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世のため人のため

先週の金曜日、「風水科学」と「建築医学」を提唱する松永修岳氏主宰による「ラックマネージメント・フォーラム」の新年会が、汐留のコンラッド・ホテルにて開催されました。各界の著名人や積極的にビジネス展開をされている経営者、感性の鋭い女性たち、進んだ発想を持った建築関係の方々等が約300名以上集まり、とにかく「元気」いっぱいで、私もたくさんの「よい気」をいただきました。
これから建築を考えていく上で、多くの方々が取り入れるであろう「風水科学」と「建築医学」という2つの建築デザイン・カテゴリーは、このように、着実に人々の意識の中に定着しつつあるようです。「場」の環境が、そこにいる人々の脳と体に与える影響は非常に大きく、それは「大脳生理学」からも検証されています。科学としての「場」の研究が、このように進むことで、人々の経済や健康や幸福の流れを良い方向に変えることが可能となるでしょう。そのような意味で、「風水科学」と「建築医学」は、「世のため人のため」になる21世紀のテクノロジーであると考えます。
さて、「進む」世界があれば、「相変わらず」の世界もあります。昨日の大阪府知事選挙は、橋下氏の当選で終わりましたが、立候補をする直前までレギュラー番組を持っていたタレントと、そうでない人たちとが、そもそも互角に戦えるものなのだろうかという疑問を持っていました。そこには、大変なハンデがあるように感じるのです。どの候補が良い悪いという意味ではなく、なにかそこには「正義」とか「正々堂々さ」のような、日本人独自の美意識があっても良さそうに思うのです。東国原知事の場合は、かなりの期間、テレビとは離れていて、政治を志していたとのことですから、理解できるのですが・・・。何か腑に落ちません。「うまくやった」でいいのかと。
さて話は変わって、昨日の日曜日は、全9戸のコーポラティブハウス「スライド西荻」の地鎮祭に出席しました。コーポラティブハウスの施工は、一般的に極めて難しいとされていますが、丸二はコーポラティブハウス施工歴8年の経験と実績を生かして、積極的に取り組んでいます。そのおかげもあって、今回のプロジェクトに参画させていただくことが出来ました。誠にありがとうございます!!コーポラティブハウスは、この都会の限られた土地を、「自由と共同」で相互活用し、お互いが個人の夢とコミュニティーを育む場とする、「世のため人のため」になる新しい住まいづくりの形です。だから、私たちは真剣に取り組んでいるのです。
丸二は、何か新しいことに挑戦する時、これが本当に、「世のため人のため」になるかというモノサシを持って、判断するようにしています。もちろん、すぐには利益になりません。それでも尚、時間は恐ろしく掛かるけど、いずれ「世のため人のため」になるものであれば、素直にそれに取り組みます。それが、丸二という会社の素晴らしい遺伝子です。「ルネス工法、外断熱工法、パワー・コンクリート工法、コーポラティブハウス、自然素材、建築医学(風水科学)、ICAS」・・・みんなそうですね。どれも、最初はまず理解されません。まだ、ニーズにもなっていない状態ですから、当然ですよね。でも、それは時間が解決していくのです。
だんだん、時間が早くなってきました。年齢のせいばかりではないようです。時代の流れが変わり始めると、制御不能のスピード展開が待ち受けています。その時、問われるのは、「あなたは世のため人のために、一体どんな準備をして来たのですか」という問いでしょう。その場限りで、「うまくやる」ことだけに終始してきたのか、正義感を持って、正々堂々と、「世のため人のために(苦しみながらも)」何かを準備してきたのか。
丸二の準備が整うのは、あともう少し。すべてうまく行っています。