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ニーベルングの指環

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耐震偽装問題が発生し、同じ建設業界の一員としてスッキリしない日々ですが、ここは気分を変えて、久しぶりにクラシック音楽について書いてみようと思います。写真のCDは、クナッパーツブッシュ指揮:バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団によるワーグナー「ニーベルングの指環」です。もう数週間前に買っていたのですが、なかなか聞くことが出来ない状態です。と言うのも、このCDは全部で13枚。全曲聞くと、約15時間以上という長大なオペラです(実際の上演では、4夜かかります。第1夜「ワルキューレ」が有名ですね)。この作品のCDは、他に別の指揮者の盤も持っていますが、最近はまったく聞いていませんでした。なにしろ異常に長いですし、ちょっと飽き気味でしたので。ところが今回のCDは、指揮者が好きなクナッパーツブッシュですし、正規盤ということもあり、思い切って買ってみたのです。録音は1956年ですので、約50年前。バイロイト音楽祭のライブ録音です。当然モノラル。しかしながら、まだほんの一部しか聞いていませんが、とにかく「違う」という実感です。何がどう違うのか説明できませんが、「これは、こういう曲だったのか」と思うくらいです。今まで「ニーベルングの指環」は、自分にとってあまり高い位置にいなかったのですが、これで見方が変わりました。同じ曲なのに、「似て非なるもの」・・・やはり、あるんですね。本物とそうでない物が明らかになる時代が来ました。日々、いろいろな気づきがあります。