社長ブログ

戦争が無くなったら・・・

本日、鳩山内閣が誕生し、日本もいよいよ事実上の「二大政党制」の時代に入りました。今後の適度な政権交代は、癒着やしがらみを絶つ上でも、お互いが緊張感を持ち合う上でも、情報公開という点においても、とても有効な仕組みではないかと思います。民主党は公約を果たして実績を上げ、自民党はニューパワーを生み出し次に備える。このように、お互いが切磋琢磨しながら、この国の難局を乗り越える道筋を示してくれることを心から期待しています。
また、私たち一人ひとりも、どのようにしたらもっと世の中が良くなるのかを、(考えるだけでもいいから)思案していくべきではないかと思います。例えば、もし、いま地球上からすべての戦争(軍備)が無くなれば、各国の軍事費は当然ゼロになり、仮にそのお金を世界中のすべての人々に均等に配分できたとしたら、きっと世界中の人々は一気に豊かになり、安全で平和な生活を得ることができるはずです。
そんなことは全く持って不可能だ・・・確かに、そう言われることは判っています。でも、そういう世の中になったらいいなぁという希望だけは持っていたいのです。もしかしたら、それが数年後、数十年後、数百年後に実現するかもしれません。私たちの子どもや孫の時代に間に合えばいいけど。地球上の人々の多くは、本当によく働いて、がんばって生きて、日々何かしらの富を生み出しているはずです。それなのに、その富の総和がどこかに消えている・・・。何となくそう感じませんか。
もちろん、お金だけですべての問題を解決することはできませんが、愛を根底とした具体的な実践として、経済的な部分の格差の調整を行うことは、いま起きているあらゆる問題の根本的な解決になると思います。例えば・・・飢餓、貧困、環境破壊、治安、戦争・・・。すべて、経済的な問題が根底にあります。
もし戦争が無くなったら・・・戦争への不安が無くなったら・・・武器や軍隊が不要になったら・・・、ほとんどの大きな問題は終わります。でも実際には、そうなると逆に困る人達もいるわけで・・・。だから難しいし、時間が掛かる。でも私たち一人ひとりが、そういう意識だけでも持って行けば、必ず少しずつ良い方向へ向かっていくと思います、イチローが小さなヒットを積み重ねた結果、大偉業を成し遂げたように・・・。
※思考と感情を調整するクラシック「ワルターのモーツァルト」
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今まで、モーツァルトの交響曲をいろいろ聴いてきた結果、結局(確か高校生か大学生の頃)一番最初に聴いた演奏(その時はレコードでした)が一番いいことに気が付きました。何と言う無駄・・・。否、そういう回り道をしたからこそ、本質に気がついたのだ(と、勝手に自己弁護をしています)。3枚ともワルター指揮コロンビア交響楽団のステレオ演奏です。交響曲第35番、36番、38番、39番、40番、41番。
ステレオとは言え、録音は1960年前後ですから、今から約50年も前。それでも美しい音で、ゆったりとしたモーツァルトの、温かく叙情に満ちた調べが木霊します。最近流行の古楽器によるセカセカ、キビキビした演奏とはまったく正反対ですが、日々のストレスや、頭の中のモヤモヤ、ネガティブな感情を爽やかに開放してくれます。思考と感情の調整にはもってこいで、お勧めです。

