2007.12.28
2008年、私たちの時代
今日は、2007年の納会です。会社は明日から年末年始のお休みをいただき、新年は1月7日(月)からの仕事始めとなります。この間、しっかりと英気を養い、また次の1年に楽しく臨んで行きたいと思います。今年一年、誠にありがとうございました。
さて来年の2008年は、「地球環境」の問題がさらにクローズアップされてくると思います。二酸化炭素やメタンガス等の問題は、もう避けて通れなくなるでしょう。この流れは、あらゆる分野に対して、かなりの圧力として改革を迫ってくるはずです。特に住宅・建築業界には強烈な勢いでやって来るでしょう。
しかしながら私たちは、このような時代になることを想定して、10数年をかけて、様々な準備をしてきました。その結果、これからの時代の要請に応えられる、下記のような「智慧と技術」を身につけることが出来たのです。
・省エネルギーを実現するための、「外断熱工法」。
・スクラップ&ビルドを食い止める100年建築、「ルネス工法」。
・地震や火災から身を守る、「パワー・コンクリート工法」。
・エコロジカルな生活を実現する、「自然素材」。
・街並みや住環境を美しくする、「風水デザイン」。
・予防医学の英知を設計に組み込む、「建築医学」。
・地磁気とマイナスイオンで健康的な住環境をつくる、「ICAS」。
・意識の高い人々をつなぐコミュニティ、「コーポラティブハウス」。
今までは、「そこまでする必要があるのだろうか・・・」と思われてきたものばかりです。しかしながら、これからは、「絶対的に必要不可欠な智慧と技術」に変わってくるはずです。まるでコインの裏と表が一瞬で変わるかのように・・・。この流れが始まるのが、2008年です。
建設業界が真に改革すべきものは、脱談合や耐震偽装のみならず、このような「智慧と技術」です。ここに目を向けるべきです。「良心」に基づいた「智慧と技術」こそ、人生の中で最も高額な商品である建築が持つべき「核」です。今までの建設業界は、そこを「軽視」していました。そして私たちは、そこを「重視」してきました。
新しい年を迎えるにあたり、これからきっと世の中のお役に立てるという期待感が、ワクワクと湧いてきます。お客様と共に豊かさを受け取っていく、またその豊かさを社会のために役立てる・・・この善循環を始めようと思います。
みなさま、来年もよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
2007.12.26
地球環境と経営について
今年も、あとわずかになりました。どうやら、ここ数年よりも寒い冬になりそうで、昔の正月を思い出します。子どもの頃は、雪が当然のようにたくさん降り、雪だるまを作り、雪合戦をして遊びました。手が雪の冷たさで痛くなっても、寒さなんか全く気にしませんでした。
今は、雪が降ると現場のことを気にしてしまい、出来るだけ降らないように祈ったりします。大人になるというのは、こういうことなのかもしれません。まさに、経済優先の考え方や生き方が、体に染み付いてしまったようです。きっと、このような(小さな)考え方の習慣が、世界の集合意識となり、地球環境を破壊してしまっているのでしょう・・・。
ブラジルに、ジュセリーノ氏という予知夢を見る人がいます。この人は、予知夢を見た際、トラブルや事故に遭う(であろう)人に宛てて、配達証明付きの手紙を送り、未然に巻き込まれないようにアドバイスをしています。しかしながら、ほとんどの人は信用せずに、結局その通りの出来事に遭ってしまっています。「9・11」や「サリン事件」もそうでした・・・。
このジュセリーノ氏が以前より予知していたのは、アル・ゴア氏のノーベル賞受賞です。これが今年になって実現しました。・・・と言うことは、その他の予知も当たるのかもしれない・・・と感じます。
ジュセリーノ氏が最も憂慮しているのは、地球環境の問題です。これから数年間に、地震や水害等の大規模な天災が世界的に多く発生するようです。その場所や日時も特定しています。もちろん、外れることもあるでしょう(そうなって欲しいです)。でも、現実的な状況を見ると、可能性は高いと思います。二酸化炭素とメタンガスを削減することが急務のようです。また、今後は「水不足」という問題も起きてくるようです。とにかく、少しでも早めに対応していく必要があります。
まずは、とにかく、意識を変えることから始めようと思います。自然との調和を優先していくこと。環境を無視するビジネスや行動を取らないこと。または、そのような人たちの考え方に与(くみ)しないこと。丸二が取り組んでいる「100年建築」と「美と健康」が、まさに環境蘇生の考え方であることを、もっと広く社会に伝えること・・・。
地球という「場」を整えないと、そこに住む全ての生命体(動植物、人間)の健康、成長、幸福は有り得ません。これが建築医学の基本的な考え方です。私たちにとって、最小の空間である「住」と最大の空間である「地球」の両方の「場」を自然に、美しく、キレイに整えることが、今世紀の最大の課題ではないでしょうか。そのような中で、極めて微力ではありますが、私たち「丸二」の役割が、確かに存在しているように思います。
