お宅訪問

 

住み心地いかがですか?

当社のお客様宅を訪問し、完成までのご苦労やその後のご様子などをシリーズでお伝えします。
貴重な体験談や生の声は、これから家を創ろうとお考えの方を始め、多くの方々の参考になると思います。

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杉山邸

若者たちで賑わう東京・吉祥寺の繁華街を抜けると、閑静な住宅街が広がります。ゆったりとした敷地と豊かな緑につつまれた武蔵野の街並み。そんな一角に杉山邸がありました。シンプルでモダンなデザインが、周囲の家並みからも目を引きます。ご主人が生まれ育ったご実家をお母様との二世帯住宅に建替えた木造2階建て。ご主人と奥様が、じっくりと手間と時間をかけ、まるで作品でも作るかのようにひとつずつ形にしていった手作りのような住まい。お二人の夢みた通りに、家は明るい光と爽やかな風に包まれていました。

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お母様との同居で二世帯住宅に建替え

杉山邸の建替え話が持ち上がったのは、2006年暮のことでした。ご主人の亨さんはご結婚後、ご実家を離れて奥様の美紀さんと暮らしていましたが、お父様が亡くなりご実家で一人暮らしだったお母様のことを考えて、同居することにしたのです。

亨さんが生まれ育ったご実家は、亡きお父様の友人の建築家が設計した思い出多い建物でした。趣きのあるすばらしい佇まいで、亨さんにとっては愛着もありましたが、築40年ほど経ち老朽化が目立っていました。この機会に思い切って、二世帯住宅に建て直すことにしました。

亨さん「以前の家のようにスタイリッシュで、なおかつ現代風に使い勝手のいい家にしたいと思いました」

しかし、スタイリッシュで使い勝手のいい家とは、具体的にどういうものなのか、亨さんも美紀さんもまったくイメージはありませんでした。ここから、お二人の家作りの長い模索が始まりました。

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担当者との徹底した話し合いから生まれた理想の間取り

まずお二人は、住宅のパンフレットを取り寄せたり、モデルハウスの展示場へ足を運び、ハウスメーカーの住宅を見て歩きました。

亨さん「実物を見れば、少しずつ自分たちの欲しい家のイメージが出来上がるかと思ったのですが、詳しい説明を聞いても、どれひとつピンときませんでした」

進展のないことに困り果てた亨さんが思いついたのが、丸二でした。実は亨さんと丸二代表取締役の渡辺偕規は中学時代の同級生だったのです。さっそく電話を入れ、とりあえず話しを聞いてもらうことにしました。この時点で亨さんと美紀さんには、二世帯住宅、広いリビング、アトリエにもなる書斎、日当たりと風通し……、そんな漠然としたイメージしかありませんでした。お二人の家作りに対する考えを聞いた担当者は、年明けに間取りを提案すると約束して別れました。
年が明けて2007年、丸二から最初の間取り図が提案されました。お二人の要望を取り入れたこの間取りでは、書斎は北側に位置していました。

美紀さん「丸二さんから最初に提案された間取りもとてもよかったのですが、北側の書斎を見たら書斎もリビングも寝室も、全部南向きにしたくなり、そんな無理なお願いをしてしまいました」

亨さん「リビングを中心にして、同じ空間だけれど違うことができて、その姿が見えるような感じがいいと言いました」

お二人の要望を取り入れて設計図が書き直されました。それを見て、またお二人が要望を付け加えます。それに従って設計図に手が加えられる……。そんなやりとりが半年ほど続いたといいます。
その度に設計図は少しずつ書きかえられ、お二人のイメージが図面の上で少しずつ形になっていきました。季節は冬から春を過ぎ、すでに初夏を迎えようとしていました。そのとき丸二の担当者が持って来た間取り図を見たお二人は、思わず「これだ!」と心の中で叫んだといいます。北側に位置する寝室も南向きに大きく開け、太陽がいっぱいに射しこむ 設計でした。

美紀さん「この間取り図を見せられたときは、もううれしくて!」

亨さん「あ、これだと思いました。半年かかりましたが、希望通りの間取りを実現してくれました」

いよいよ工事が始まりました。これ以上設計を詰めるより、作りながら詳細を決めていくことが、お二人には一番良いとの丸二の判断でした。

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大工さんと現場で手作り感覚の家作り

工事は始まったものの、亨さんと美紀さんには実際どんな風に家が出来上がるのか、立体的な完成イメージはまったくありませんでした。お二人は、休みの日に毎週必ず現場を訪れたといいます。

亨さん「現場で4時間話し合って、その後丸二さんの本社に行って話しを続け、さらにファミレスで食事をしながら話す。昼の12時から夜の12時まで話したこともあります。我々もねばりますが、とにかく担当者の方が熱心なので、ついつい……」

