MARUNIの社長ブログ WATATOMO WAVE

2010年4月のバックナンバー

先日、素晴らしい天気の日に、社員同士の結婚式がありました。当社のような小さな建設会社で、しかも女子社員が(最近、増えてはいますが・・・)まだ多くはない状況の中、このような社内結婚が生まれたことに対し、心から嬉しく思います。パーティの席で、祝辞を述べさせていただきましたが、その際、「丸二」という社名の縁起の良さに、我ながら、あらためて気づくことができました。

二人が交換した結婚指輪は、「丸」です。その「丸」と「丸」が結ばれて、二つの「丸」(丸二)になります。また二つの「丸」がくっつくと、無限大(∞)で、お二人の幸せが無限に無限に続くでしょう・・・と、話しました。

祝辞の最後に、「二つのありがとう」についても話しました。ひとつは、二人が丸二に入社してくれたことに、ありがとう・・・。もうひとつは、二人が丸二に入社することを、ご両親が許し、認めていただいたことに、ありがとうございます・・・。そのような感謝の縁のひとつひとつが、偶然に(本当は偶然ではないのですが)結び合って、今日の日があるのだなあと、考えさせられました。

丸二という会社が目指すものは、お客様への貢献と社員の幸せという二つの側面があります。これも二つの「丸」となって、無限大に成長発展していくものです。最近の落ち着かない天候の中で、珍しく大晴天となったこの吉日に、理念の再確認ができました。お二人の末永いお幸せを祈り、心からお祝いいたします。

尚、今回の結婚式の挙式は、丸二で設計・施工させていただいた「武蔵野アンナ教会」にて行われました。武蔵野市にあるとても素敵で美しいチャペルです。住みたい街ナンバーワンの吉祥寺で結婚式を挙げたい方は、ぜひ「武蔵野アンナ教会」をご利用ください。きっと最高のウェディングを演出していただけます。よろしくお願いいたします。

昨日は、「丸二・加子母森林組合」による農商工連携事業の一環として、農林水産省・林野庁長官、島田泰助様と経済産業省・関東経済産業局長、高原一郎様を囲む座談会を、霞が関の林野庁長官室にて行わせていただきました。

林野庁 大.jpg

とにかく、林野庁長官、並びに関東経済局長とお会いできるだけでも大変なことで、その上、今回の丸二・加子母森林組合のプロジェクトに対する座談会まで行っていただいたことに、心から光栄に思い、感謝の気持ちでいっぱいです。

厳しい環境の中にある国内の林業ですが、その中で、日頃から積極的かつ前向きな活動を行っている加子母森林組合に対する高い評価が、このような機会に結びついたのだと思います。本当に素晴らしいご縁をいただき、心から感謝したします。

この座談会の模様は、今回の企画・進行をしていただいた環境情報誌「オルタナ」編集長、森氏によって記事となります。掲載号が発売されましたら、ぜひ皆様にご覧いただきたく、よろしくお願いいたします。

また、ちょうど17日の日経新聞にも、「国産材利用で林業再生」という記事が大きく載りましたが、まさに日本の林業再生は、国策としても、地球環境の保全としても、CO2削減のためにも、極めて高い優先順位に位置していると思います。

森を美しく守るためには、間伐と植林がバランスよく行われなければなりません。しかしながら、木材供給量の内訳が、外国材76%で国産材24%という現状では、間伐することもできず、さらに森は荒れていくでしょう。適度な間伐をしながら、森の中に光を入れていかない限り、国土の70%を占める日本の素晴らしい資産、森と山は、荒廃と化してしまいます。

山が荒れれば、森に生息する動植物や微生物もいなくなり、川や海を汚すことにも繋がります。もう本当に待った無しの状態で、早めに手を打っていかなければなりません。そうしないと、この日本の美しい、素晴らしい生態系が壊れていくことにもなりかねません。

