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別の視座

緊急事態宣言が再延長され、東京オリンピック・パラリンピックも開催の方向へ動いています。新型コロナウイルス自体は、初期のタイプは(ほぼ)収束して来ましたので、今後は感染力が強い変異型ウイルス次第に成ると思います。やはり大切なことは(あらためて)初心に帰って、私たち一人ひとりによる、日々の(小さな)コロナ対策の積み重ねと、可能な限り「三密(密閉・密集・密接)」を避けることが基本ではないでしょうか。あとは淡々と、気持ちを楽にしながら、ウイルスの霧散を待ちたいと思います。

厚生労働省は、先月26日に開いた専門家部会で、今月21日までにファイザーのワクチンの接種を受けた601万6200人余りのうち25歳から102歳の男女85人の死亡を確認したことを報告しました。その内、78%が65歳以上の高齢者で、ニュース番組の詳細報道によると、女性の方が多い様です。

今後は、様々な「正しい情報(=本当のこと)」を知る努力をして、自分自身の意思と行動を自己責任で決定して行く時代に成るのでしょう。「正しい情報」とは、この大いなる自然界の中にヒントがあると思います。私たち人間はもう一度、自然界の中に生かされている存在であることを思い出し、この自然との総和の中で、自らが自立していかなければ成りません。あともう少しの間、コロナ禍は続きそうですが、自然との触れ合いの時間も更に大切にしていきたいと思います。

ところで、長引くコロナ禍で、気分が優れない人が増えています。元気に、明るく、前向きになるために、「日本食」「タンパク質」「鉄分」等を摂り、適度な運動(筋トレ、ウォーキング、ストレッチ等)が良いとのことです。私も休日には、妻や愛犬(トイプードル)と一緒に井の頭公園をウォーキングしています。天気が良いと、木漏れ日の光がとても美しく、心身ともにリフレッシュします。

 

自宅時間の中では、昔の映画DVDが大活躍です。最近は、「十戒(1956年)」と「ベン・ハー(1959年)」という長編2作品を鑑賞しました。「十戒」はモーゼの物語、「ベン・ハー」はキリストの物語です。また共に、疫病の物語でもあります。現代のコロナ禍を生きる私たちにとって、(過去の大難を生き抜いた)祖先たちによる数々の奇跡は、大いなる雛形と成り、私たちの魂を震わせ、同時に勇気も与えてくれます。現在のコロナ禍を、別の(遥か彼方の)視座から見つめることで、これからの人類や地球を「思う」ことができました。

私がこの2作品を長く愛する理由は、もう1つあります。それは音楽(オリジナル・サウンド・トラック)が素晴らしいからです。「十戒」の作曲はエルマー・バーンスタイン。「ベン・ハー」の作曲はミクロス・ローザ。LP時代からサントラ盤を持って、長く、愛聴してきました。昔の映画音楽のスコアは、もう既にクラシック音楽ですね。まだまだ好きな映画や音楽がたくさんありますので、引き続き、自宅時間を楽しんで行きたいと思います。