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縁は不思議

リーマンショック以降、アメリカの経済が、どれほど日本の私たちの仕事や生活とつながっていたかを、肌で理解できるようになりました。本当に世界は狭くなった・・・。このように、人々の認識力を高めたという意味において、今起きている一連の出来事はきっと良いことであり、必要なことではないかと思います。何か流れが変わるような出来事が起きないと、自分自身の真の生き方を見出すことは容易ではありませんね。だから、ここをチャンスとして捉えれば、自らの生き方や経営の方向性を見直す良い機会になると思います。
私自身も、丸二も、このような大変化が来ることを、実は潜在的に望んでいたように感じます。私たちがご提供させていただいている商品や技術が、真に求められるような社会になるのには、あと数十年くらい掛かると思っていたのですから・・・。ところが、昨年来からの世界的な金融不安や日本での政権交代等が起き、社会全体が猛烈な「ふるい」に掛けられ始め、一気に時代の速度が上がってきたようです。ここで、本当に良い商品、良い技術、良いサービスを持っていれば、むしろ「表」に出てくる可能性があるということです。
おかげさまで今の丸二は、人材が集まっています。このようなご時世の中で、非常にありがたいことです。縁とは不思議なものですが、必ず思いは通じるようです。「技と人」が組み合わさって初めて、お客様に対して、ベストな提案とベストな建物をご提供することが出来るわけですから、人との出会いは本当に大切です。最終的には、人生は、人との出会いで決まってしまうのでしょう。そんなことを最近は、実感として感じています。
また、昨日の創立記念日には、来年4月入社予定の内定者2名にも参加していただき、一緒に創立56周年をお祝いいたしました。今回は、女子2名の入社となります。新しい時代は、本当にどのような社会になるのか・・・まだ想像できない部分も多いですが、女性が活躍する時代になることは間違いありません。建設会社としても、新たな発想と仕組みを考え出して、女性の感性を生かせる組織や風土を今から築き上げていく必要があります。丸二の場合、男女比は(この二人が入社すると)8:2です。小さな建設会社としては、良い方かもしれませんが、もっと智慧を出して行きたいと思います。
会社に入ることも縁、お客様との出会いも縁。丸二と関わる全ての人たちが、「良い縁をもらえた」と思っていただけるような経営を目指して行きたいと思います。