国としても、このような現状に対して、大変な危機感を持っていて、この24%の木材自給率を50%まで引き上げる方針を打ち出しました。それを実現するためにも、山の環境整備、山道整備、物流整備等が急務なのですが、やはり財政難が大きな障害になっています。

そのような状況の中で、農商工連携事業のひとつとして、林業との連携という希少なプロジェクトが生まれたことが、林野庁にとっても大きな出来事だったようです。そのような経過の中で、今回の座談会が企画・開催されました。

丸二・加子母森林組合の連携体による、加子母ひのきの家づくりは、まさに今始まったばかりです。でも、この流れは必ず大きな渦となって、成長発展していくでしょう。森が守られ、動植物も喜び、国土が豊かになる。そして、人々の住環境も良くなる。

また、第一次産業が元気になれば、失業率も改善され、社会ももっと温かくなる。そして、日本の美しい自然を資産と捉えた観光立国も実現できる。環境、経済、生活のすべてに対してプラスである以上、私たちは積極的かつ前向きに、本事業に取り組んでいく所存です。

また、「加子母森林一泊バスツアー」も、昨年は10月と11月の2回開催し、キャンセル待ちが出るほどの反響をいただきましたが、今年も5月29日(土)~30日(日)、7月10日(土)~11日(日)、9月11日(土)~12日(日)、10月23日(土)~24日(日)の計4回を予定しています。一泊二日という短い時間ですが、伊勢神宮の御用材である加子母ひのきの山に入り、木の伐採現場を見て、山の現状を知ることは、とても重要なことだと思います。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお申し込みをお願いします。

昨日は、島田林野庁長官様と、高原関東経済産業局長様から、たくさんの貴重なお話をお聞きすることができ、とても有意義で素晴らしい時間をいただきました。本当に、ありがとうございました。このような大変ありがたい機会をいただいた分、しっかりと責任を果たしてまいりたいと思います。

最近、映画のCMが流れている「のだめカンタービレ」等のヒットで、最近クラシック音楽に対する人気が少しずつ上昇しているようで、私のような(数少ない)クラシックファンにとっては嬉しい限りです。よく考えてみると、18世紀から19世紀に創られた芸術が、21世紀の今になっても継承され、楽しまれているということ自体、とても考えられないことです。おそらく作曲した当人たちも、自分の作品が100年とか200年先の未来において、未来人たちに弾かれたり聞かれたりするなどと、夢にも思わなかったことでしょう。どちらかというと、多くの作曲家たちは、不遇で、経済的に豊かでなく、様々な厳しい境遇にいたはずです。でも、そのような過酷な人生の中から、不屈の魂の叫びや、美しい天上の調べが創造されたが故に、人類の遺産にまで昇華したのかもしれません。

ひるがえって昨今における様々な分野から生まれ出てくる作品はどうかと言うと、確かに今の時代を華やかに彩ることはできても、22世紀や23世紀まで生き残る「芸術」にまで成り得るものは・・・ほとんど無いと言って良いでしょう。すべてが自由経済という、「お金」を第一にまわっていく現代においては、芸術・芸能もビジネス化しなければ継続できないという現実がそこにはあります。つまり・・・「今すぐ」「極めて多くの人に」受け入れられる商品でないと、相手にされないわけです。時間をかけて、未来に向かって、評価されていくであろう真の芸術たちは、表舞台に出ることさえ難しいのです。

そのかわり、「今すぐ」「極めて多くの人に」受け入れられる作品を提供するアーティストたちは、ビジネス的な成功をおさめて、極めて豊かな生活を謳歌しながらも、次から次へと作品を生み出さなくてはならない悪循環に入っていきます。誰かの売上のために、誰かの利益のために・・・。経済的に豊かになって、逆境の時代には溢れるほどあった(初期の素晴らしい作品を生み出したであろう)インスピレーションも枯れはじめ、ただ時代の猛烈なスピードに合わせるためだけに、作品を羅列し、消費されていく。そして才能も消費されていく。これでは、22世紀や23世紀まで遺すどころか、自身の人生が終わるまで持たせることすらできない状況なのかもしれません。

