MARUNIの社長ブログ

振動エネルギー

2013年2月15日

物質をどんどん細かくして行くと、最後は原子と分子の振動(波)エネルギーへと行き着きます。科学的にそう成っています。そうすると、世の中に在る全てのものは振動している(動いている)という理屈が分かります。振動は「波」ですので山と谷が交互にやって来ます。これは、あらゆる事象の雛型に成っていると感じます。人生も同様に、誰もが「山から谷へ」「谷から山へ」を生きています。「山高ければ谷深し」ですから、急上昇は反転すると急降下に成ります。だからゆっくりと上昇をしながら、時に休んで(しゃがんで)、またゆっくりと・・・が良いのでしょうね。仮に下降期にあっても、どこかで必ず底を打って、今度は(必ず)上昇に転じます。その時が来るまで「あきらめずに」努力を続けて行けば良いと思います。どんなに辛いことも、いつかは終わります。逆に良いことばかりも続きません。そういう「波」の上を私たち人間は生きている、否、生かされているのではないでしょうか。

だからこそ、その波に身を委ねつつ、その(山谷の)波長のベクトル方向が右肩上がりに成るように「持ち上げて行く」ことが大切だと思います。山と谷を交互に繰り返しながらも、右肩上がりの勾配を少しずつ昇って行けば、スパイラル状に上昇して行きます。そのような「ベクトル造り」こそが、人生の本当の目的であり、山や谷を無理に補正することで「(目先の)苦労を回避する」ことでは無いと感じます。良い時は良いし、悪い時は悪い。それが自然で良い。そこをあえて補正せず、むしろ良き経験として味わって行く。その実体験の中から、自らのベクトルの角度を1度持ち上げて行く智慧が生まれる。結局最終的には、その方が、ずっと高い場所へ(安心安全に)到達する様な気がします。

自然界の法則は全ての雛型に成っている様です。だから大自然から学ぶことは多いです。私たちは元々自然界にあるものを使わせていただいて、生活をしています。木も、草も、電気も、皆自然界からいただいています。人間はそれらを利用(加工)して様々なモノを造っていますが、その「大元」を造ることはできません。誰も、花の種をゼロから造れません。原子を造れません。自然界の運行システムを開発することはできません。できるのは「発見」だけです。そう思えば、この山と谷の流れのシステムに従って、自然に(あるがままに)生きて行くことだと思います。3.11以降、向かうべき方向はここに在るように感じます。

人生のベクトルを(右肩上がりに)持ち上げて行く。その角度を(少しずつ)付けて行く。それが、私たち一人ひとりのテーマだと思います。それはとても時間が掛かることです。目先の谷を回避する方が手っ取り早くて楽です。でもその補正は後にきっと、さらに大きな谷を出現させるかもしれません。ベクトルを持ち上げるのはとても大変な作業ですが、それでも1度上がれば、その角度は長く保たれ、(時間が経てば経つほど)高い到達点へ向かいます。実は私たちの会社の経営方針も、(波の補正では無く)この角度を「1度」上げることを大切にしています。目先の小手先テクニックではなく、常に根本的な部分を見つめて、時間を掛けて、角度を少しずつ上げて行く。それはとてもとても小さな変化で、ほとんど目には見えません。急成長にも成りません。それでも時間が経つにつれて、一度の角度の差が、いずれは大きな距離の差と成り、はっきりと目に見えるように成ります。木の「年輪」の様にゆっくりと育って行くのです。あらゆる物質が振動エネルギーと知ることで、このような経営方針にも生かすことが出来ます。自然界の摂理は、経営の在り様をも包み込んでいるのでしょう。

音楽も振動エネルギーです。単なる振動エネルギーなのに、人をワクワクさせます。感動させます。悲しくさせます。人間の細胞も元は振動エネルギーだから、きっとお互いが共鳴するのでしょう。自然の摂理とは不思議なものです。ベクトルの角度を1度上げるとは、この自然の摂理を学び、仕事や日々の生活で生かすことではないかと考えています。丸二の経営理念の第1番は、「自然との総和に徹し、自然の恩恵に感謝できる会社造りを目指す」です。これが私たちの最も重要なベクトルです。

※シューベルトの最後のピアノ・ソナタ

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シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番、第21番
マリア・ジョアン・ピリス

シューベルトが31歳で亡くなる数週間前に書いた、最後のピアノ・ソナタ第21番。その調べは、まるで冥界の入口に立つ人の心を映し出す「鏡」のように美しい・・・。今から185年前に書かれたこの曲が、21世紀の人々の心を揺さぶるのはなぜでしょうか。振動エネルギーは時空を超えて、生き続けるからではないでしょうか。私たちは「今」という「刹那」を懸命に生きることで、未来へ向けての無限の力を放射し続けていると思います。シューベルトも、あと少しの生命と感じながら、その時(今)を懸命に生きていたと思います。その振動エネルギーの全てが「曲」に記憶されたのでは・・・。「今」を懸命に。それが未来を造る。

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