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自然の不思議

局地的な豪雨によって、各地で土砂災害が相次いでいます。科学が飛躍的に進歩した現代社会ではありますが、このような自然の力に抵抗するには、未だ人間は無力なのでしょう。かつて、世を治めた偉人たちは、土地の風水を観て、治水や土木の技術を駆使し、都市計画と建築によって町を造り、陣を整え、敵の攻撃から身を守る以前に、自然の猛威をできるだけ受けないような都市環境を造営していました。それが、その当時の政治家にとって最重要課題であり、人民が安心して日々の生活送ることが、世を治めるための基礎にあったからだと思います。
今、BSハイビジョンで「スター・ウォーズ」全6作が放映されています。私は第一作(エピソード4)を、(確か)中学2年生の夏休みに、友達と新宿プラザ劇場に見に行って、大衝撃を受けました。まだコンピューターグラフィックも無い時代に、あれだけの映像を創ることができるなんて、今から考えても凄いことです。それ以降、このシリーズの作品はすべて見ましたが、その中から、「人間は善悪の両方を持っている」「宇宙には、フォースという見えない力が存在している」「人は愛によって救済される」というテーマ性を感じることができました。
自然や宇宙の中には、まだまだ人間が知らない智慧がいっぱいあるように思います。そのすべてを理解することは到底不可能なのですから、先ずは、それらすべてに対しての感謝と謙虚の心を持って、畏敬の念を持ち続けたいと思います。そういう意識を持つことによって、もっと自然と共生するためのアイデアが生まれて来るような気がします。
さて私たちは、そのような自然の力を、「木」を通じて学ぼうとしています。加子母ひのきの伐採現場では、ひのきの香りの不思議、年輪の不思議を感じます。木という存在自体も、考えれば考えるほど不思議です。自然との共生は、最終的には人間の側に学ぶ姿勢がなければ、不可能ではないかと気づきました。自然と人間は対等ではないと。ここが、災害対策のために必要な認識ではないかと思います。
※ウィーンフィルの「スター・ウォーズ」!
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『シェーンブルン宮殿 夏の夜のコンサート2010』 ヴェルザー=メスト&ウィーン・フィル
天下のウィーンフィルが、映画音楽の「スター・ウォーズ」を演奏したということで、(ごく一部で)話題になっているDVDです。シェーブルン宮殿の野外コンサートということなので、イベント的な要素も強いですが、なかなか面白いです。他のプログラムに、ホルストの「惑星」から「火星」も入ってます。「惑星」も、随分昔に冨田勲のシンセサイザー版を聞いてから、好きになりました。宇宙、SF、自然科学という分野には、常に興味があります。