この世の中にある自然や芸術への関心は、いつの時代でも高い次元で存在していますが、どのような経済体制の中でも、そのような才能、創造力を持った人材に光が当たる社会にしていかなければと思います。優れた芸術作品は、直接「天」と結びついて創造されているはずですから、そこからは何かしらのヒントがあるように思います。たったひとつの音楽からでも、生き方、意識の持ち様、楽しい気持ち、ワクワクした感情、新しいアイデア、すばらしい人間関係の創り方等の叡智が聞こえるかもしれません。

いま、確かに世界の経済は大変な状況にありますし、どんどん経費削減に向かっていくとは必至です。でも、その国の文化や芸術を守り、さらに新たな才能を生み出すことに対して、積極的にならなくてはなりません。最近「V6」というジャニーズのタレントたちが、日本全国の名産品を探して食する番組をやっていましたが、日本の各地には素晴らしい食産物があり、それを生のまま、あるいは焼いたり、煮たり、茹でたりして、おいしく食べられます。このような自然という最大の資産があるのですから、本当にみんなが安心して、コストを掛けずに暮らせる社会は、多分できるはずだと思います。安全に、その国(土地)で採れる自然のものを食べて、スローに生きて、そしてみんなで才能を持った人たちをサポートしていく。そういう心の余裕が、次の時代・次の世紀を創造していくと思うのです。

建築も、ひとつひとつが、芸術です。住む人の、考え方や精神性を映し出すオブジェです。街とは、家や建物という芸術作品が建ち並ぶ無料の美術館であり、テーマパークです。そのような意識を持って、住まいを建てたり、ビルを建てることも、これからは重要でしょう。美しい街並みは、美しい心をつくり、美しい考え方を生み出します。建築は、まさに100年以上の時間、存在し続ける芸術です。だから、これから始まる本当にスローな時代こそ、建築に花が咲く時代だと思います。

昨夜は、中学校時代の友人たちと、いつもの飲み会でした。年、数回集まりながら、いろいろな事を話しつつ、各自の現状を面白おかしく理解し合い、とても刺激的で楽しい時間です。今回も6人が集まって、たくさん笑って、たくさん飲みました(私は少量)。

友人と会って、お酒を飲んで、いっぱい笑い合える幸せは、他の何よりも勝ります。話題も当時の話に加えて、「今」から「未来」へと向かい、それぞれ人生観や生き方も垣間見ることができ、単なる同窓会ではないところが大きな魅力なのです(幹事さんに感謝です)。

自分自身の中学校時代を振り返ると、まさに遠い過去のことで、本当に忘れ去ってしまったことが多いのですが、この地元の公立中学校に通うありきたりの毎日から、きっと何かしら大切な智慧のようなものを体得できていたのかもしれないと、最近ふと思います。

特に私は、おとなしくて、口数が少なくて、目立たなくて、インパクトがなくて、勉強も運動も中くらいで、高校入試も補欠合格という何となく中途半端な人生を歩んでいた時期で、もう少し時代が違っていたら、いじめにあっていたかもしれないような性格だったように思います。

でも、幸いなことに、私のまわりにいた友達たちは、頭のいいグループもワル系グループも、みんなが良いつながり感を持っていて、私のような「居るか居ないか分からないようなヤツ」の存在も、きっと許してくれていたのでしょう。結局、これがあるべき社会の理想形であり、この経験が大人になって役立っているような気がします。

どのような組織も会社もチームも、そのトップの考え方等に対して、2割の人が協力的で、6割の人がニュートラルで、残りの2割の人が批判的と言います。これも自然の摂理によるバランスで、変えようのない道理ですね。ただ、この飲み会の仲間たちに共通しているのは、愚痴や不平・不満を言わないことです。とにかく前向きで、明るくて、楽しい。きっとそれぞれが、それぞれの世界の中で、「協力的な2割」の中にいるのだと思います。

