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創立63周年と「丸二品質」への道

2週間程前の10月8日は丸二の創立記念日で、おかげさまで今年で満63周年と成りました。これもひとえに全てのお客様、地域の皆様、関係各位の皆様のおかげと心から感謝の思いでいっぱいです。小さい会社ながらも、様々な新しい取り組みに挑戦し続けている日々ですが、会社の成長と共に社員さん一人ひとりの人間的な成長もとても嬉しく感じています。
今、社内では「丸二品質」という合言葉の下で、技術・現場・仕事のあらゆる品質基準を高めて行く運動を行っていますが、その「丸二品質」の2つの視点が「心」と「技」です。「技」とは文字通り、技術であり、具体的な建築に関わる品質を高めて行くことです。けれどもその「技」と共に重要なのが、私たち一人ひとりの「心」「人柄」「人間性」ではないかと考えております。その1つの現れとして、(実は)私たちは多くの素晴らしいアスリート達から学んでいることがあります。
テレビでオリンピックやプロ野球等の中継を見ながら、いつも目が行ってしまうのは、日本の素晴らしい選手ほど自分自身のプレーするフィールド(グランド)への「礼」を行っている姿です。これは日本人固有の礼節や武士道の所作の1つであり、(もっと言えば)森羅万象への感謝という日本神道的な精神が隠されている様に思います。もちろん、実際に礼をする選手もいれば、心中で言葉を発している選手もいることでしょう。要は、自分自身が働く場(=聖地)に礼が出来ないようでは、本物のトップクラスには成れないということです。そのようにして丸二も、現場監督が現場への礼を行える建設会社に成って行こうと決意したのです。
礼の旧字体は「禮」というとても素晴らしい字で、神様(示)への豊かなお供え物の意味だそうです。まさに「天に生かされている」という深い感謝の念そのものです。このような天(お天道さま)に対する日々の感謝の意識こそが、(きっと)その人を最高のステージへと引き上げてくれるのでしょう。そして、聖地での最高のパフォーマンス(仕事、品質)を実現させてくれるのでしょう。丸二にとってのフィールド(グランド)はまさに現場です。私たちの現場への「禮」の意識が高まることで、最高の品質が実現できる・・・そう信じ、私たちの心の根幹に「禮」を置いて行きたいと思います。
同時に今、私たち丸二の現場では、「標語看板」を掲げています。これは、私たちが社内で使用している(ある種の)「合言葉」をそのままプリントした看板なのですが、例えば、「日々、1mmの前進」「良い縁、良い建築」「縁を結び、縁を繋ぐ」「正直、素直、謙虚」「現場は心の映し鏡」「迷ったら良心に問う」等があります。この標語(合言葉)を各現場にて(あえて)標榜することで、その現場で働く人々の意識に向けて、良い影響を与えて行けるのではないかと考えております。
もし丸二の現場を見掛けましたら、ぜひ「標語看板」を見つけてください。そこに書かれている言葉を胸に置いて、みんなで一生懸命がんばっております。この「標語看板」のバリエーションはこれからどんどん増えて行きますが、その言葉に恥じない仕事を行って参りたいと思います。こうして今後も丸二の道を歩んで行きますので、何卒よろしくお願いいたします。ありがとうございます。