社長ブログ

本物建築の時代に

今回の「耐震偽造問題」で、マンション業界に起きうる変化が3つあると思います。
1)「賃貸派が増える」・・・すでに完成された分譲マンションを購入するリスクが、人生を左右するほどの大きなものであることに消費者が気づきました。よって、今後は「良質な賃貸マンション」の時代が始まると思います。つまり欧米型になるということ。
2)「コーポラティブハウスに注目が集まる」・・・所有権のマンションという形態では、設計の段階から参画し、設計図・構造図・施工過程のすべてを監視することができる「コーポラティブハウス」に注目が集まるようになる。これは、共同で戸建て住宅を建てることと同じなので、意匠設計者、構造設計者、建設会社と打ち合わせをしながら造り上げていくことができます。
3)「よい構造、真の耐震とは何かを考えるようになる」・・・国の基準に合った構造にするのは当たり前のことで、今回の問題は論外ですが、これを機に社会が建物の構造の大切さに気づいたと思います。現在、様々な耐震・免震対策が出ていますが、その根本は「強い鉄筋コンクリート構造体を造る」ということしかありません。これを疎かにしていて、真の耐震はあり得ません。・・・・以上の3つの変化に対して、私たちは、すでに長い時間をかけて取り組み、確かな成果を上げています。「本物建築の時代」が、このようにして始まるとは想定していませんでしたが、私たちの出番が来たと思います。尚、当社施工物件の構造に関しては、すでに先週からデーターの再確認を継続していますが、問題は見当たらない状況です。また今後の確認体制の強化も打ち出し、社内の仕組化にも着手しています。「良心」の経営、地道ですが、これからも進めていきます。