さて、中学校時代と言えば、映画に熱中し始めた時期で、結局その思いは大学時代での映画製作につながっていくのですが、当時の映画と今の映画を比べてみると、やはり映画作家の「熱」の違いというものを感じます。

例えば映画のファーストシーン(ファーストカット)に対するこだわり感のようなものが、今の映画からはあまり感じられません。つまり物語の説明上、わかりやすいファーストシーンから始まるだけで、そこにはこの映画を象徴する暗示なり、予感なり、メッセージは無いのです。昔の映画には、最初のシーンやカットに対する異常なまでのこだわりがあったような気がします。

フランシス・コッポラ監督の有名な「ゴッドファーザー」のファーストシーンは凄いです。ゴッドファーザーに対する相談者の顔のアップから、ゆっくりと絵を引いていき、マーロン・ブランドの後ろ姿、黒い頭と手が画面に入ってくる。その数秒感の緊張が、これからこの映画で語られる世界の背景、深さ、怖さ、異常性を表現しているように感じるのです。

また、ラストシーンも同様に、同じ部屋で終わるのですが、ゴッドファーザーを継ぐことになった三男のアル・パシーノが部屋にいて、その妻が部屋の外にいて、その部屋のドアが閉められるシーンで終わりますが、最後は妻のアップで、閉められる黒いドアが画面を覆い、妻と新しいゴッドファーザーを遮断します。これでエンドロール。どういう意味か・・・、言葉では語り尽くしない現象と心情がそこにはあります。

時代は変わってきました。いろいろな分野で・・・。中学校時代の友人たちも、間違いなく変わってきています。なので、私ももっともっと良い方向に変わっていきたいと思います。そして、これから始まる新しい価値観の時代に、(今度は補欠でなくて!)堂々合格したいものです。

4月に入り、新年度の始まりです。丸二の場合は12月決算ですので、1月1日が新年度のスタートとなるのですが、やはり4月1日もひとつの大きな節目です。それは・・・新入社員さんが入社する時期だからです。

おかげさまで今年も2名の新入社員さんに入社していただきました。これで6年連続の新卒採用です。丸二のような決して有名ではない小さな会社に、勇気を持って飛び込んできてくれる若い世代の方々がいるということは、本当に嬉しいことですし、感謝すべきことですし、さらに気が引き締まる思いです。

今年は二人とも女子で、設計と営業に配属される予定です。このように、社内に女子社員さんが徐々に増えてきましたが、これから建築の世界は、女性の感性、温かさ、優しさ、生活感がさらに重要になっていくでしょう。ぜひ、丸二に吹いてきた暖かい風に乗って、自らが「帆」となって、共に大海を悠々と進んでください。お客様の幸せと、会社の発展と、自分自身の夢の実現が共生する世界を目指して・・・。

そして、何があっても、良い方向に考えて、前向きに進むことです。毎日、1mmでもいいのです。太陽が昇る方向に船首を向けて、少しずつ進めばいい。ただ「最善の住環境」を、お客様にご提供することだけを考えて、誠実に生きていけばいい。共感する気持ちを大切にして・・・。そうやって、ひとつひとつの波を乗り越えていきましょう。自分や他人の良いところを見つけて、協力し合って、励まし合って、いい気分で進みましょう。

社会は今、大きな激変の中にあります。そういう意味で言うと、波は高く、航海は大変でしょう。でも、だからこそ、面白い時代です。自分の力を磨くには最適の時です。一緒に、お客様の住まい、事業、生活がより良くなるよう、最善を尽くしていきましょう。

4月という月は、私も、社員さんたちも、新たな気持ちなる時です。ここで、あらためて丸二の目指すべき方向を確認しあって、本物の建設会社になっていこうと思います。お客様に感謝をして、社員さんに感謝して、自然界の恵みに感謝をして・・・。

最良の建築をプロデュースします。

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