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災害と建設業者

本当に大変な被害になってしまっている四川大地震とミャンマーのサイクロンですが、日本もいつ何時、このような大きな地震や台風に見舞われるか分かりません。TVで災害復旧活動の様子を見ても、本当に大変で、手も足も出ない状況が続いているようです。四川大地震の場合は、日本政府もすぐに救援の申し入れを行い、一度は断られたようでしたが、その後中国政府が初の外国の人的支援として受け入れを発表し、いま現地で活動中です。中国とは色々な問題が未解決なままですが、このような有事の時に力を合わせることができ、日本の対応も良かったと思います。今後、より多くの救援隊が行くことが出来れば、より貢献することができるでしょう。このように日本と言う国には、ちょっと大げさかもしれませんが、「愛」という概念があると感じます。それはどのような時代になっても、ふと目覚める。きっと、遺伝子の中にしっかりと刻まれているのでしょう。
さて、災害復旧活動の状態を見ていて思うのは、もし日本でこのような大災害が起きた場合、倒壊した家屋に穴を開けて人を救出したり、ふさがれている道路を人や車が通れるように復旧するのに、自衛隊や救援隊や消防隊だけでは、なかなか手が回らないだろうと言うことです。かと言って、ボランティアを待つわけにも行かない。とすると、結局頼れるのは地元の建設業者ではないかと思うのです。地域の住宅やマンションや道路を作っている建設関係の人たちが、手元にある工具や資材を重機を使って、地の利を活かして、少しでも早く対応していくことで、いくつかの生命を救えるかもしれない。また、その街や地域の復興のためにも、一番力になってくれる存在でもあります。これから災害が増えていく時代、建設業者の役割と必要性は、ますます高まっていくでしょう。だから私たちも、より深い愛を持って、地域に根ざしていきたいと思います。