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本当にいい賃貸を!

今、賃貸経営をお考えのお客様の本音として感じるのは、「本当に入居が決まるだろうか」「それが長続きするだろうか」「実際に掛かる修繕費はこれで済むのだろうか」「施工会社のアフターフォローはしっかりしているだろうか」等の先々への不安が多いということです。その時は良いと思っていても、実際に時間が経過する中で、事業計画が計算通りに行かなくなるのでは・・・という漠然とした不安を感じています。
このような景気の状態ですので、それは当然のことだと思います。これからの賃貸経営には、今まで以上の計画性が必要になってきました。「建てれば入る」という時代ではありません。本当に入居者に喜ばれる住宅、長持ちする住宅、修繕コストが低い住宅、時代にマッチした健康的・環境志向の住宅・・・このような要素を取り入れながら、立地や建築費(融資額)等のバランスを考え、いつまでも地域の他の賃貸マンションよりも優位性のある物件を造ることが重要です。
中でも、特に大切なポイントとして挙げたいのが・・・。先ずは「収納」です。今「おそうじ風水」が流行っていて、住まいの中での整理整頓や掃除が、日々の生活や人生にとって、とても大きなファクターになってきましたが、実際に普通の賃貸住宅に入って整理整頓をするにしても、物を入れる収納があまりにも少なすぎて、とても片づけができる状態にありません。これでは、入居者のストレスも増え、マンション自体の人気も落ちて行くでしょう。かと言って、面積を広くすると家賃も上がり、これも問題です。
二つ目が、「断熱・湿気対策」です。今後はCO2をできるだけ排出しないためにも、断熱効果を上げ、省エネ効果を高めることが重要ですが、同時に室内の湿気を少なくし、カビやダニから住環境を守ることも大切です。湿気によってカビやダニが発生し、室内空気が汚染されると、住んでいる人の健康を損ねますし、同時に壁紙や建材等の老朽化を早めてしまいます。家の中の湿度が高いと、何となく居心地が悪いですし、陰気で不衛生な住環境になりがちです。こうなると、入居者も敬遠していってしまいます。
そしてもう一つは、「修繕費用の低減」です。外観をできるだけ汚れにくい素材にする。内部の湿気を少なくして、クロスや床材等の改修頻度を少なくする。配管スペースを十分に取り、配管の修理・交換コストを大幅軽減する。このような対策を盛り込んだ計画にしておくことで、先々の発生費用を大きく抑えることができ、賃貸経営を安心して進めることができます。
以上の3つのポイントは、当社の「ルネス工法」と「外断熱工法」の二つの工法によって解決が可能ですが、要するに今後は「本当にいい賃貸を建てる」ということを最優先していくことが、賃貸経営を成功させる基本になるのではないかと考えます。入居者の方々に、居心地良く住んでいただく。もう出たくないと思っていただく。なおかつ、計算外の費用も掛からない・・・こういう賃貸経営をあり方を、丸二では日々ご提案しています。