心を育む家

真夏の選挙が終わり、もうすぐ秋がやってきます。とうとう、政権交代になりました。これから、いろいろなものが変わっていくのでしょう。国民が変化を望んだ結果、国も変化していく。そのような大きな流れの中で、私たち一人ひとりの生活も、当然のことながら変化していくと思います。ただ、必ずしも自分自身にとって都合のいい変化ばかりではないでしょうから、やはり緊張感が走ります。国全体とすれば、よりオープンで公平な社会になるよう、心から期待いたします。
さて、国の未来を創るのは、いつでも子どもたちですが、その子どもたちの「心を育む」という捉え方を、様々な分野において、盛り込んでいくことが必要ではないかと思います。教育の現場、テレビ番組、携帯サイト等・・・いろいろな分野においてです。そして、もちろん建築でも。
かつての日本は、家も大きく、木造で、本物の木と共に暮らす毎日がありました。学校も木造校舎でした。そのような環境の中で、子どもたちは走りまわり、木の匂いや肌触りを体で感じながら、日々を過ごしていたのだろうと思います。テレビも今ほど見なかったでしょうし、携帯もありません。学校か、校庭か、空き地か、秘密基地か、家の中で、兄弟や友達と、走って、転んで、怪我して、遊んでいたわけです。私が子どもの頃も、まだそのような時代の名残は、充分にありました。
住宅はその後、高度成長の流れに乗って、木造が減り、外国産の木を輸入し、天然木から集成材に変わり、壁紙や塗り壁がビニール・クロスになり、床が合板に変わり、家は接着剤の匂いが立ち込める化学商品へと変わりました。安く!!早く!!・・・ですね。でも、そのような動きはもう続かず、再び環境、健康、エコ指向へと時代の流れは戻り始めました。だから、天然木の住まいへの強い志向がやってきたと思います。
特に、子どもたちにとって、家は「基地」であり、成長の場であり、心のふるさとです。柱にキズを付けたり、釘を打てない家なんて面白くない。そういう毎日の小さな冒険体験が、子どもの情緒を育むのではないでしょうか。その成長の履歴を刻むことができる家・・・これがいいんだと思います。今のような、化学物質中心の環境の中で、作られた生活をするよりも、(せめて家の中だけでも)味わいと風合いと情緒のある自然な環境で過ごしたい。本物の木の匂いや肌触りを知らずに過ごすことは、きっと子どもたちが大きくなった時に必要な、本物を見極める感性すら奪っているのかもしれません。
このようにして、家をつくるということの中にも、子どもの未来を考えることはできると思います。そして私たちは今、「加子母ヒノキ」に、そのような思いを込めようとしています。「加子母」には「母と子」の文字があります。家とは、子どもたちの健やかな成長を見守る、大いなる母の愛で満たせるべきものです。だから、国をよい方向へ導くためにも、住まい環境は大切だと思うのです。私たちは、地球上のすべての子どもたちが、心健やかに成長できる住環境を考え、その中から、できることをコツコツやって行きたいと思います。

良いきっかけに

衆議院選挙が公示されました。今回は「政権選択選挙」として、日本の未来を決める非常に重要な選挙になるのでしょう。各党からいろいろなマニフェストが出ていますが、先ずは社会の複雑な仕組みや慣習を一度クリーニングして、全部公開し、不公平を無くし、誰もが元気になれる、シンプルな仕組みに入れ替えることに全力を挙げてほしいと思います。そこからきっと、大きなお金も浮いてくるのでしょう。
その中で、全国の農業、林業、観光の再生を誘導し、環境と経済が一体として繁栄する日本の未来が見えてきたらいいなと。今、確かに国家の財政は大変厳しい状況だと思いますが、みんなが元気になれば、必ず復活できると思います。だから、みんなが元気になるために、先ず不公平を無くすこと。そのためのクリーニングをして欲しいと思います。
ただ、これはとても時間が掛かることです。「崩壊」はあっと言う間ですが、「建設」には大変な時間が掛かる。だから・・・総選挙の結果がどうであれ、みんなが元気になって、焦らずに、慌てずに、希望を持って前に進んで行く・・・そういう流れが出てきたことは、間違いないと思います。
さて、丸二が取り組んでいる「加子母森林組合」との連携も、国産の木をもっと使おうという運動のひとつです。食糧自給率を上げて、国産木材の使用率も上げていく。日本には素晴らしい大地と森があり、そこから収穫される食材や天然の木は、日本に暮らす人々の体質に最も合うものです。
今後、社会の仕組みが変わり、流通コストが下がるようになれば、この流れはさらに加速するでしょう。日本人に合う食べ物や天然木を安価で手に入れることができれば、私たちの健康や生活のしやすさに大きく貢献します。と同時に、さらに国土は肥沃になり、森も再生され、豊かな自然と安心な暮らしが見えてくると思います。
また、この経済不況を背景に、建設コストが下がってきていることを一つのチャンスとして、このタイミングで賃貸マンションあるいは賃貸併用住宅(賃貸+自宅)を建てる、または(安くなった)土地を取得して賃貸経営をされるお客様が増えてきています。世の中が厳しい時は、なかなか動くきっかけを掴めないものですが、逆に今をチャンスとして捉えれば、ローコストで良い建物を造ることができます。
丸二でも、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、木造等のあらゆる工事に対応して、お客様のご予算に応じた様々な対応をしていますので、家の建て替えや土地活用・賃貸経営、あるいは増改築、軽微なリフォーム等、何でもご相談ください。今が良いきっかけになると思います。

