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「謹賀新年2006」と「真の改革」

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謹賀新年、ありがとうございます。平成18年(2006年)を、このように明るく迎えられましたことを、あらためて心より御礼申し上げます。私は、今年は自宅でゆっくりと新年を迎えました。いつもは人で賑わう吉祥寺の街も、元旦だけは静寂の中にあり、「特別な一日」であることを肌で感じます。今年はいったいどのような年になるでしょう。でも結局は、自分自身の意識と行動が決めること。気楽に楽しく前向きに行こうと思います。さて、年末に読んだ「週刊ダイヤモンド」の中に、作家の高村薫氏のインタヴュー記事がありました。高村薫氏は「マークスの山」「李歐」「リヴィエラを撃て」「レディ・ジョーカー」等で有名で、私も大好きな作家の一人です。最新刊では「新リア王」が出ていますが、これは現在読んでいる最中です(上下巻あるので、なかなか終わりそうもありませんが・・・)。この記事の中で、氏は現在の世情や政治、文化等について述べているのですが、その中で「改革は壊すものではなく、計画を立てて変えていくこと」と言っています。改革とは過去を振り返って修正していくこと・・・「ぶっ壊す」という言葉には嘘がある・・・積み上がった問題はそう簡単にチャラにはできない・・・地に足を着けていくことが絶対に必要・・・などなど。私も共感するところがあります。改革とは、とても静かで目立たない性質のものだと認識しています。また非常に時間と手間が掛かるものであるとも思います。一般的に言う「改革」とは、「改革」をして来なかったが故の産物ではないでしょうか。企業においても、改革とは常に静かに計画的に進行しています。「ふと振り返ると、変わっていた」・・・そういう地に足の着いた真の改革を日々継続していきたい。この年明けにあたり、そういう決心を持つ事が出来ました。必ず良い年にいたします。ありがとうございます。