2006.06.16
シンドラー事故、低い磁場
シンドラー社のエレベータ事故が発生し、ビル・マンションの設備・管理への不安感が突然出てきました。つくづく思うのは、建物も人間同様に、生まれた後の成長・管理が重要です。つまり、住む人にとって「いつまでも健康・安全・幸福を実現する建築」として生み出されないと、多くの難しい問題に直面すると思います。「本物建築」とは何か・・・この認識こそが非常に大切な時代になってきました。
また、少し視点は変わりますが、現在の地球の磁場が非常に弱まって来ているということを、最近よく聞きます。磁場は磁力であり、測定器で図ることの出来る数値です。500ミリガウスから600ミリガウスが人間にとってベストな数値らしいのですが、今はそれをかなり下回っています。磁場が低いと、人間の脳や体への影響はもちろん、様々な電気系統への影響もあるはずです(磁力の変化ですので)。
そうすると、弱くて不安定な制御コンピュータ等が、突然おかしくなるようなこともあり得るのではないか・・・。今回の事故を見ていて、社会全体への警鐘が鳴ったという気がします。人間の心と体が安定する「場」づくりを考え、実践することに全力を注ごうと思います。