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「建築医学」で人生の流れを変える

今年は、丸二の本社オフィスを「建築医学」のデザインでリフォーム中。9月には、残りの壁紙の張替えと、会議室のカーペット敷きを行う予定です。壁紙の色合いは全体的にイエロー系が中心ですが、アクセントとして一部に赤を使ってみようと思います。赤は意識の活性化、活発なコミュニケーション、元気、やる気を喚起しますので、社員さんが集まっておしゃべりする空間には最適ですね。色が人間の心や脳に与える影響については、いろいろな実験データーがありますので、それらを積極的に活用して、今後のお客様のご提案に活かしていくつもりです。
「建築医学」という言葉はまだ一般化されていませんので、なかなか分かりづらいかもしれません。例えば、まるい部屋でまるいテーブルを囲んで食事をすると、場が和み、和気藹々のコミュニケーションが生まれやすい。でも、四角い部屋で四角いテーブルについて食事をすると、堅苦しい場となり、盛り上がりにくくなります。これは、どちらが良いということではなく、その部屋の目的によって選択すればいいのです。場の「色」や「形」や「光」の具合によって、人の心や脳は無意識に影響を受けています。その影響をずっと受け続けることによって、場合によっては、健康になったり、病気になったりもします。
家は、家族の幸福を育む場ですね。いくら頑丈で格好良くても、住む人の心や脳に悪い影響を与えているとしたら、建てた意味がありません。家族の健康を守り、居るだけでくつろげて、いつでも帰りたくなる家を建てたいと思うのなら、「建築医学」の知識は必須です。丸二は、「人生の流れを変える建築」に挑戦していますが、「建築医学」もその大きな要素のひとつです。