MARUNIの社長ブログ

強き思い

2012年3月 8日

大学時代、映画研究会で大変お世話になった(1つ上の)先輩が、最近とても大きな仕事(岡田将生&榮倉奈々主演の「アントキノイノチ」や、高良健吾&鈴木杏主演の「軽蔑」等の映画本編の撮影)をされているのを知り、(勝手に)感激に浸っています。私が映画研究会(映研)の入ったのも、部活の勧誘ブースで、その先輩から「コッポラが好きなのか。お前はいいヤツだ」と言われたのがきっかけで、そのまま先輩の撮る映画のチームで大学生活を送りました。それはとても充実した、未知の体験が満載の、まさに「ファンタジー」でした。

その経験の中で、(今から考えてみると)とても多くのことを学ぶことができたと感じています。映画造りとは、先ず自分の「思い」を持ち、それを具体的に考え(イメージ化して)、シナリオ化(文章化)し、それを仲間に伝えて、人を集め、お金を集め、資機材を調達し、小道具や衣装も集め、絵コンテを書き、ロケハン(撮影場所探し)をし、撮影スケジュールを決め、スタッフとキャストとの(徹夜の)打ち合わせを重ね、クランクインし、撮影現場の全てを仕切り、その場その場で(OKかNGの)判断(即断即決)をし、チームの人たちへの気配りをしながら撮影を進め、その後はフィルムの編集、録音、音楽入れ、時には撮り直しをし、やっとの思いで作品を完成させ、それから上映会を開き(観客を集め)、いろいろな賛否を受け、喜んだり、落ち込んだりして、また次の作品構想へ行く・・・。

学生時代の8mmの自主映画ですので、もちろんそこから収入が得られる訳ではなく、すべて持ち出しです。それでも、これだけの事を「やりたい!」という思いの強さは、半端ではありませんでした。先輩は、そのまま映画の世界へ入り、現在プロとして大活躍しています。あぁ、やはり「思い」の強さなんだなぁ・・・とつくづく思います。強く信じて、どんなに苦しくても、やりたいことをやり続けていけば、必ず道は開ける。仮に、人から良い評価が得られない時があっても、造りたいものを造った者の勝ち。創造するエネルギーは、それほどまでに強いものです。

きっと先輩の夢は、もっともっと「上」にあると思います。私も陰ながら応援をさせていただきながら、先輩の後に付いて、建設業で「思い」の創造を遂げて行こうと思います。また、これからの時代は、「これをやりたい!」という強い意識を持った人同士が連携をして、様々な創造活動や事業・ビジネスを進めて行く形へ変化していくのではないかと思います。映画造りなどは、その最たるもので、先ず一人の思いから始まり、そのプロジェクトごとに共感する仲間を集めて、完成させる。その後メンバーは、またそれぞれ別のプロジェクトに散って行く。その繰り返し。

これからの事業活動も、おそらくそのような方向へ行くと考えられます。まさに一人ひとりが「個人事業主」となる時代です。それは、実際に本当の「個人事業主」になるという意味ではなく、一人ひとりが「個人事業主」的な「意識」をもつという意味です。会社という組織の中にいても、自らが「個人事業主」的な「意識」を持って、仕事に当たるという意味です。

企業内でも、実際のフリーでも、この「個人事業主」的な「意識」を持って、自分自身の役割を「自ら」創造し、能動的に、ワクワクしながら、その責任を果たして行く。まわりから「一緒にやろうよ」と声が掛かるような仕事をしていく。それがチーム(会社や仲間)への貢献となります。今までは、フリーは不安定、組織は安定でしたが、これからは(どこに所属していようと)フリー的意識が安定、依存的意識が不安定になるのでしょう。私の先輩は時代を見据えて、最先端の生き方をしていると思います。「思い」を持って創造して行くことほど、強く、安定したものは無いからです。

映画「アントキノイノチ」と「軽蔑」・・・そう言えば、まだ見てませんでした。DVDかスカパーで、すぐ見たいと思います。

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