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スヌーピーのカード

2021年が開け、一カ月が経ちました。未だ新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、日本も緊急事態宣言が発令されています。一方、アメリカでは(年明けから)ワシントンD.C.にて、大きな出来事が発生していますが、その影響が徐々に諸外国の政治情勢にも波及している模様です。今年は世界の未来と日本の未来を決める重要な一年に成るのかも知れません。大切なことは(日々の報道の中から)本当に正しい情報を見極め、客観的にその動きを(静かに)見つめ続けることだと思います。その結果、今起きていることの本質が見出せるはずです。想像するに・・その動きとは、「世界維新」であり、「人心改革」ではないかと感じます。
要するに、見た目の厳しさとは「真逆」の世界が既に始まっていて、世の中は(実は)「良い方向へ向かっている」のではないだろうか。そのような明るい「問い」が、日々、頭に中に思い浮かぶのです。悪く成っていると見せかけて、実は良く成っている。ある種の「塞翁が馬」の時代です。新型コロナウイルスも(いつかは)必ず終わることを、多くの人は忘れている様に感じます。むしろ、コロナウイルスが霧散した後の為の「計画と準備」の時間が、刻一刻と過ぎ去っているとさえ言えます。仮にあと半年で終息するとしたら、「あと半年しかない」のです。そう考えてみると、「今(=コロナ禍)」という有限の時間は、人類の明るい未来(今後のビジネス、生き方、生活習慣、意識改革)の為の千載一遇のチャンスではないだろうか。なぜなら、コロナ禍は必ず(いつかは)終わるからです。
話はガラッと変わりますが・・・子どもの頃、スヌーピーが好きでした。スヌーピーはとても生意気なビーグル犬なのですが、時々哲学的なことを言います。それらは「スヌーピーの名言」としてよく知られていますが、特に私が好きな名言は・・・≪配られたカードで勝負するのさ。それがどういう意味であれ≫というものです。これは、「今、ここで、与えられた環境(配られたカード)で勝負するしかないんだよ。あれが無いからとか、これが無いからとか言ったって、結局何も始まらないじゃないか」という意味だと思います。
今私たちは、確かに地球規模の危機的状況の真っ只中に在ります。けれども私たち丸二は(だからこそ)みんなで思考をフル回転させて、様々な新しいチャレンジを開始しています。コロナ後の世界は、更に自然災害は増加するでしょう。頑丈な建物でなければ、ありとあらゆる種類の自然災害から、生命と財産を守ることが出来なく成る時代です。だから私たち丸二は、より多くの人々が「安全な建物」に住むことのできる地域社会を一刻も早く造りたい。そのような建物を建てたいが(直したいが)コスト的に断念する人を一人でも減らしたい。この社会的使命を前にして、今、私たちは一歩一歩、前進を始めています。確かに「配られたカード」しか手元には無いけれど・・・でも、だからこそ楽しく、面白いのです。
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※映画「スヌーピーの大冒険」(1972年)
小さい子どもの頃、吉祥寺の小さな映画館で見て(感動して)泣いてしまった記憶があります。アメリカの漫画家、チャールズ・M・シュルツ氏の生んだ「スヌーピー」は、もちろん普通の子ども向けの漫画(アニメ)でしたが、内容的には結構辛辣で、風刺も効いており、子どもには少し難しかったように思います。スヌーピーも、ただ可愛らしいワンちゃんというよりも、けっこう生意気な性格で、先に紹介したような名言を(偉そうに)言います。でも大人に成ってからは、その名言の方に深く興味を感じています。映画自体は、最近のアニメーション映画の完成度には到底太刀打ちできないものですが、古き良き時代のアメリカを感じられて、今でも大好きな映画です。