MARUNIの社長ブログ WATATOMO WAVE

本当のこと

2011年11月 4日

ギリシャ発の金融危機が、これから一体どのような形で世界へ影響を及ぼして行くのか・・・日本を含めて、地球規模の大きな問題に発展して行くように感じます。欧州が崩れ、米国が崩れると、相対的に日本(円)の地位が上がって来るのかもしれません。それがさらなる円高の要因にも成るのでしょう。とは言うものの、日本の財政も大変な状態で、同時に大手企業の業績も急激に悪化しつつあり、深刻な雇用問題も発生してきそうです。

また、タイの大洪水も、日本企業に相当なダメージを与えており、なかなか良い材料が見当たらない現状です。そして、震災の復興、脱原発、再生エネルギー等の3.11以降の諸問題に対するアクションの遅さも、私たち日本人の精神面をジリジリと弱めているように感じます。

そしてTPP問題です。新聞等では賛成の方が多いように書かれていますが、本当にTPPのことを理解している人がどれほどいるのかが不明の中で、単純なアンケート結果を鵜呑みにするわけにはいきません。TPPは、(実質的に)米国と日本の2国間だけの事柄であり、沈没寸前の米国が、強く日本に迫っている性質のものです。そこに、日本の国益(=日本人の生活がより良く成ること)が本当に存在するのかどうかを、もっと具体的に説明する必要があると思います。

輸出産業にはメリットということですが、もうすでに日本の製造現場は海外へ移っており、今後の関税撤廃の利益はあまり期待できません。また海外の農産物や食料品が安く買えるという点においては、今、世界中の人々が日本食(和食)へ移行しようとしている時代の中で、日本国内の食文化、健康、安全の基盤を逆に崩すことになるかもしれません。

よく消費者の利益と言いますが、消費者の家庭も実際は企業等で働いて給与を得ている訳で、勤めている会社が無くなってもいいから(あるいは食の安全が壊れてもいいから)安いものを買いたいとは思うはずがありません。経済(お金)は廻り廻って、全てに影響を与えています。

新聞等のメディアは、あらゆることの両面(表と裏)を、正しく書くべきなのでしょう。その上で、国民の考えや判断が始まります。アフリカで吹き荒れた自由革命は、上の方々が、自分たちに都合の良い事しか公表しなかったから起きたことで、日本にもある種同様の流れは、今後起きて来ると思います。もちろん、(日本ですから)外国のような過激な方法にはならないと思いますが、これから確かに変革の嵐が吹き始めるでしょう。

それは間違いなく、今を地道に一生懸命に生きている人々、会社、地域にとっては追い風と成ります。今まで、何か(大きな力)に依存して、すがっていた人々、会社、地域にとっては、ニッチもサッチも行かない事態(壁)に直面するでしょう。なぜなら、あらたな道が見つからないからです。とすると・・・今、行くべき道がある、あるいはすでに歩き始めている人々、会社、地域は(仮に今が厳しくても)すでに勝ち組なのかもしれません。

もう天と地がひっくり返るほどの、価値観の変化が起こるはずです。アフリカで起きたことを他人事と思わず、これから日本ももっと良い国に成ると信じ、その中で、自分自身の歩く道を見つけて行けば良いと思います。それは、自分自身の良心を信じて、「いま」「ここ」で、懸命に生きて行くことです。それが最高の幸福と成る道ではないでしょうか。すでにそういう生き方をしていた人々にとっては、とても素晴らしい時が来たのではないかと思います。

これからは、人ぞれぞれによって、(全く同じ環境でも)世界が違って見えるようです。ある人にとっては楽しくて幸福に、ある人にとっては辛くて不幸に。私たちも、表側の面だけでなく、見えない側(実体)も「見る」意識を持って、この世界の全体像を把握し、理解し、そして誰が何と言おうとも、幸福に生きていく決心をするべきでしょう。何かとてもワクワクしませんか。自分の意識次第で、全てを決められるのだから。

自分自身の良心の声に耳を傾けて、自分らしく生きる・・そういう時代になりました。仮にTPP問題の結果によって、日本の状況が悪くなってしまったとしても、本当のこと(実体)を理解した上であれば、結局(努力次第で)良い方向へ変化して行くと思います。良くないのは、知らないまま事が進んで行くことです。知った上であれば、仮に思うように行かなくても、努力によって改善できると思うからです。だから、私たちは、自分自身の良心にいつも耳を傾けて、本当に正しい事を感じながら生きて行くことで、何とか成ると思います。本当にワクワクします。

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