interview お客様インタビュー

賃貸マンション経営に最適なルネスと心強いパートナー丸二

賃貸併用住宅
K邸(ルネス大井)
  • 工法 ルネス工法RC造
  • RC造6階建て店舗併用共同住宅(ルネス工法)
  • 東京都品川区 / 2005年4月竣工
  • 敷地面積 / 134.81㎡
  • 延床面積 / 627.85㎡
  • 自宅及び賃貸住宅

学校も夏休みに入り、暑い日が続いています。セミの声が一段と元気になった7月最後の土曜日に、大井町にある「K邸(ルネス大井)」を訪れました。
大井町は、JRや私鉄が乗り入れる利便の良い場所です。駅前はデパートやショッピングセンターが建ち並び、沢山の人で賑わっています。駅から数分離れると、公園や小さな喫茶店がある静かな佇まいに変わっていきます。昔ながらの商店が残る通り沿いに、「ルネス大井」は建っています。1階貸店舗、2~5階賃貸マンション、5~6階自宅、ルネスを取り入れた店舗・賃貸マンション併用の二世帯住宅です。
この日は、息子さん宅の眺めの良いリビングで、ご家族全員そろって取材に応じてくださいました。

ホームページがきっかけとなった丸二との出会い

先代から続くテーラーをこの場所で営んでいたお父様は、「昔は縁日も盛んだった賑やかな商店街でした。でも、近年は区画整理でビルが建ち、商店も激減してしまいました。」と懐かしそうにおっしゃいます。当時のご自宅も、区画整理による道路拡幅のため土地収用となりました。近隣でもビル建設が増え始めた頃、ある建設会社から賃貸マンションへの建替えを勧められます。「その会社の営業の方が2~3年間熱心に通われ、契約寸前まで話は進んでいました。」と当時を振り返るお父様です。
建替え前は大田区の賃貸マンションで暮らしていた息子さんは、不動産会社に勤務、建設に携わるお仕事をされています。ご実家での賃貸マンション経営事業が成り立つか、プロの目から収支を考慮します。「賃貸マンションへの建替えは、事業として成り立ってこそ実現します。最初は私達の自宅を併用する考えはありませんでした。でも、両親が土地を提供してくれたお蔭で、建物部分はローンで返済できる見込みも立ち、一緒に参加させてもらいました。」とおっしゃいます。
息子さんが情報収集する中で見つけたのが、丸二のホームページです。そこで紹介されていた賃貸マンション「ティラ(お宅訪問No.20)」に興味を持ち、完成見学会を訪れます。その時出会った丸二の営業部長の誠実な対応が気に入り、見積りを依頼します。「他社より安く適正な見積りで、早速会社を訪問しました。社長と専務が出迎えてくださり、会社の雰囲気も良かったですね。金額が張る建設ですから後々に問題があると困ります。まず自分の目で確かめたかった。」と当時を振り返ります。経営者の考え方を直に聞き、本社の様子を見て、丸二なら任せられると確信した息子さんは、その経過をお父様に話します。後日、家族全員で丸二本社を訪れ、施工現場を3ヶ所見学します。「社長の話を聞き、手堅い会社だと実感しました。専務には、人間的な安定を感じ、安心感を持ちました。それと会社が地味なところが気に入りました。私だったら、あんなに目立つ場所なら大きな看板を建てるけどね(笑)・・・地道に営んでいる印象を受けました。」と、長年ご自身でも商売を営んでこられたお父様の感想です。「3年に渡り通ってくれた建設会社さんには申し訳なかったが、そちらをお断りして丸二さんに建設をお願いすることにしました。」平成15年秋のことです。 しかし、大きな収納力、ハイサッシによる採光と風通しの良さ、配管の床下配置による容易なメンテナンスなど、ルネスを知れば知るほどその利点に魅力を感じます。「賃貸マンション経営の将来を考慮すると、他の物件と差別化が図れるルネスは有益でした。競合物件が増える中、高い入居率を保ち、古くなっても家賃の下落を防げると考えています。丸二さんに合理的なコストパフォーマンスを提示していただき、賃貸部分はもちろん自宅もルネスでお願いすることになりました。」と、計画は進行します。
設計を担当したのは、丸二の良きパートナーでもある原田設計です。区画整理による土地収用で細長くなってしまったKさんの土地、なるべく賃貸部分の面積を広くし、戸数を増やし、家賃収入が上がるプランを希望し、後は設計士にお任せします。「うなぎの寝床のような土地です。でも、地型を上手く生かした設計で、気に入りました。」とお父様。
「ルネスにたどり着くまで、丸二の営業部長は良く足を運んでくれました。設計打合せも、皆さん夜遅くまで頑張ってくださり、本当に感謝しています。」と息子さんの言葉です。そして、こんなお話をしてくださったのはお父様です。「店にあったシャンデリアは想い出深い物でしたが、新しい家には不要と考えて捨てました。今思えば、エントランス部分に使えたのでは・・・でも素人には想像つきませんでした。そんな所までプロの方がアドバイスくださればお客さんは喜ぶと思います。」

近所でも評判になったしっかりとした基礎工事

平成16年6月に工事着工となります。「丸二さんは、ボーリング調査を行い地下層まで調べました。その結果、地盤があまり強くないことが判明し、鉄筋コンクリート造の重厚な建物に耐えるよう、大掛かりな基礎工事となりました。」と息子さん。「周辺のビル建設現場も何ヶ所か見てきましたが、うちのようにしっかりした基礎工事は初めてです。近所の方も驚いていました。丸二さんへの信頼感がますます高まりました。」とお父様の言葉が続きます。地下40メートルまで掘り下げ、1メートル以上ある太い杭を8本打ち込み基礎を固めています。また、前面が交通量の多い道路に面し隣のビルとも密接しているため、工事自体が難しい土地だったのではないかともおっしゃいます。
工事期間中、近くに仮住まいされていたお父様は度々工事現場を訪れます。「工事のジャマにならないように朝早く来ました。よく話しをしたタイル職人さんや大工さんは熟練の年配の方でしたが、若い職人さんも多かったです。でも皆さん礼儀正しかったですよ。現場もキレイに片付いていました。」
ご近所からのクレームも、もちろん事故もなく、10ヶ月を経て「ルネス大井」は平成17年4月に竣工を迎えます。

