MARUNIの社長ブログ

意識の修繕

2013年2月28日

エジプトで気球が爆発・墜落して(日本人を含む)多くの方々が亡くなりました。最近、何かのTVで(どこかの国の)幻想的な朝靄に浮かぶたくさんの気球群を見ましたが、その時「きれいだなあ」と思いつつも、「落ちないのかな。大丈夫かな。自分はきっと乗らないだろうな」と感じたことを思い出しました。今まで安全と信じていたことが、次々と覆される時代。戦争や原発だけでなく、最近では隕石の落下や(火災が発生した)加湿器、そして今回の気球。私たちの日常の安全神話は、(ここに来て)ひとつの大きな節目を迎えたのでしょう。もう一度、安心安全の点検と確認をしなければ成りません。

長い景気の低迷で、安心安全へのコストが削減され、あるいは人間の意識も散漫に成り、さらには自然界の猛威も加わって、私たちを取り巻く社会全体の中で、事故の発生確率は確実に上がっているはずです。これからは何をやるにしても、「もしも」を想定して、リスクに対する強い意識を持って、(そうならないように)準備をする必要があると思います。毎日のことで言えば、(例えば)車の運転ひとつでも、「横から人が飛び出してくるかもしれない」と意識して、スピードをコントロールする意識も大切だと思います。そのように意識すれば、そのようなことは案外起こらないような気もします。

けれども人間は、慣れと同時に、危険に対する意識が薄れてきます。何となく社会全体が大きなシステムとして(順調に)機能して、何事も(特に考えなくても)スムーズに物事が運ぶように成ってしまった結果、人間全体の意識がこの「慣れ」にどっぷり浸かってしまったような気がします。今、そのシステムの中の様々な箇所で、小さなシステム障害が起こり始めています。今はまだ「部分」の障害ですが、これがシステム「全体」を揺るがす根本的な障害にまで発展すると、人間の智慧では何ともしようが無くなります。そう成らないために、私たち一人ひとりが、(自分自身の日常の中で)小さな障害を見つけて、それを(自分自身で)修繕していくことが大切なのでしょう。

つまり、「意識の修繕」ですね。世の中(外側)を変えるのは大変ですが、自分自身の意識(内側)を変えるのは「いま」「ここで」「誰もが」「すぐに」、可能です。社会システムは、結局のところ人間の総意の意識によって構築(設計)されている訳ですから、やはりその根源は一人ひとりの問題だと思います。みんなが「意識の修繕」を始めたら、ものすごい力と成って、次の新社会システムへのリフォームが動き出すような気がします。

「意識の修繕」は、言い換えれば「心のリフォーム」ですね。話は違いますが、私たち丸二も、修繕工事やリフォーム工事に、一生懸命取り組んでいます。「大」を成すには「小」を大切すること。そのような考え方で、建物の完成後のメンテナンスも心から大事に対応しています。いつも感じるのは、私たちが建物の小さな修繕をする時、(多分きっと)同時に「心のリフォーム」も行われているのではないか、と言うことです。まったく科学的な話ではありませんが、でも確かにそう感じるのです。「小」を一生懸命やっていると、必ず「大」も続いて来る。丸二で言えば、新築工事、大型工事も増加して来ています。最近、アベノミクスで景気が回復中と言われていますが、そういうことにも関わらず、私たち一人ひとりが身近な「小」を大切にすることの方が、実は一番確かだと思います。時間は掛かりますが「確か」です。気球の落下事故を見て、あらためてそう感じました。


※AKB48

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初めてAKB48のCDを買ってしまいました。でもAKB48を聴きたくてではなく、付いているPV(プロモーションビデオ)が見たくてです。このブログで紹介していた「この空の花 長岡花火物語」の大林宣彦監督が、今回のAKB48の新曲のPVを監督したと聞き、恥ずかしいとは思いつつも、アマゾンで購入です。娘たちにも「信じられな~い」と冷たい目で見られましたが、負けてはいられません。CDは聴かずにDVDだけを観ましたが、このPVは明らかに大林映画で、完全に「この空の花」の続編(関連作品)です(約60分)。間違い無く、AKBファンは「つまらない」「意味が分からない」「何これ」とお怒りのことでしょう。でも私のような絶対に買わない層に買わせたのですから、秋元康さんの戦略は当たりかもしれません。PVのテーマは、戦争、地震、原発(福島)、祈り(長岡花火)、そして子どもたちの未来への夢。映画「この空の花」を観ていない人にはチンプンカンプンでしょう。でも私は楽しめました。歌もなかなか良かったです。いずれにしても、戦争を経験した世代の願いと祈りを、今の(何も知らない)若い世代に伝えて行くことは、絶対に必要なことです。そういう意味ではもうあまり時間はありません。どう思われようと、どんな形であろうと、このようなメッセージを(あらゆる人やチャンネルを使って)発信して行く「覚悟」と「勇気」に私は賛同します。

(余談)AKBのCDは、ジャケットのデザインが数種類あったり、付録(写真)の付いている・付いてないがあったり、一体どのように買って良いのかが分からず大変でした。だからファンは、「全部」買うのでしょうね。すごいビジネス戦略です。

最良の建築をプロデュースします。

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