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風水考 2

風水的に(あるいは医学的に)、住宅の中の風呂を最も理想的な場に近づけるとしたら、こうなるそうです。・・・壁と浴槽はヒノキづくり、またぎ高が無く、風呂の湯面と床が同じ高さ・・・。脳と体が一番リラックスする風呂をつくるには、このような設計がベストのようです。しかしながら実際は予算や構造の問題でなかなかうまく行きません。特に通常のマンションの場合は、構造上の問題で、またぎ高を無くすことは不可能です。ところが、ここでルネス(逆梁)工法の登場です。ルネスでは、床下に深さ60cmの空間があり、浴槽を床下に埋め込む(下げる)ことが出来ます。よって、またぎ高の無い、湯面と床が同じ高さのヒノキ風呂がまったく問題なく実現可能となります。このように、住む人の脳と体の健康を考えていく上で、ルネス工法の役割が大きいことが分かってきました。上下階の音の防止、収納力で財運力、バリアフリー&段差空間、メンテナンス力、脳を圧迫する梁がゼロ、ハイサッシュによる換気力と採光力、快適なバスルーム・・・「建築医学」の知識が社会に浸透していくと、ルネス工法の標準構造化へと流れが加速するはずです。これからの風水は、いわゆる「占い」の世界ではなく、人間の脳と体に科学的に影響を与える医療の一部として進化するでしょう。