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「国家の品格」(藤原正彦著)

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ベストセラーなので、ぜひ読むように薦められた一冊。その読後感・・・正直、心が震える感動を覚えました。今までの曇り空が一転して晴れ渡ったような爽快さと、人間の深い部分での確かな気づきを得られたように思います。「物事は結局、論理的には説明し切れない」「美しい情緒と形が最も大切」「卑怯を憎むこと、武士道精神を取り戻せ」「教養を持ち、大局観と総合判断力を持て」などなど。最終的には「美の存在」「美しい考え方、情緒」がすべての根本である・・・。そして、日本こそが、これらを統合した高貴な精神と文化を有している。だから、日本はこれからも、他国とはまったく違う「異常な国」であり続けること。私は、心底納得できました。先日の年次計画発表会で「美しい」という言葉が多数出てきたことも、何か通じるものがあると感じます。「美しい考え」、「感謝の心」、「ありがとうございます」・・・これらも、日本の中にある「高貴な情緒力」だと思います。日本に生まれたことに感謝します。そして、それに相応しい「品格ある経営」に、一歩でも近づいていこうと思います。