日経に記事

8月11日(火)の日本経済新聞・東京版に、丸二が農商工連携事業として取り組んでいる「加子母ヒノキ間伐材で住宅づくり」の記事が掲載されました。昨年来から、岐阜の加子母森林組合様とコツコツ進めてきた事業ですが、最近になって多くの人たちや関係者の方々からの問い合わせが増えてきたところです。「森を守ること」と「産地直送の国産天然ヒノキの家を、安価で提供すること」、この2つを両立させるところに、今までに無い新たな付加価値が生まれようとしていると感じます。
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日本の国土のほとんどは山であり、森です。森は間伐を行うことによって、太陽の光を浴び、生きています。つまり、適度な量の木材を消費していくことによって、森は守られているのです。岐阜の加子母のヒノキは、伊勢神宮の御用材として有名で、日本古来の由緒ある天然木です。この素晴らしいヒノキを多くの人が利用することで、森は守られます。
私たちは、加子母ヒノキを産地直送で東京に運び、お客様の住まいづくりやリフォームにお役立てさせようとしています。それは、住む人の健康と森を守ることの両方を実現したいからです。そのような理念があってはじめて、本事業は実現していくものと考えます。10月より、東京から加子母への「森林バスツアー」をスタートいたしますので、「林業」「天然木の家」「木装リフォーム」「環境保全」「健康」「森林体験」「子育て」等に関心のある方は、ぜひお申し込みください。

良い変化をつくる

今年も蒸し暑い夏になりました。日中、外を歩くのも大変ですが、一番困るのは熱帯夜ですね。暑くて寝苦しい夜が続くと、寝不足となり、体調が壊しますし、精神的にもイライラしていきます。かと言って、一晩中エアコンを付けて寝るのも嫌ですし・・・。子どもの頃は、確かに暑い夏でしたが、今のようにジメジメしていなかったですし、夜は窓を開ければ涼しかった。家も木造で、風も通り、ヒンヤリして気持ち良かったような記憶があります。最近の住宅の高気密基準と地球環境の変動の影響もあるのでしょう。
建築の技術としての改善策は、できるだけ風の通るような設計をする、建物に庇(ひさし)を設けた設計をする、天然木・自然素材を多く使う、鉄筋コンクリートの場合は外断熱にする・・・等々の方法があります。また、今回の自宅リフォームで取り入れた「ヘルスコート」を壁の下地に塗るのも良策です。「ヘルスコート」とは、木炭を液状化した塗料で、室内の壁や天井に塗ることにより、家を湿気や化学物質からブロック。有害な化学物質やガスや悪臭を吸着し、空気を浄化、電磁波も吸収します。
実際に寝る前にエアコンで部屋を冷やしておけば、寝る時に切っても、朝まで暑さを感じず熟睡できていますので、効果があるように感じます。もちろん炭ですから、結露やカビを防止し、家の中を清潔で快適な状態に保ちます。最近、炭はいろいろな健康関連の商品に応用されていますが、特に家の中で活用することで、大きな効果が得られるものと思います。この「ヘルスコート」は、当然のことながら「真っ黒」なので、壁に塗ると下の写真のような状況になります。この黒い下地の上にクロスを貼ったり、塗り壁(ダイアトーマス等)を塗ります。
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さて、話はガラッと変わりますが、裁判員制度がスタートしました。選ばれた方々は、本当に心身ともに大変な仕事をされたのではないかと思います。このような形で、今後司法の場に一般市民の声が直接反映させることによって、これから裁判のあり様は大きく変化していくのでしょう。ただ、どうしても気になるのは、「心身ともに」の中の「心」の部分です。
裁判員に選ばれると、否応無しにその事件と関わり合いを持つことになります。その判決が正しかったかどうかについても、ずっと心のどこかに残っていくでしょう。また、その事件の概要を知るために、様々な資料や写真を目にします。それは普通の生活を営んでいる大半の人々の精神にとって、大きな影響・ショックを与えかねない中身であることは、容易に想像できます。それに耐えられるかどうか・・・。そのようなことから一般市民を保護するために、今までのような裁判の形があったのでは・・・。司法のプロフェッショナルが、一般市民の方々と、もし責任をシェアしているとしたら、本当に心身ともに大変な仕事だと感じます。
このように、社会制度も建築の世界も、大なり小なり、いろいろな変化が起きていますが、丸二はこれからも、世のため人のためになるような技術・サービスを提供していこうと思います。

