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ポリス&会社説明会

いよいよ、明後日21日から、「2009年度新卒採用:会社説明会」を開催いたします。丸二が新卒採用を開始してから、もう5年目に入ります。最初は何もかもが初めてで、右往左往の必死の形相で(!)説明会や面接を行っていましたが、5年目となると、少しは落ち着いて、定着してきたようです。採用活動は、未来の会社の形を作る最優先課題であり、その業務を担当しているリクルーター・チーム(若手社員が中心)は、実際的に大きく会社に貢献しているわけですね。入社して、即、会社に貢献できる業務があるというのは、実は幸せなことなのかもしれません。
私が証券会社に就職をした時と言えば、即!営業の現場に出て、先輩社員から引き継いだお客様や、新規開拓をしたお客様を毎日回り、株式の売買手数料を稼ぎ、投資信託を売り、中期国債ファンドを売る・・・その繰り返し(手数料収入の数字)によってしか、会社の利益に貢献する道はありませんでした。毎月、社内をまわってくる、全営業社員(当然、新入社員も含む)の「月次手数料実績表」の「数字」だけが、私という人間の評価であり貢献度だったわけです。企業である以上、それは当然のことでしたが、新入社員のレベルでは、やはりつらかった。
当然、入社して数年はなかなか厳しい。同期の友人の数字が上がってくると、焦る。自分の数字が上がってくると、奢る。自分の数字が下がってくると、誰かや会社に責任を転嫁する。入社して早々から、そのような社会のカオス(混沌)の中に、全員が一斉に放り込まれ、貢献できない自分自身に悩みながら、堂々巡りを始める。そのようにして、私たちの社会人生活は始まりました。「私は、貢献しているんだ」という喜びを得る瞬間は、厳しい数字の世界から這い上がる先にしかなかったのです。
今の若い人たち(だけじゃないですね)に望むのは、「私は・・・である」という思考に変わることです。「人が・・・と言っている」とか、「あの人は・・・だ」とか、「みんなは・・・・と思っている」とか、「○○は、おかしい」とか、「○○に、こうして欲しい」とか・・・。すべて主語が「他者」にあるのです。大切なのは、だから「私は」どうするのか、どうなろうとするのか、どう行動するのか、どう生きるのか。そして、どう貢献するのか・・・これではないでしょうか。「自らを救う者は、自分自身しかいない」、この道理を理解して、前へ向かって、1mmづつ進むことです。そうすると、パッと、道は開けると思います。
さて、会社説明会の方ですが、今年も、丸二の理念や考え方に共感を持ってくれる、バイタリィティーの高い人材を採用したいと思います。説明会では、丸二の様々な取り組みの歴史や、業務内容、会社の雰囲気等を、私とリクルーター・チームのみんなで、楽しく一生懸命お伝えしますので、学生の皆様は、ぜひお越しください!!
尚、説明会の中で、私が会社の理念や取り組みの説明をさせていただく前に、「ポリス」の音楽を流す予定です(多分!)。ポリスとは、1970~80年代に人気のあった英国のロックバンドの3人組で、私が、ちょうど大学生の頃にリリースした5枚目のアルバム、「シンクロニシティー」を発表後、すぐに解散してしまいました。「シンクロニシティー」とは、ユングの深層心理学の言葉で、「共時性」という意味です。今、流行っている「引き寄せの法則」も、「共時性」と大きく関連しています。このアルバムは、メンバーの一人であるスティング(有名ですよね)が、ユング哲学に触発されて作曲した、トータル性の高いアルバムで、非常に斬新かつ高い評価をあげたものです。
さて、実はこのポリスが昨年再結成し、つい先週、日本にコンサート・ツアーでやって来たのです。以前、コンサートに行くことができなかった自分としては、願っても無いチャンスと思い、当然行ってきました。下がその時の写真です(写メなので、ボケてます)。
ポリス②.bmp
東京ドームも超満員で、私も長年の思いを果たすことが出来、とてもワクワク、ドキドキした2時間を過ごすことができました。すべての曲を知っているコンサートなんて、なかなか無いですよね。終演後の余韻の残った会場を見渡したら、7割が30代後半以上の男性でした。うん、なかなか悪くない風景だ。
クラシック大好き、ロック大嫌い人間の私が、なぜポリスに関心を持ったのだろう・・・。
①ベースとギターとドラムだけのシンプルなサウンド
②レゲエ等のリズムを取り入れた「ちょい変」な音楽
③3人の音楽的指向がまったく違い、見るからに仲が悪い
多分、このような要素があったからかもしれません。要するに、変わっていて、刺激的だったんですね。自分自身のこういう志向は、今でもしっかり生きています。「ちょい変」な会社に興味のある学生の皆様、ぜひ会社説明会にお越しください!!