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異彩を放つ

丸二は、本日が仕事納めです。この一年間を無事に過ごせた感謝の気持ちを込めて、先程、地元の氏神様に御礼の挨拶をしてきました。確かに世の中は、厳しい経済環境の中ではありますが、丸二は本当に多くのお客様に支えられて、今年も良い一年を終えることができます。心から感謝です。来年は2010年と言うことで、21世紀に入って10年目の節目の年。きっと、いろいろな出来事が起きるでしょう。でも、それは天体の動きの巨大なサイクルの節目であり、次の新しいサイクルに入るためのゲートを通過するようなもので、とても清清しい気持ちがします。このような時代の大きな転換点を経験できることは、きっと幸福なことなんだろうと感じます。
来年から、建築のあり方も大きく転換していくと思います。現在工事中の「小石川エコビレッジ(スクワーバ見樹院)」は、「天然住宅」で持続可能な社会づくりをリードする相根昭典氏のプロデュースで、本格的エコロジー・マンションであり、100年定期借地権によるコーポラティブハウスであり、寺院(見樹院)との複合住宅でもあります。また、丸二が取り組んでいる岐阜県・加子母森林組合との連携による総ひのきの家づくりも、徐々に軌道に乗りつつあります。RC(鉄筋コンクリート造)での外断熱工法やルネス(逆梁)工法も、お客様の方からリクエストが来るようになりました。数年前とは大きく変化してきています。
また、住まいのリフォームの件数も増加中で、現在では毎月100件以上のお問い合わせをいただけるようになりました。どのような小さな仕事でも、本当に誠心誠意の気持ちで対応し、総てのお客様のお役に立てる、小回りのきく建設会社を目指しています。その中でも、健康素材を活用したリフォームのニーズも増えてきていて、時代の変化を強く感じます。来年の干支は「寅」ですので、勇ましく、丸二の取り組みを世に出していきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
さて、最近聴いたCDで良かったのが、バルビローリ指揮/ベルリン・フィルによる「マーラーの交響曲第3番(1969年ライブ)」です。マーラーの音楽はとても先進的で、当時の人々にはすぐには受け入れられなかったと聞きます。しかしながら、マーラー本人による「いずれ私の時代が来る」という言葉どおり、今やクラシック音楽の頂点を極めています。多少難解で、風変わりな音楽ですが、「今までに聴いたことが無い」「その先にも無い」、そういうオンリーワンの異彩を放っています。今のような時代に必要なのは、まさにこれだと思います。