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市場の品格

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「市場の品格」という言葉が出来てきました。今日の日経の「大機小機」のタイトルです。今回のライブドア社の事件を見ても、いよいよ「品格」という物差しが出てきたという感があります。この記事の中でも、「非論理な品格という物差しで解釈することが何より必要」と言っています。藤原正彦氏の「国家の品格」に、「品格とは、卑怯を憎む心、惻隠の情」とありました。法の隙間を縫っていくことは、確かに(その時は)違法では無かったけど、「卑怯」だったのでしょう。強き者が弱き者を制圧していくことは、資本主義的には善でしたが、「惻隠の情」に反していたのでしょう。欧米式の論理的な損得主義と、日本の伝統的な「和の心」や「品格」との「押し相撲」が、今現実に目の前で起きている事だと思います。私(=丸二)はと言うと、ただ愚直に、親切に、「品格」を目指すのみです。それが、丸二の創業の精神であり、亡き祖父の意志であり、父(現会長)の正義であり、そして私たちのビジョンだからです。「品格」を求めることは、厳しく辛い面が伴います。だからこそ、この道を行こうと思います。