入居者募集で実感したルネスの効果

竣工後間もなく完成見学会が開かれました。近隣の方も大勢お見えになりました。ルネスならではの全階で可能な床下収納、梁のない高い天井やハイサッシを見て、“こんなに良い工法があるのなら、うちもお願いすれば良かった。”とおっしゃったのは、やはり賃貸マンションを建設されたお母様のお友達でした。 そして、お隣のマンションにお住まいだった方は、見学に来てその場で入居を決めてくれました。「募集を始めてすぐ、全7戸の入居者が決まりました。同時期に建った近隣の賃貸マンションはいまだに空室があります。ルネスの有難さを実感しています。」と息子さんの感想です。「引越しの時にたくさんの荷物を持った方もお見受けしたが、大きな床下収納だから大丈夫なんですね。」と、お父様も満足のご様子です。配管が床下にあり、容易なメンテナンスが可能な点もオーナーとして安心できるとおっしゃいます。また、各賃貸フロアーは、エレベーターを挟んで1LDKと1DKに振り分けた設計で、隣室や上下の音を気にせず生活でき、入居者のストレスを解消する配慮がされています。
「家賃は相場より少し高めの設定だと思いますが、こちらの希望条件で決まり満足しています。」と息子さん。1階の店舗にはアパレルメーカーが入り、「ルネス大井」は事業としても好調なスタートとなりました。「賃貸マンションのオーナーになられる方に、まずルネスを薦めます。そして、ルネス=丸二ということで、丸二さんをお薦めします。」と息子さんの言葉を受けて、「その通りだね。ルネスにして良かった、丸二さんにお願いして正解でした。」とお父様にもお褒めの言葉をいただきました。

家族のつながりと独立性を両立した二世帯住宅

大通りと裏通りを跨ぐように建つ「ルネス大井」のエントランスは、静かな裏通りに面しています。自転車置き場も設置されたゆとりのあるスペースを入ると、お父様のプライベートルームがあります。「家族の間では、管理人室と呼んでいます。」と笑いながらおっしゃる息子さん。テーラー時代の仕事机や祖先の写真など想い出の残る品が置かれ、趣のある場所となっています。エレベーターで5階に上がると、ご両親の自宅になります。玄関を入ると、バリアフリーの浴室とトイレ、そして窓を多く設けた明るいフローリングのリビングダイニング、その奥に、和室が広がります。勿論、床下は深さ60㎝の全面収納になっています。「両親の自宅部分は、今までと比べ大分狭くなってしまいました。」と言う息子さんの言葉に対し、「贅沢を言ったら切りがありません。狭いは狭いなりに良いですよ。使い勝手も良いし、お掃除も楽です。」とおっしゃるお母様です。ご両親宅のリビングから階段を上がると、直接息子さん宅のダイニングに行くことができます。6人掛けの大きなダイニングテーブルが置かれ、大きな窓からは、大井の街並から富士山まで望む景色が楽しめます。ダイニングから南側につながるリビングは引戸で仕切り、開けると一体になる広いスペースが生まれる設計です。
「姑と嫁がお互い気を使わなくて良いので・・・」と笑いながら玄関に案内してくれた息子さん。6階専用のエレベータードアが開くと直接玄関となる設計です。二世帯それぞれ独立した玄関を設けた上で、中階段でもつながる造りには、二つの家族が良い距離で暮らせる配慮が感じられます。

6階玄関北側には、浴室、トイレ、和室寝室、小学生のお嬢さんお二人の子供部屋となっています。 南北に細長い構造上、光が入り難い場所にはトップライトを設けて明るさを確保しています。
「賃貸部分がまず念頭にあり、自宅は二の次でした。ルネスが90点後半の高得点なら、自宅部分は70点の合格点といったところでしょうか。 贅沢は屋上を設けたことかな・・・」とおっしゃる息子さんです。でも、お嬢さん達は、「ここが好き。広いから遊べるし楽しい。」とお友達とかくれんぼをしたり、 屋上で遊んだり、おじいちゃんとおばあちゃんの所へは毎日何度でも行けるしと、大満足の様子です。「以前のマンションと比べて、天井が高く、窓もたくさんあり、 風通しが良くて快適です。そして、片付けが苦手な私にとって大きな収納スペースは有難いです。子供達の作品なども増えて行きますし、大切な物が身近に置けるのは嬉しいです。」 とは奥様の感想です。驚くほど広い屋上では、お友達を招いて家族全員でバーベキューパーティを楽しんでいるとか・・・K邸は快適な暮らしを実現されていました。

最後に、先日起きた震度4の地震について話を伺ってみたところ、「先週の地震では、ここもかなり揺れたので心配していました。でも、昨日定期点検で来た丸二さんが、外壁からタイルまで細かく調べてくれました。結果は何処も問題がなく、安心しました。」とお父様。息子さんは「これからも面倒を見ていただきます。丸二さんの点検計画はしっかりしているので我々も期待しています。」とお話しくださいました。ユーモアと臨場感のあるお父様のお話にはついつい引き込まれてしまいました。ご家族皆さんの賑やかな笑い声がいつも聞こえてくるようなK邸で、気持ちも和らぐ楽しい取材となりました。