MARUNIの社長ブログ WATATOMO WAVE

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11月に入り、今年もあと僅かになってきました。気候の方も、寒暖の差が激しくて、毎日の服装選びが大変ですね。それでも季節は(当然のごとく)冬が来て、そしてまた春がやって来ます。山高ければ谷深しで、季節や人生も、このような幾何学的な曲線を描いて時間と共に移り変わります。多分、そのような自然の法則を変えることはできないのでしょう。

でも、その曲線に右肩上がりの勾配を付けてあげることは可能ではないでしょうか。もしそうなれば、人間はこの「山(いいこと)」と「谷(わるいこと?)」を行ったり来たりしながらも、気が付いたら、スタート地点よりも高い位置(目標とか幸福)へ上昇していることになります。

そうなると、勾配の角度をプラス側にしなくてはなりません。角度がゼロですと、ずっと横ばいですし、マイナスだと悪化して行きます。どのようにしたら、プラス側にできるのか・・・。

数日前、NHK-BSで、スティーブ・マックイーンの特集をやっていました。私が子供の頃に最も好きだったスターは、実は「スティーブ・マックイーン」。部屋に大きなポスターを貼ってました。今の若い人は、知らないかもしれませんね。どちらかと言うとアクションスターとして人気がありました。

私が好きな作品は、「荒野の七人」「大脱走」「ブリット」「華麗なる賭け」「パピヨン」。そして大ヒットした「タワーリング・インフェルノ」。この超高層ビルの大火災を消す消防隊長役は、最高にカッコよかったです。

でも、今回のBSのドキュメンタリーを見て、あらためて彼の人生の壮絶さを知りました。父親に捨てられ、叔父の家に預けられ、農場で働き、その後不良となり、少年院へ入る。その後、役者を目指し、ハングリー精神むき出しにして、主役を勝ち取っていく。「タワーリング・インフェルノ」では、とうとう大スターのポール・ニューマンを超え、名実ともに成功しました。

ところが彼は、その後いよいよこれからという時に、多くの有名作品の出演依頼を断り、田舎に入ってしまう。3番目の妻と一緒に、農場をつくり、長い旅に出る。そこでは俳優スティーブ・マックイーンという顔ではなく、普通の一般人としての生活だったようです。高級なホテルやレストランは嫌がり、普通の宿、普通の店に行き、普通の人々と話をする。

結局、最後は病魔に侵され、50歳で亡くなってしまうのですが、それまでの間、有名人になったにも関わらず、かつて入所していた少年院に行って、そこにいる少年たちと触れ合い、励まし、元気づけていたそうです。

子どもの頃、両親の愛を受けることが出来なかった時に、叔父の農場で畑仕事をしていた事が一番の幸福だった・・・スターとして成功しても、彼にとっての真の喜びは、そのような普通の生活の中にあったのかもしれません。私がかつて、スティーブ・マックイーンに魅かれたのは、何かそのような目に見えない、内面的な深みを感じていたのかもしれません。

人生をより良く生き、少しでも高い位置に到達するには、他者からどのように思われるかではなく、自分自身がどうしたいか、どうなりたいかではないかと思いました。その意思が、右肩上がりの勾配を支えるのではないかと。その意思さえあれば、どのような険しい山も谷も、勇気を持って超えられるし、そこから様々な学びを得て、気付くこともできる。人生とは、人それぞれの山と谷を超えながら、本質に迫っていく旅なんだろうと、感じました。

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