森を守る

これからの日本にとって非常に重要なことは、「森を守ること」「食糧自給率を上げること」「子どもが心身ともに健康に育つこと」の3つではないかと考えます。日本の最高の資源は、「森林」を中心とした美しい自然だと思いますし、今後「観光立国」になるためにも、いつまでも森が美しくなければなりません。また、今後の経済的な見通しや地球環境の現状を考えると、食糧の(国内での)自給自足が必要になってくると思います。仮にどんな時代になっても、新鮮な食物さえ産地直送で調達できれば、何とかなります。むしろ健康的な食生活に変わるのかも知れませんね。そして・・・これからの未来を築く子どもたちが元気で、健康で、精神的にも健全に育ち、大人になってから社会に貢献できる人物になって欲しい。もし、これらが実現できれば、日本は大丈夫じゃないかなぁと感じます。
今、政権交代が起こるか起こらないかと言う、日本の憲政史上、非常に重要な局面にありますが、もし日本以外の国だったら、今まで数十年にわたって政権を握っていた側と、これから政権を取ろうとする側の戦いは熾烈と化し、各地でデモや暴動が多発しても不思議ではありません。そういう意味において、今の日本は凄いと思います。このような極めて大きい局面の中でも、きちんと「選挙」というルールに従って(もちろん、マスコミや世論を使った巧みな誘導作戦が横行していますが・・・)、粛々と物事が「無血」で進んでいくという見事な国民性。逆に大人しすぎるのかもしれませんが、武力で政権を取り合う国には住みたくないですよね。これは、現在の全世界の人々の切なる願いではないでしょうか。
このように、日本は本当に優れた国だと思います。ただ問題は、自信を失っていること。もっと自分たちの国の素晴らしさを知って、それらをもっと伸ばす努力をしていけばいいと思います。国が抱えた多額な債務にしても、隠さずに全てを公開して、責任を取るべき人はきちんと責任を取って、今までのやり方・しがらみを勇気を振り絞って捨て、みんなで裸一貫からやり直せばいい。そうすれば、きっとこの難局は乗り越えられるはず。日本人一人ひとりの人柄と知性があれば、大丈夫です。そう信じます。
私たち丸二は、このような素晴らしい日本という国の中で、生かされているという喜びと感謝を日々感じながら、これから日本が再生するためにできることを始めようとしています。そのひとつとして、経済産業省と農林水産省が双方の強みを活かしながら、異分野連携による地域活性化施策として始動した「農商工連携事業」のために、「複層林を育てる産地直送『総ひのき木造住宅』販売システム開発」を提案申請させていただき、このたび、おかげさまで認定を受けることができました!!
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岐阜の加子母(かしも)の森林には、伊勢神宮の御用材として有名な由緒ある「ひのき」がたくさん眠っています。しかしながら、国産木材の需要の低下のため、切り出すことができません。森は適時、間伐を行いながら、森の中に光を入れていかなければ、木は育たないのです。今のように木材の需要が無いと、間伐ができず、森に光が入らず、森が死んで行く・・・。だから外材に頼らず、日本の素晴らしい天然木を使うことは、日本の森を守ること、環境保護に繋がります。
丸二は、加子母森林組合と連携して、森を守る事業を始めていきます。東京武蔵野地域の方々と一緒に加子母に行き、森林体験を行いながら、森を守ることの意味を学習し、実際に目にして触った「ひのき」で、自分たちの家を建てたり、リフォームをしたりします。環境保護に貢献しながら、健康で自然な住環境を安価で(産地直送なので流通コストや様々な経費が減少します)取得することが可能になってきたのです。
特に私たちが大切にしたいのが、子どもたちの心の教育です。本物の森を見て、本物の木を知って、本物の木を触って生活をする。ここに「本物」や「自然」との出会いが生まれます。このような体験や日々の環境は、きっと子どもたちの情操教育に良い影響を与えるでしょう。石油でつくられた新建材だけの住環境に暮らすより、きっと健康的で心豊かな人間性が育まれると思います。
また、この取り組みが進行していく過程の中で、加子母で農業もできればいいなと考えています。小さな畑で、自分たちや仲間たちが食べていけるくらいの収穫からまず始めようと。そんなことも、楽しい目的の一つです。素晴らしい日本をより素晴らしくするために、「森を守ること」「食糧自給率を上げること」「子どもが心身ともに健康に育つこと」が大切と最初に書きましたが、丸二も事業として挑戦していこうと思います。今後、加子母へのバスツアーも企画していきますので、ご興味のある方はご連絡をください。一緒に、新しい挑戦を始めていきましょう。日本のために、森のために、家族のために、自分のために・・・。

