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医者と戦う~風水を取り入れた建築医学

今日は、取引銀行様が主催する経営者交流会に出席し、医学博士・山野美容芸術短大教授の中原英臣氏の講演をお聞きしました。中原氏のお話の中で面白かったのは、①テレビの言うことは全部ウソ。医者が困るような正しい情報は絶対に言わない②都道府県別の長寿ランキング、東京は1965年で1位だったが1995年で20位に③虫歯予防は、フッ素入りの歯磨き粉とキシリトール入りガム④「体重÷身長÷身長=25ポイント以上」が肥満・・・というような内容でした。トータルで感じたのは、「健康は自分の身で守ること」というメッセージだったように思います。そのためには、医者と戦えと。なるほど、納得です。さて建築という分野においても、実は「医学」が存在します。「建築医学」という新しいカテゴリーですが、例えば室内の壁紙の色が、住む人の脳や体に「医学的に」どのような影響を与えているか・・・ということが分かってきました。その医学データーを基に、部屋別のカラーの提案をすることが現実的に可能です。つまり、リビングルームは家族のコミュニケーションを活性化する黄色とオレンジの組み合わせ、寝室は免疫力を高めるグリーン系・・・などなどです。食、水、空気と共に、「住環境」を整えることも、これからの「健康を守る」ために、大切なテーマになるのではと思います。また、このような智慧は、実は古来より存在していました。それを「風水」と言います。最近流行っている「ファッションとしての」あるいは「占いとしての」風水ではなく、国づくり、都市計画、建築等に実際に活用されていた戦略的テクノロジーです。そのような智慧の体系が、今は「建築医学」として再構築されて来ました。なかなか面白い時代です。私たちは、「風水を取り入れた建築医学」のご提案を通して、お客様の住環境の中に、「健康」をプログラミングして行きます。