間を確保、リビングには可動式の間仕切りを設け、集う人数によってスペースを調節する工夫がされています。その他にも、随所に絵を飾れる構造、室内音楽を楽しむスピーカー設置、ダウンライト・間接照明・フットライトを採用した照明設備等、快適な暮らしを実現する配慮がなされています。
最後の3点目が、旧家屋資材の有効利用です。玄関の待椅子、和室の欄間、支柱は旧家屋の資材を再利用しました。古いものの暖かさを大切に伝え、時を経た存在感が暮らしに安らぎを与えてくれます。
細心の配慮が生んだ理想の居住空間。緒方邸は心と身体に優しい家になりました。

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テナントと来店客両方の立場に考慮した店舗部分

1・2階の店舗部分にもこだわりを持ちました。それはテナントと来店客、両方から喜んでもらえる空間を創ることでした。集客性に配意して道路に面して植栽空間を取り、道ゆく人が思わず足を止めるように一工夫。2階へ通じる階段は2箇所設け、回遊性と開放感のある入りやすい構造になっています。また、正面を全面ガラスにすることによりショーウィンドウ性を高め、どんなテナントにも対応できるように設計しています。
テナントに関しては、近隣からなるべく飲食関係は避けて欲しいという希望がありました。現在、2階は美容室が営業、1階は近々インテリア雑貨のお店がオープンします。

 

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物心両面プラスになった家創りの体験

住み始めた時から何の抵抗もなく、昔から住んでいたように馴染むことができました。1度座ると、落着いて出掛けたくなくなります。」と満足のいく居住空間を手に入れた緒方さん御夫妻。
「情報を集め、間取りから機能まであらゆる状況を自分で想定し、納得してから工事にかかることです。 工程途中での大幅な変更は、施主と建築業者お互いに大きな負担になるので避けなければなりません。余裕を持って工程進行していけば後悔のない結果が得られるはずです。」とご主人。「知識、経験共に豊富な設計士さんの意見は大事です。要望事項はポイントを押さえてお願いし、専門的な分野はお任せすると、上手なコミュニケーションが取れると思います。」と奥様。満足度の高い家創りをする為の貴重なアドバイスをいただきました。
試行錯誤するうちに、家創りには宅建の知識が役立つと考えるようになったご主人。計画当初、賃貸マンションを考慮したこともあり、マンション管理の資格と宅建にこの1年でチャレンジ。見事試験に合格、2つの資格を手にされました。「期待が大きい反面心労の多い1年間でしたが、物心両面プラスになった有意義な時間を送ることができました。」と話していただきました。
懐かしくて、暖かくて、落着ける場所・・・緒方邸を訪れた人はそんな印象を受けるのではないでしょうか。
白い塗壁と腰板の色調と質感が美しいホールと廊下。ライトアップした絵が印象的で、クラシック音楽の似合うギャラリー空間になりました。和を大切にした木の家具達は懐かしく穏かな表情をしています。時を経てきた素材で創られた欄間や支柱はやすらぎと安堵感を与えてくれました。格調高く温もりあふれる内装に御夫妻の人柄が表れて、来訪者にも居心地の良い空間が生まれました。
緩やかな時の流れのなかで心豊かに過ごす。贅沢な時間のある緒方邸でした。

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