2011.06.27
加子母森林ツアーと龍神様
この土日の二日間、恒例の「第7回:加子母森林ツアー」に行って来ました。今回の参加者は19名で、いつものように和気あいあいとした時間を過すことができました。一番心配だったのが天候でしたが、このツアーは、今まで(台風の予報が出ていても)不思議と雨にあったことがなく、きっと今回も大丈夫だろうと思ってました。
ところが、中津川インターチェンジを降り、加子母に近づくにつれて、空が急に暗くなり、真っ黒い雨雲が空を覆い始め、とうとう猛烈な雨が降り始めました。もしこのまま雨が強く降り続けると、森林ツアーの目玉の「ヒノキの伐採」も見られませんので大変です。でも、実は心の中では「予定通り。大丈夫」と思ってました。
と言うのも、加子母に入る直前に、空に大きな「龍神様」が現れたからです(もちろん、雲の形がそう見えただけですが)。龍神は「最強運」を意味しますので、今回のツアー参加者&関係者は、全員きっと良い運気をいただけたのではないかと思います。これは超ラッキー!ですね。でも実は、龍神様は「雨」でお出迎えすると言われています。ですので、これはきっと雨が降るなと思いました。案の定、加子母に入ると激しい大雨となりました。
ところが加子母のモクモクセンターに着いて、その後プレカット工場へ着くころには、風が出てきて、雲が消え、快晴となり、後は全く雨と合うことは有りませんでした。夜中にまた数回の豪雨と雷がありましたが、翌朝にはパッと晴れました。龍神様は、雨(=浄化)で出迎えて、その後は天気にしてくださると言われています。今回は二日間、まさに「予定通り」、龍神様に見護っていただいたのだと感じました(ありがとうございます)。
でも、なぜ、龍神様のお出迎えをいただけたのか・・・。それはきっと、私たち(加子母森林組合さんと丸二)の取り組みが、森を大切にして、森を優先させて、森を護ることに繋がると、見ていただいているからではないでしょうか。今の利益を追求するのではなく、森(=大自然)と人々の暮らしを護るための、本当に小さな一歩としての本事業を、森や山たちが応援してくれているような気がしました。その道のりは、確かに相当長くなると思いますが、「大丈夫。うまく行くから、続けなさい」というメッセージではないかと・・・。私たちは、常に自然界への感謝と謙虚の心を忘れずに、ただただ続けていこうと思います。
さて、今回のツアーでは、2つの初登場がありました。一つは、カエルさんです。加子母森林組合の内木組合長様が、朝、山で見つけたカエルさんを(みんなに見せるために)捕まえておいてくれたのです。とても大きなカエルさんで、みんなもビックリ。でも、五歳の勇敢な少年は、平気で触ってました。さすがですね。その後、カエルさんは山へピョンピョンと帰っていきました。
そしてもう一つは、水です。小さな美しい渓流を流れる加子母の水を、(内木さんがご用意していただいた)ペットボトルで取り、みんなで飲みました。とても優しくて、まろやかで、冷たくて、本当に美味しかったです(生き返りましたね!)。加子母ヒノキの強度が強く、色も美しいピンクで、なおかつ伊勢神宮の御用材となる理由は、もしかしたら、この加子母の豊富な水資源にあるのかもしれません。この大自然の恩寵は、本当に護って行かなければならないと感じました。
本ツアーは、今後もいろいろな方々(建築をお考えの方、木や山や自然が好きな方、環境にご関心のある方、ちょっと自然の空気を吸いに行きたい方、美味しいものを食べたい方、ヒノキの香りが好きな方、伊勢神宮が好きな方、設計士の方、下呂温泉に行きたい方、身近な社員のご家族や友人知人の方・・・)のご参加をお待ちしています。その中で、少しでも山のこと、木のことを知っていただければ幸いです。今回のご参加の皆様、誠にありがとうございました。