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自然な姿

毎週FAXで送られて来る藤原直哉氏の「ワールドレポート」を愛読していますが、新年1月5日号を読むと、あらためて、これからは本当に農業・林業の時代だと認識できます。
「林業も政権の混乱にかかわりなくこれを再度復興しようという動きが全国に広がりつつあり、森林整備に新しい仕事が生まれつつある」「無から有を生むのが植物にしろ魚にしろ木にしろ第一次産業というもの」「多様な生物が棲むことができる田んぼや里山のような場所をとにかく復活させて、それを維持すること」「再生はまず場を作ること、場ができればそこから一斉に多様な花が咲き始める」・・・丸二としては、農商工連携事業(加子母森林組合様との連携)を通じて、さらに林業再生に力を入れていくことです。
木の年輪を見て、本当に摩訶不思議に思うのは、全くの「無」から「有」が生まれているという事実、しかも「少しずつ、少しずつ・・・」。このような大自然の営みに対して、真摯な姿勢で向き合いながら仕事をさせていただくことが21世紀の王道のような気がします。また「場」を作ることも大切とのこと。細かいことは心配せず、とにかく場を作ってしまうこと。本当にそうだと思います。
昨日の「年次計画発表会」では、会社の今年の方針を、社員全員で共有いたしました。その中のひとつの大きなテーマとして「もっと好かれる会社になる」ということがあります。好かれるためには、商品の良さ、技術、社員の人間性、会社の信用、価格、サービス、対応、マナー等の様々なものの総合力が必要です。
私たちは、それらが常に自然に向上するような場づくりを、時間を掛けて行ってきました。後は、「意志の力」。お客様にもっと喜んでいただくために、もっと「ニコニコ」していただくために、もっと好かれる会社になるために、強い意志を持ってこれからも建築に当たってまいります。それはきっと、最も自然なビジネスの姿だと思います。