皆既日食

今日は、46年ぶりの「皆既日食」ということで、何となく朝から空模様が気になっていましたが、東京はあいにくの曇り。まあ、見られないだろうなぁと思いつつ、ちょうどその時間に外を歩いていると、地元の氏神様(武蔵野八幡宮)の前を通りかかったので、「こういう特別の日だから、お参りでもしてみようか」と思い、日頃初詣や地鎮祭でお世話になっている武蔵野八幡宮様(大黒天様を奉っています)に手を合わせました。
その後ふと上空を見たら、曇り空がすこし薄らいだところにちょうどクッキリ太陽があって、なんと、ちゃんとキレイに部分日食になっていたのです。雲のおかげで肉眼でハッキリ見ることができ、あわてて携帯で写真もとったのですが、タイミングが遅れ、もう雲の中に消えかけてしまいました(下の写真)。
日食 2009.7.22 武蔵野八幡宮にて
それくらい一瞬のことだったのでしょう。「運がいいぞ!」と思いました。時計を見ると、11:16でしたので、フルに部分日食になる11:12(東京)を少し経過した頃だったわけですね。そうすると、太陽が月に隠れて一番暗い時を経て、いよいよ明るい方向へ向かい始めた瞬間だったのではと思います。そういうタイミングを目にすることができたのは、何か嬉しいですね。
「空を見る」ということを忘れがちな昨今ですが、今日は日本全国の多くの人たちが空を見たのではないかと思います。視線が下へ向くと、心も暗く、後ろ向きになりますが、視線が上に向くと、心も明るく、前向きになります。いろいろな意味で時代の大きな転換期の最中ですが、人々の目線が上に向いたという意味において、きっとこれから新しい未来を創る人たちにとっての価値ある日になったのではと感じます。
逆に、過去から抜け出せない人たちにとっては、本格的な厳しい状況の始まりだと思います。だから、この天体ショーをひとつの大きなきっかけとして、みんなが新しい未来への希望を持って、視線を上げて、前向きな第一歩を踏み出せればいいなと思いました。ちゃんとお天道様もお月様も見ていて下さる。そんな安心感を抱きました。
さて、昨日の衆議院の解散を受けて、いよいよ総選挙です。政治が変われば全て良くなるわけでは無いですが、でも、できたらより良い方向へ変わってもらいたいものです。麻生首相が「行き過ぎた市場原理主義からは決別する」とハッキリ言いましたが、この言葉が意味する「小泉-竹中政治からの脱却」という一点については、民主党はもちろん、自民党も、そして大方の民意も、ほぼ同じ思いではないかと思います。
あとは、それぞれの政党の今までのあり方、そしてこれからへの期待をどう評価するかだと思います。ただ、国の現状に対して、国民に見える部分がまだまだ本当に少ない。だから、次の政権には、今の日本の現状をすべてオープンにしてもらい、その上で大規模なクリーニングをしてもらいたいと思います。ビジョンや細かい政策は、その後からでもいいと思います。まずは住まいをクリーニングしましょう。そうすれば運気も上がるし、自然と方向性も見えてきます。雲の隙間から太陽が顔を出すように・・・。