お二人は当時をなつかしく振り返ります。さらにここからは、現場で施工する大工さんとのやりとりが加わりました。最初はとっつきにくいのではと心配していた大工さんですが、実際に接してみると気さくで親切、仕事もきっちり。すっかり頼りにしてしまったといいます。

亨さん「天井の高さは図面では250センチでした。ところが大工さんがもう10センチ上げられるよと言ってくれて、高いほうがいいでしょうと、現場で260センチに変更しました」

その他にも、書斎の壁は必要ないのではと提案してくれて壁を無くしたり、窓の位置を実際に現場で示しながら微妙に動かしたり、ダイニングのカウンターの棚の収納を増やしたり、現場で大工さんとのやりとりで数え切れないほど変更していったといいます。小回りの利く修正で、平面に過ぎなかった間取りがどんどん現実の形になっていきました。こんなこともあったといいます。

亨さん「キッチンの棚に電子レンジを置いて、その下にゴミ箱を置きたいと言ったら、すぐ自宅の奥さんに電話して寸法を測らせて、これくらいあれば大丈夫だと作ってくれました」

こんなことをしていたら、ハウスメーカーによっては予算がいくらあっても足りないでしょうが、これらの修正に関してはほとんど料金がかかることはなかったと、お二人は振り返ります。大工さんと一緒に、ひとつひとつ手作りするような家作り。それだけに、出来上がった家への愛着も一塩だとお二人はいいます。

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全室南向きを可能にしたダブルのウッドデッキ

杉山邸のシンボルともいうべき特長が、1階と2階でダブルになったウッドデッキです。2階のリビングからそのまま広がり、下部はガレージに使われています。その奥に1階のウッドデッキがつらなり、中央にはシンボルツリーがそびえます。隣宅との境は高い塀で囲まれ、視線も気にならないプライベート空間。これによって、北側にある寝室も太陽がいっぱい降りそそぐ南向きの部屋に変貌しました。

亨さん「ベランダのようなものはほしいと要望していたのですが、これまでのものは考えていませんでした」

デザイナーから、壁で囲んだプライベート空間を提案されたお二人は戸惑いました。そんなものが必要なのでしょうか。担当者は、そんなお二人を何軒かの施工例に案内しました。実際のウッドデッキを見せられて、お二人はすっかり気に入りました。

美紀さん「実際にデッキを見せていただいて、あぁデッキっていいなと思ったのです。まるで部屋のように使えて。見せていただいて、ほんとうによかったと思います」

リビングからそのままつながるアウトドア空間。1階のお母様の部屋も見渡せます。壁に囲まれているため、周囲の目を気にする必要がありません。「素っ裸で夕涼みしても大丈夫」と亨さんが笑います。ここでバーベキューパーティーを開くのが楽しみだとか。
階段室の壁にはめこまれたステンドグラス風の色ガラスは、ウッドデッキを見学するために訪れたお宅で見て気に入り、さっそく取り入れたものだといいます。

亨さん「そのお宅ではステンドグラスを直接埋め込んでいましたが、丸二さんは雨漏りを心配して、防水性を高める構造にした上で、希望を叶えてくれました」

お客様の要望を単に聞くだけではなく、より良い物をと気配りしてくれる丸二の姿勢がうれしかったとお二人は語ります。

 

 

 

 

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後悔するところがひとつもない満足の出来上がり

お二人は、工事が完成した部分から家具をコーディネートして入れていきました。
最終的にカーテンもすべて取り付け終わるまでに2~3ヶ月かかったといいます。実際に出来上がった部屋の色合いや雰囲気に合わせて家具類を入れていく作業は、とても楽しかったと、お二人は振り返ります。

亨さん「もっとも私たちのようなやり方は、手間も体力もかかりますから、担当者の方はほんとうにたいへんだったと思います」

美紀さん「私たちがなかなか決められないので、担当者の方は打ち合わせのほかにも、色々と資料を集めてくれたり、調べたり、さらに現場で何かチラっと言うと、どうすればいいか真剣に相談に乗ってくれて、スーパー大変だったと思います(笑)」

じっくりと付き合ってくれた丸二の担当者や大工さんのおかげで、希望通りの家が出来上がりました。住みはじめて半年、その思いは変わらないといいます。

美紀さん「出来上がったら後悔することがきっと出てくると思っていたのですが、出てこないんですよ」

亨さん「敢えて言えば、天窓などいくつかこだわって無理に作っていただいたものは無くてもよかったかなと(笑)。手間かけてやってくれた丸二さんには申し訳なくて言えませんが」

光がいっぱいにあふれる部屋を、心地よい秋風が吹きぬけていきます。お二人の夢を紡ぐかのように丹念に作り上げたお住まいは、立ち去りがたいほど居心地のいい空間でした。

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