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地球環境と経営について

今年も、あとわずかになりました。どうやら、ここ数年よりも寒い冬になりそうで、昔の正月を思い出します。子どもの頃は、雪が当然のようにたくさん降り、雪だるまを作り、雪合戦をして遊びました。手が雪の冷たさで痛くなっても、寒さなんか全く気にしませんでした。
今は、雪が降ると現場のことを気にしてしまい、出来るだけ降らないように祈ったりします。大人になるというのは、こういうことなのかもしれません。まさに、経済優先の考え方や生き方が、体に染み付いてしまったようです。きっと、このような(小さな)考え方の習慣が、世界の集合意識となり、地球環境を破壊してしまっているのでしょう・・・。
ブラジルに、ジュセリーノ氏という予知夢を見る人がいます。この人は、予知夢を見た際、トラブルや事故に遭う(であろう)人に宛てて、配達証明付きの手紙を送り、未然に巻き込まれないようにアドバイスをしています。しかしながら、ほとんどの人は信用せずに、結局その通りの出来事に遭ってしまっています。「9・11」や「サリン事件」もそうでした・・・。
このジュセリーノ氏が以前より予知していたのは、アル・ゴア氏のノーベル賞受賞です。これが今年になって実現しました。・・・と言うことは、その他の予知も当たるのかもしれない・・・と感じます。
ジュセリーノ氏が最も憂慮しているのは、地球環境の問題です。これから数年間に、地震や水害等の大規模な天災が世界的に多く発生するようです。その場所や日時も特定しています。もちろん、外れることもあるでしょう(そうなって欲しいです)。でも、現実的な状況を見ると、可能性は高いと思います。二酸化炭素とメタンガスを削減することが急務のようです。また、今後は「水不足」という問題も起きてくるようです。とにかく、少しでも早めに対応していく必要があります。
まずは、とにかく、意識を変えることから始めようと思います。自然との調和を優先していくこと。環境を無視するビジネスや行動を取らないこと。または、そのような人たちの考え方に与(くみ)しないこと。丸二が取り組んでいる「100年建築」と「美と健康」が、まさに環境蘇生の考え方であることを、もっと広く社会に伝えること・・・。
地球という「場」を整えないと、そこに住む全ての生命体(動植物、人間)の健康、成長、幸福は有り得ません。これが建築医学の基本的な考え方です。私たちにとって、最小の空間である「住」と最大の空間である「地球」の両方の「場」を自然に、美しく、キレイに整えることが、今世紀の最大の課題ではないでしょうか。そのような中で、極めて微力ではありますが、私たち「丸二」の役割が、確かに存在しているように思います。
「丸二」とは、「○が二つ」。住環境を「○」にする、そして地球環境も「○」にする。そこに、「(新しい時代の)経済」と「健康」と「幸福」を見出していく。そのような役割を担っていく過程の中で、きっと私たち自身の人生の流れも「さらに良い方向に」変わってくるでしょう。
様々な予知や警告は怖い感じもしますが、考え様によっては、地球的なミッションに皆で関われる訳ですから、ワクワクしてきます。これで世界がひとつになるかもしれない、そんな期待感すらも生まれてきます。地球環境と建設業の接点をしっかりと見極めながら、マクロな視点で自然と調和した経営を継続して行きたいと思います。