

2007.04.16
2007.04.16
先週の金曜日~土曜日は、毎年恒例の「社員一泊研修(箱根研修)」を開催しました。この研修は、日常と違う環境の中での「会社の方針徹底」並びに「社員教育」の場として長年続けているものです。また4月は新入社員が入社する時期でもありますので、あらためて会社の考え方の統一を図るためにも最適のタイミングだと思います。そして今回は、特別研修として「囲碁教室」を開催しました。講師は私の大学時代の友人である伊藤芳人さん。伊藤さんの教え方はとても分かりやすく面白く、(私を含めて)ほぼ全員が囲碁未経験者だったにも関わらず、非常に盛り上がった勉強会になりました。伊藤さん、ありがとうございます!今ひとつイメージが湧かない「囲碁」というものが、こんなに面白いものだとは思わなかった!・・・目からウロコです。また、囲碁という戦いの中にある哲学にも触れることができ、大きな気づきにもなりました。例えば、「戦いとは、世界征服を目指すことではなく、相手にも領地を渡しながら、お互いに共生しつつ、最後に少しだけ多くの領地を取ればいい」とか「部分より大局で考えよ。目先の勝ちを捨てることで、全体の勝利に結びつけること」等・・・まさに経営や生き方の道理についてのレクチャーにもなりました。短い時間でしたが、社員さんの頭もフル回転し、豊かな自然環境の中で、脳が活性化したことでしょう。このような場を体験しながら、人は少しずつ成長し、進化していくのではないかと思います。
2007.04.12
今朝、会社に行く途中で見つけた、線路際にあった小さな花です。とても綺麗でした。写真を撮るのが少し恥ずかしかったけれど・・・。今頃になって、自然とか花とかに(意識的に)関心を持つようになりました(結構、努力して)。そうすると、すでに身近に、しかもずっと昔から、花や自然を愛している人たちがいることに気づいたのです。それは母、姉たち、そして妻・・・。ああ、何も解っていなかったんだ。こんなに身近で自然との語らいを実践している人たちがいるのに・・・。この、知っているけど解っていないことの多さ。でも、今からでも遅くないですね。この大自然に生かされていることへの感謝の気持ちを、今からここから、育んでまいります。
2007.04.09
今、時間を掛けて本社のリフォームを進めています。もちろん、風水科学と建築医学の考え方を取り入れながらです。やはり、「違う」というのが分かります。画像は新しくなった応接間ですが(写真だと分かりづらいのですが・・・)、とても落ち着く空間になったと思います。応接間には「落ち着き・くつろぎ」を、玄関・廊下・階段は「楽しさ・喜び」を、業務室は「希望・集中」を、ミーティングルームは「希望・コミュニケーション」を等、それぞれの場に相応しい環境をインストールすることを考えて、色や素材、インテリア、そして香りをセッティングしています。それは、意識しようがしまいが、人間の脳に適度な刺激を与えて、日々の仕事の能率を自然に高めていく結果になると思います。場の状況が変わると、人の意識と行動は、明らかに変わります。ゴミひとつ無い、色彩豊かで、綺麗な場所では、事件や犯罪は起きづらく、逆の環境では起きやすい・・・これらは確かな現実としてあります。オフィスや住まいも同様に、場の状況によって、言葉も、振舞いも、会話の中身も変わるはずです。それらを「よい方向」に変えることができるならば、こんなに面白いことは無いですし、どんどん活用すべきことだと思います。この本社リフォームは、あと1ヶ月少し掛かりそうですが、完成が楽しみです。
2007.04.03
昨日から、2008年度新卒採用のための3次面接が始まりました。1次と2次は社員のリクルーターチームが担当していましたが、3次と4次は社長が直接行います。昨日から今日にかけて、8名の学生の皆様とお会いし、様々な話をすることができました。とても素晴らしい人が多いという印象です。こちらも気が引き締まります。・・・このようにして、面接はまだまだ続きますが、丸二は「選ぶ側」である前に「選ばれる側」であるという部分を忘れずに、真摯な姿勢で多くの学生の皆様と向き合っていこうと思います。そうすればきっとお互いにベストな「縁」が生まれるでしょう。とても楽しみです!
2007.04.02
2007.03.28
日本が外国に比べて劣っているモノの一つに、「デザイン性」があると思います。特に景観や街並みは顕著です。否、「デザイン性」というよりも、「機能美」と言った方が正しいのでしょうか。つまり、機能性にトコトンこだわった結果、自然に生まれ出てきた色や形、質感、素材・・・そして、それらすべての総合力。これらが全く違うような気がします。素晴らしい宝石やバッグや時計にしても、何か作り手の思想のようなものを感じます。街並みにしても、そうです。それはあたかも、使いやすさと美しさが共存できる最小公倍数を求めているかのようで、数学的な「美の力」がそこにはあると思うのです。現代の日本においては、中途半端な機能性のみの追求に終始してしまい、そのモノが持つ本来の目的や本質を見失っているような気がします。特に、家、住宅、建築においては「くつろぐ」という思想が必要です。そのような意味において、「建築医学」では住む人がどのようにしたら「くつろぐ」のか、それを医学的な検証を元に行っていると言えます。ところが実に面白いことに、この「建築医学」にこだわればこだわるほど、きわめてシンプルで美しいデザインになってしまうのです。これが非常に面白いところです。外国のブランド品が永きにわたって支持されているのは、機能性の先にあるデザイン性が優れているからでしょう。決して機能性を無視してはいないはずです。「建築医学」という機能を磨くことで、美しい住まい、街並み、景観が生まれたら、日本はもっと素晴らしい国になるだろう・・・本当に、そう思います。
2007.03.19
2007.03.14
品質は、心の問題だと思う。ガス機器の一酸化炭素(CO)中毒による死亡が21年間で355人という事実や、不二家問題等を見ていて常に思うのは、それは「単に技術の問題だったのか」ということです。一般的に、新商品の開発当初における技術不足があるとすれば(あってはならないことですが)、恐らくあり得ると思います。しかしながら、今回の一連の問題の多くは、「解決する技術が見つからない」という種類のものではなく、「解決するという理念の不在」ではないかと思うのです。・・・「良心の不在」。高い技術力を創造するには、小手先のテクニックではなく、「お客様に善良なる商品をお届けする」という確固たる理念と体制、仕組み、人間集団がその背景になければならない。その「心」や「考え方」があって初めて、品質は維持されると思います。だから私たちも、常に心を磨いていかなければなりません。そして、その心を形にするためにこそ、「技術」があるのです。心を磨き、技を磨く・・・これが品質だと思います。品質にさらなる輝きを・・・丸二の永遠の課題です。
2007.03.09
昨日、「感動経営」についてのあるレクチャーを受け、とても価値ある気づきを得ることができました。まさに私が長い時間をかけて、目指しているものこそが「感動経営」であることを、あらためて確認することができたのです。お客様の期待以上の商品・サービスを提供し、「喜ばれること」否「驚かれること」・・・ただ、このことの実現のために、丸二は様々な取り組みをし続けています。例えば、「ありがとうヴォイス」というお客様アンケートの実施。丸二では、厳しいお叱りの言葉も含めて、お客様からの声をたくさん集めることを社内で徹底しています。どのような内容であれ、真の評価を知り、それによって業務の改善を進めていく。このような活動のひとつひとつが、もしかしたら今の丸二の力になっているのかもしれません。だから、厳しい評価はありがたいのです。私たちは、常に前進あるのみの精神で、「お客様が感動する」日々を創造していこうと思います。そして、その先に「人生の流れを変える建築」の実現が待っていると思うのです。