「丸二」とは、「○が二つ」。住環境を「○」にする、そして地球環境も「○」にする。そこに、「(新しい時代の)経済」と「健康」と「幸福」を見出していく。そのような役割を担っていく過程の中で、きっと私たち自身の人生の流れも「さらに良い方向に」変わってくるでしょう。
様々な予知や警告は怖い感じもしますが、考え様によっては、地球的なミッションに皆で関われる訳ですから、ワクワクしてきます。これで世界がひとつになるかもしれない、そんな期待感すらも生まれてきます。地球環境と建設業の接点をしっかりと見極めながら、マクロな視点で自然と調和した経営を継続して行きたいと思います。
2007.12.19
心の豊かさ
先週の土曜日に、会社の家族会でディズニーシーに行った時のこと。集合時間の3時間前に車で出たのに、首都高と葛西IC出口が大渋滞。もう間に合わないかと思い、インターチェンジを降りて一番近いディズニーランドの駐車場に入れてから歩こうと思って、その駐車場の入り口に来ました。
すると、係りの方が、「ディズニーシーは、この駐車場に止めてしまうとかなり遠いので、ディズニーシーの近くのR7という駐車場にお入りください。まだ空いてますから大丈夫ですよ」と言って、地図を渡してくれて、笑顔で丁寧に(かつスピーディーに)教えてくれました。
そして、何やら「赤いカード」をフロントガラスのところのワイパーに挟んでくれました。つまり、このカードは、「ディズニーシーのお客様ですよ」という目印なのでしょう。「ありがとう」と言って、そのまま車を走らせると、途中に立っている係りの方々が、赤いカードを見て、即座に駐車場の出口まで誘導してくれて、その後のR7の駐車場の入り口の係りの人が、カードを取り外すまでの間、まったく道を聞く必要も無く、スムーズに目的地に着きました。
ディズニーランドには、このように渋滞に巻き込まれて、あせって来場する人も多いはず。そのような人の心理状態を考えれば「なるほど」と思うような気遣いです。「赤いカード」を挟むというアイデアは、とてもシンプルですが、真剣に考えないとなかなか思いつかないでしょう。ディズニーランドのサービスの良さについては、いろいろと見聞きしていますが、このように実際に体験してみるととても勉強になります。
さて、丸二も負けてはいません。最近、お客様から届いたアンケート葉書に、「担当の小林(三沙子)さんに、解らないこと何でも相談が出来ます」「尾形様のお人柄と手際に良さに感動しています」「電話を受けてくださった方、大山さん、工事をしてくださった工事屋さん、やさしい心づかいで、お願いしたその日に(ウォシュレットを)取り替えて下さいました」・・・等のありがたいメッセージをいただきました。お客様、本当にありがとうございます。
「相手の身になって、真剣に考えれば、自ずと答えは出てくる」・・・これからもさらに精進して、お客様と共に、心の豊かさを創造して行きたいと思います。
2007.12.07
地鎮祭と炭の力
先日、地元の吉祥寺にて地鎮祭を行いました。お施主様は、私の中学時代の同級生で、そういう意味でも、さらに喜びの多い日となりました。天気も快晴で、地元の武蔵野八幡宮の宮司様による厳粛な土地のお清めも終わり、いよいよ着工の運びとなります。時間をかけて完成した設計図を、真心を込めて形にしていくのが私たちの仕事。胸が高まります!
今回の建築は、本格木造2階建住宅で、「ICAS」というシステムを組み込みます。「ICAS」のすごさは、①土地に「炭素を入れた特殊な金属製カプセル」を埋め、敷地内の地電流の流れを良くし、地磁気を安定させる②埋めたカプセルと「室内の壁面に塗装された特殊炭素塗料」とを銅線で結び、室内のプラスイオンを壁面に引き付け、室内をマイナスイオン優位の状態にする・・・という2点です。
土地の地磁気を整えることと、室内空気環境をマイナスイオン化することは、住む人の健康を守るために、真っ先に取り組むべき課題です。これからお住まいをお建てになる人は、まずここを押えるべきだと思います。また、「ICAS」のシステムを支えているのは、「炭」ですので、とても安心です。人が一番長い時間を過ごす寝室を、森の中で森林浴をしているようなエコ環境にしてみませんか。
2007.12.04
誠実な現場
先週、現場巡回に行った時の写真です。各現場とも、寒さの中でしたが、しっかりと施工管理に当たっていました。本当に、ありがとう。最近の現場の状況を見て気づくのは、場内の整理整頓に対する意識がさらに高まってきたことです。整理整頓されたキレイな現場であれば、当然、職人さんたちの動きもスムーズになり、また場が視覚的に整っているので、細部に対する神経も行き届きます。気持ち良く、いい仕事が出来ます。逆に汚くてゴチャゴチャしていると、精神的にもイライラしてきますし、落ち着いて仕事が出来ません。このように、ちょっとした心理状態の変化で、人間の作業精度は大きく影響を受けるわけです。
「キレイな現場」とは、言い換えれば、「誠実な現場」であり、品質面、安全面、工程面においてすべてプラスとなります。結果的に「完璧な引渡」への大きな力になります。この視点をしっかりと大事にしていくことが、施工管理の基礎ですし、今後もさらなる努力をして行きたいと思います。