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皆既日食

今日は、46年ぶりの「皆既日食」ということで、何となく朝から空模様が気になっていましたが、東京はあいにくの曇り。まあ、見られないだろうなぁと思いつつ、ちょうどその時間に外を歩いていると、地元の氏神様(武蔵野八幡宮)の前を通りかかったので、「こういう特別の日だから、お参りでもしてみようか」と思い、日頃初詣や地鎮祭でお世話になっている武蔵野八幡宮様(大黒天様を奉っています)に手を合わせました。
その後ふと上空を見たら、曇り空がすこし薄らいだところにちょうどクッキリ太陽があって、なんと、ちゃんとキレイに部分日食になっていたのです。雲のおかげで肉眼でハッキリ見ることができ、あわてて携帯で写真もとったのですが、タイミングが遅れ、もう雲の中に消えかけてしまいました(下の写真)。
日食 2009.7.22 武蔵野八幡宮にて
それくらい一瞬のことだったのでしょう。「運がいいぞ!」と思いました。時計を見ると、11:16でしたので、フルに部分日食になる11:12(東京)を少し経過した頃だったわけですね。そうすると、太陽が月に隠れて一番暗い時を経て、いよいよ明るい方向へ向かい始めた瞬間だったのではと思います。そういうタイミングを目にすることができたのは、何か嬉しいですね。
「空を見る」ということを忘れがちな昨今ですが、今日は日本全国の多くの人たちが空を見たのではないかと思います。視線が下へ向くと、心も暗く、後ろ向きになりますが、視線が上に向くと、心も明るく、前向きになります。いろいろな意味で時代の大きな転換期の最中ですが、人々の目線が上に向いたという意味において、きっとこれから新しい未来を創る人たちにとっての価値ある日になったのではと感じます。
逆に、過去から抜け出せない人たちにとっては、本格的な厳しい状況の始まりだと思います。だから、この天体ショーをひとつの大きなきっかけとして、みんなが新しい未来への希望を持って、視線を上げて、前向きな第一歩を踏み出せればいいなと思いました。ちゃんとお天道様もお月様も見ていて下さる。そんな安心感を抱きました。
さて、昨日の衆議院の解散を受けて、いよいよ総選挙です。政治が変われば全て良くなるわけでは無いですが、でも、できたらより良い方向へ変わってもらいたいものです。麻生首相が「行き過ぎた市場原理主義からは決別する」とハッキリ言いましたが、この言葉が意味する「小泉-竹中政治からの脱却」という一点については、民主党はもちろん、自民党も、そして大方の民意も、ほぼ同じ思いではないかと思います。
あとは、それぞれの政党の今までのあり方、そしてこれからへの期待をどう評価するかだと思います。ただ、国の現状に対して、国民に見える部分がまだまだ本当に少ない。だから、次の政権には、今の日本の現状をすべてオープンにしてもらい、その上で大規模なクリーニングをしてもらいたいと思います。ビジョンや細かい政策は、その後からでもいいと思います。まずは住まいをクリーニングしましょう。そうすれば運気も上がるし、自然と方向性も見えてきます。雲の隙間から太陽が顔を出すように・・・。