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静の時代

日経平均株価が、2年半ぶりに安値を更新しました。一般的に、株価が下落すると弱気になり、投売りを始めます。その後割安感が出てきて、再び株価が上昇すると、今度は強気になって買いに入ります。大体、そこが天井です。結局、多くの人は、高値で買って、安値で売る、損の連続をしています。この逆、つまり、人が一斉に売っている時に買い、買いに入る時に売る、これができる「勇気」のある人は、なかなかいません。それくらい、相場は「気」で動いています。自らの「気」をコントロール出来ない人は、相場は張れないということです。
みんなが悲観論の時は、実はそこが「底」ですので、その後は好転することが多い。よって、今年の後半は、意外といい状態になるのかもしれません。これは経済政策がどうのこうのという問題ではなく、単純に相場のバイオリズムという、あくまで自然界におけるテクニカルな法則として。相場は波動(ウェーブ)ですから、経済も波動です。自然界のエネルギーと人間の想念のエネルギーが波となって働き合い、株価も景気も上がったり、下がったり。これで、自然です。ただ、これからは、資本主義経済自体が何か別の形態に変わると思うので、そこから先は分かりません。自らの「気」を強く整えて、これからどのような「波」が来るのかを、静かに内観して、感じるしか方法はないのかもしれません。
一喜一憂しないこと。場を整え、心を整え、静かに良心と向き合うこと。そうすると、何か答えが見えてくるような気がします。「静」の時代だと思います。「月」の時代だと思います。それは、けっこう厳しいことなのかもしれません。でも、成長できる大きなチャンスだと思います。だから、与えられた環境から逃げ出さないこと。うまくやって、逃げ出した人は、敗者に。素直に、真剣に、その環境と向き合った人が勝者に。こういう「真の格差社会」が、やって来るような気がします。
※今、聴きたくなったCD
こると.bmp
ジョン・コルトレーン「バラード」
多分、家のどこかに埋もれているはずのCD。ジャズが苦手の私が持っている、数少ないジャズ系CDの一つ。コルトレーンのサックスの硬質(?)な響きは、ジャズ・ミュージシャンと言うよりも、聖人の声(ちょっと大げさかもしれませんが・・・)のようです。曲も全部、静かなバラード系で聴きやすい。さて、どこにあるのか、探して聴いてみよう!