ダイアトーマス

いま自宅の内装をリフォームしています。今回のメインは壁と天井。そこで、一般的なクロス貼りでは無く、塗り壁にしてみました。なぜならば・・・とても画期的な健康塗り壁「ダイアトーマス」が開発されたからです。
この新しい健康塗り壁「ダイアトーマス」には、ダイアトーマス・ケルザイム(アメリカネバタ州の一部の地域でしか採れない貴重なもので、主にカルシュウムとミネラルが含まれた、他には無い優れた化石)が含まれています。初期より、日本の基準に合うよう静岡大学農学部の協力によってホルムアルデヒド及び、VOC等の放散試験が行われましたが、その結果、ホルムアルデヒドは審査の厳しい大臣認定を取得し、最も安全な健康塗り壁材である事が証明されました。
この「ダイアトーマス」を実際に自宅で塗ってみた感想ですが、まずは大変美しい。色は75色もあり、通常の塗り壁材の白やベージュ系のみに比べると、大変な進化です。自宅では思い切ってオレンジ、イエロー、チョコレートブラウン、ストロベリーピンク等の色を使ってみましたが、全てとてもキレイで爽快です。また、調湿効果も高く、この暑さでもジメジメ感が無くなりました。
また、さらに素晴らしいのが匂いです。今まではキッチンの生ゴミ等の生活臭に悩まされていましたが、壁と天井に「ダイアトーマス」を塗っただけで、これが著しく改善。「ダイアトーマス」は匂いを吸着するだけでなく分解までするので、いつまでも空気はきれいですし、しかも永久にこの効果は持続します。一般の塗り壁と違って、後日「粉状」になって落ちてくる心配も無いですし、曲がりにも強いので、かなり実用的です。
今回は、「ダイアトーマス」に惚れ込んでいる左官屋の社長さんに塗っていただきましたが、私や家族も試しに挑戦。意外と楽に塗ることが出来ました。これからは家族みんなで壁を塗るというイベントも楽しいのではと思います。
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(見事な腕前で塗る左官屋の田中社長。プロの左官屋さんのお勧めだから、これは本物です)
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(ヘタですが、一生懸命塗っている私)
さて、このように、まるでリゾートにいるかのように美しく、触り心地がよく、見た目に本物感(高級感)のある室内環境をつくることは、普通のクロスでは到底不可能です。しかもレベルの高い健康性能です。これからは、住まいの内装をリフォームする際には、一番大きな面積をもつ壁と天井にどのような素材を使うかがとても重要になってくると思います。今後も、「ダイアトーマス」を含めて、その他の素晴らしい商品等について、ご紹介していきます。

クリーニング

一昨日は七夕で満月、夜空にとても美しく幻想的な月が浮かんでいました。満月の日を手帳に書く習慣が付いてから、少なくとも28日に1度は、ゆっくり夜空を見上げるようになりましたが、今回の満月は格別に明るく感じられました。「乱世だからこそチャンスだ!今こそ、輝きを!」。日々の現実や目先のことばかり追いかけていると、真の自分自身を見失います。だからこそ、月を見る。月を見て、「感謝」する。そこには、太陽からのパワー・エネルギーとは対極の、ヒーリング・エネルギーがあります。次の満月は8月6日です。
さて、年6回発行している「ありがとう通信」の7月号の挨拶文の原稿を書きましたので、先にブログでご紹介します。
(挨拶文:始まり)
ありがとうございます。今年も梅雨から真夏へと、季節が移り変わりました。7月22日には、46年ぶりの「皆既日食」が見られるということで、この自然界のリズムの不思議さに、あらためて畏敬の念を感じます。今年もまた・・・暑くなりそうですね。さて丸二の近況報告ですが、最近はおかげさまで、リフォーム、増改築、メンテナンス工事のご依頼が急激に増えてきました。これはきっと、景気の先行きが不透明なこともあり、家の新築や購入などをせず、今のお住まいに手を加えて長く使おうという方々が多くなってきたからだと思います。実はこのことは、エコロジーと言う視点から見ても、とても良いことで、できるだけモノを大切にして長持ちさせようとする今の社会的な潮流に乗っています。そう考えた時、(だからこそ)家を新築したり購入したりする時は、本当に長持ちする建物なのか、メンテナンスが容易なのか、いつまでも快適なのか、年を重ねるたびに味わいが出てくるのか・・・そういう見方が重要になってきます。例えば、鉄筋コンクリート造の場合、約20年で配管設備が老朽化するわけですが、その配管設備を容易に交換できる構造になっていないと、壊さなくてはなりません。また、断熱の方法によっては、結露が著しく発生してしまい、壁クロスの張り替えの際に、下地ボードの交換まで必要になるケースもあります。床材が合板であれば、表面が磨り減ってとても汚くなりますが、天然無垢材であれば、少し削ればいつまでも本物のままで美しい。つまり・・・リフォームや増改築の時代が始まったことによって、(逆に)新築の建物のレベル自体を上げていかなければならない時代になったのです。ここが重要なポイントです。これからは、定期的にリフォームをしながら、長く、快適に、深い味わいと共に住む時代。風水的に見ても、リフォームによって住まいの環境がクリーニングされ、運気も上がります。このようにして、うまくリフォームを生活設計や人生計画に取り込むことが大切になってきました。さて、いま丸二で特にお勧めしているのは、部屋の嫌な匂いを浄化する「ダイアトーマス」という健康塗り壁材と、伊勢神宮の御用材として有名な「加子母(岐阜県)ヒノキ」です。両方とも、お客様から大好評をいただいています。ぜひ、お試しください。ありがとうございます。
(挨拶文:終わり)
月を見ることも、家のリフォームをすることも、実は一緒です。つまり、クリーニングです。以前、このブログに書きました「ホ・オポノポノ」は、「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」の4つの言葉を唱えることで、自分自身の意識をクリーニングするノウハウです。28日ごとに、満月を見ることも、定期的に家の中をキレイにしたり、レイアウトを変えることも、すべて自分自身の内側と外側をクリーニングすることに繋がります。
だから、こういう閉塞感に満ちた時代だからこそお勧めしたいのは、住まいやオフィスのプチ・リフォームです。ほんのちょっとでもいい・・・、例えばひとつの部屋の壁紙一枚を変えてみる、ドアを一枚取り替えてみる、水まわりをプロの人にクリーニングしてもらう・・・何でもいいから、やってみることです。たったそれだけで、本当にビックリするほどの意識の変化が起きます。ぜひ、いろいろと試してみてください。

