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夏の「熱さ」

猛暑、熱中症、各地での水の事故等に加え、円高・株安という景気に大きな影響を与える事態も発生し、今年の夏は、本当に「熱い」季節になりました。今後も、様々な分野において、目まぐるしいほどの変化が生まれてくると思いますが、それは時代の大転換期であれば当たり前のことで、客観的に、落ち着いて見守っていかなければいけないと思います。
昔、蒙古が襲来した元寇では、(多少の誇張はあるのかもしれませんが)二度も神風が吹き、日本は守られました。でも、今の日本にはそれだけの運を引き寄せるほどのパワーがあるのか、ないのか。そのような国の本当の実力(財政力とかGDPだけではない、運も含めた総合的な力)が見えてくるのが、これからだと思います。
それは、むしろ国民一人ひとりの意識、心の持ち方、生活習慣、思いやり、暖かさ、エネルギー等の総量によって決まってくるような気がします。景気や経済も、結局人間の活動の結果として、良くなったり悪くなったりするわけですので、人々が明るく元気に動き出せば、きっと良くなるはずです。
今、プロ野球のセ・リーグでは、4位のヤクルトが、知らない間に大躍進をしていて、シーズン途中で監督が代わってから、勝率が65%くらいらしいのです(すごい数字です!)。仮に結果が出なくても、一生懸命、真面目にコツコツ取り組んでいけば、きっと何かのきっかけで、このような奇跡が起こるのでしょう。今後は、様々な場所で、このような思わぬ「良い」展開が、どんどん出てくる可能性があると思います。
昨夜、NHKで「昭和55年」を振り返る番組をやっていました。昭和55年と言うと、私が高校一年の頃でしたが、確かにいろいろとありました。モスクワ・オリンピックへの不参加、大平首相の選挙中の死去、山口百恵の引退、イラン・イラク戦争の勃発・・・「今の時代は大変だから」などと思ってましたが、昔だって、毎年もっと大変な事件や事故や出来事がありました。でも当時は、それらを前向きに乗り越えて行くパワーがあったのではないかと思います。
当時は携帯電話も無いし、パソコンも無い。今の方がずっと恵まれていますし、環境も良くなってますし、あらゆる技術も進歩しています。だから、あとは、私たち一人ひとりの気持ちの持ち様ではないでしょうか。この夏の暑さを、自らの心の「熱さ」に変換して、明るく元気に暖かく!!この素晴らしい夏に感謝です。