MARUNIの社長ブログ

子どもたちの未来

2012年6月 8日

消費税問題、原発再稼働、円高、株安、復興、防衛、防災、環境、教育、福祉、生活保護問題・・・。複合的に絡み合った糸を解いて辿っていくと、一体どこに行き着くのだろう・・・。1つ1つへの対処療法も大事ですが、同時に、全ての根本原因を探り当て、その根っ子を正すことが本線だと思います。その根っ子を見つけるための1つのキーワードとして、「子どもたちの未来」があると思います。未来の子どもたちが、安心して生活できる社会システム。無税国家。みんなが心豊かに付加価値を創造し、シェアし合える経済の仕組み。地球や自然に感謝して、大切にする意識。お互いに助け合う心。戦争の無い社会。安全でクリーンなエネルギー開発。病気の無い人生。精神や認識力を高める教育・・・。

全部、現在の社会システムの「反対側」に有るものです。同時に、「3.11」で気づかされた(突き付けられた)課題でもあります。大人たちは、現在のシステムを変えることに抵抗します。でも、変えなければ、未来の子どもたちが苦しみます。そのジレンマに悩み、もがき苦しむことが(ある意味)最も正しい生き方のような気もします。未来の子どもたちについて、悩み苦しんでいる人こそが本物ではないでしょうか。もし、そのような「真の」悩み苦しみを抱えている人がリーダーであるならば、それは幸福なことだと思います。

さて、先日ブログで紹介した映画「この空の花 長岡花火物語」を日曜日の夜に、今度は妻と二人で(有楽町スバル座へ)観に行きました(本当は子ども達にも見せたかったのですが、みんないろいろと予定があって・・・)。妻も感動してくれたようで、とても良かったです。最近、(公開中に)2回以上見に行った映画はあまり無く、久しぶりですね(昔は何度も見に行きました)。映画の内容については前回書いた通りですが、2回目はさらに深く、深く、震えるような感動を味わいました。監督自身も「8回見て解った」とのことで、今後の映画史の中でも、きっと稀有な存在として語り継がれていく作品に成ると感じます。

戦争や災害の悲惨さを深刻に表現した映画(芸術)は数多くあると思いますが、爽やかな風のような肌触りで、感謝と追悼の祈りを追体験できた作品はあまり無いと思います。そこには、戦争や震災で亡くなった方々からの(むしろ)明るい「声」が聞こえて来ます。モーツァルトの音楽を「悲しみは疾走する。涙は追いつかない」とよく表現しますが、この物語は「涙は疾走する。悲しみは追いつかない」と成りそうです。理屈では無く、涙しかない。でもその涙は、悲しみを超えて「祈り」へと昇華されている。このような映画を世界中の人が見たら、きっと多分、戦争は終わるかもしれないと、ほんの僅かな希望の光を感じます。

さて映画の中で、「平和は子どもたち自身がつくるもの」と有りましたが、本当にそうだと思います。戦争の無い平和な社会をつくるために、今の子どもたちは、過去から学び、新しい未来を創造しなければなりません。そこには、きっと大きな決断を伴うでしょう。でも、今の若者たちは、「仲間」「友人」「チーム」「和」を最も大切にしていると聞きます。もし本当にそうであるならば、大丈夫です。大人たちの中にも、子どもたちの未来を優先する人々が、きっと出て来るはずです。大人も子どもも、何かを超える力を与えられて、「今」を生きています。だから、期待できます。希望が持てます。日本も世界も大丈夫。みんな(過去を生きた)先人達のおかげです。深く、深く、感謝です。

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