MARUNIの社長ブログ WATATOMO WAVE

黄色

2008年5月20日

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数日前の帰り道、何となくいつもの街並みと雰囲気が違うなぁと思ったら、「あっ、光だ」と気づきました。家の近くの商店街の街灯の光が、白い蛍光色から黄色い電球色に変わっていたのです。まるで昭和初期の頃のレトロな感じで、思わず写メを撮りました。光が変わるだけで、街並みの雰囲気も変わりますね。きっと人通りも多くなって、商売繁盛、より安全なストリートになるでしょう。

建築医学では、蛍光灯の白い光は、目にも悪く、顔色も悪く見えるので、できるだけ使わないようにしています。しかしながら国の省エネ対策の一環によって、これから白熱灯(電球)が無くなっていく方向のようなので、これからは電球色(黄色)の蛍光灯を使うようになると思います。光の色は、できるだけ黄色系が良いです。

黄色は、心理的に「夢」「希望」「コミュニケーション」を誘発させる働きがあるので、家の中のリビングやダイニングの壁やインテリアの色に使って、家族の楽しいコミュニケーションを生み出すことができます。間違っても、リビングにブルー系やグレー系を使ってはいけません。それは集中と排除を誘発させますから、会話が減り、人が集まらなくなります。逆に、子ども部屋はブルー系にすることで、学習への集中力が高まります。このように色には、それぞれ違う効果があるので、使い方次第でとても面白い住環境が設定できるのです。

日本中の街灯の光が黄色い電球色に変わったら、夜の街並みの風景は一変して、最近多発している犯罪も減るかもしれません。以前、「新横浜ラーメン博物館」に行った時や、浅田次郎原作の映画「地下鉄(メトロ)に乗って」を見た時や、そして大ヒット映画「ALWAYS~三丁目の夕日」を見た時に、常に感じていたのは、この光の違いでした。昔は蛍光灯が無く、電球の光だけで人々は暮らしていた。そこには、家族愛、近所付き合い、暖かい風情があった。今は、コンビニの強烈な白い蛍光灯の光で、街は殺気に満ちている・・・。

ところで、ロンドンのテムズ川にかかる「ブラックフライア・ブリッジ」は自殺の名所だったのですが、橋の色をそれまでの黒から緑(=癒し)に塗り替えたら、自殺者が約3分の1に減少したという報告があります。このように、色を活用した環境整備を積極的に活用していくことも、建築医学としての重要な取り組みだと思います。

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