小さなことの積み重ね

昨日の静岡県知事選挙で自民党が敗けましたが、振り返ってみて、今のような厳しい状況に一体どの辺から陥ってしまったのだろうと、考えてみました。私の記憶から言うと・・・小渕さんが亡くなって、森さんが首相になった頃からかなという気がします。その後、小泉さん、安倍さん、福田さん、麻生さんと流れて来ましたが、その間、時間を掛けて、少しずつ・・・、少しずつ・・・、信頼が損なわれてきたという気がします。これだけ大きな力を持った存在でも、この「少しずつ」の蓄積によって、今のような厳しい状況を招いてしまうのですから、本当に私たちも気を付けていかなければいけないと、自戒する次第です。
吉祥寺にある有名な大型専門店で、たまに買い物をするのですが、毎回イライラさせられます。とにかくレジを待つのが長い。お客様がいっぱいで、レジの人も総出で一生懸命対応しているのなら、全然気にならないのですが、お客様の列が長いのにもかかわらず、レジ係りはいつも少ない。また今は、先ずお客様を一列に並ばせて、順番に空いたレジに誘導するシステムの方が普通なのに、ここではそんなことはしない。今まで通り、お客様を個々のレジに並ばせて、そのレジが進むか進まないかはお客様の運次第。隣のレジがどんどん進んで、イライラしているお客様がいても、全く気にならない。ヘタをすると10分くらい待たされる。
最近、開店直後の空いている時間に入ったら、お客様も少ないが、レジ係はさらに少なかった(だから、やっぱり待つ)。ここまでやれば、逆に感心です。でも・・・コスト削減もいいけれど、過ぎたるは及ばざるが如し。サービス業ということを忘れて欲しくないです。だから、いつも精算を済ませると「もうここへは来ない」と思う。でも、また忘れて来てしまうのですが・・・。
つまり、このように、本当に小さなことですが、積もり積もると、結果として大きな事態を招くということがあります。結局のところ、相手(国民やお客様)をどれだけ尊重するかだと思います。逆に言うと、仮に本当に小さなことでも、(馬鹿にせずに)愚直にやり続けていけば、(もちろん即効性は無いけど)いずれは大きな信用につながる可能性があるということです。これはビジネスでも政治でも人間関係でも同じこと。だから、これからも、小さなことを大切にして、小さな改善を続けていこうと思いました。
これからは「ナノ」の時代。より小さなものを扱う時代。大きなことをするためには、小さなことに関心を持たなければならない。現実的な時代の流れを見ながら、またひとつ原理原則を理解することが出来ました。感謝です。