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生命を守る産業

東京建設業協会が発行している今年最初の月報に、「新年への期待」というコーナーがあり、そこへ寄稿した文章を御紹介いたします。私は、建設業こそこれからの花形産業であると信じていますので、そのような気持ちを書いてみました。
「生命を守る産業」
新年明けましておめでとうございます。
いよいよ大変革、大激動の始まりです。2011年は、あらゆる国家や地域、ビジネス、業界においても、全く未知なる段階・領域に突入していく年になるのではないかと考えます。そうであるならば、それぞれのリーダーは、物事に対する確固たる軸(モノサシ)を持って、来るべき新時代を見据えて、様々な事象・現象に当たらなくてはなりません。
特に日本では、不安定な政治・外交、少子高齢化、収縮する経済、環境ストレスの拡大等、解決の見通しが立たない難問が山積しており、そのような状況下に置かれながらも、明るい「夢」「希望」「目指すべきもの」を自ら創造していくという「力」が必要になって来ました。ある意味、とても面白く、やりがいのある時代になったと言えます。
右肩上がりではなく、右肩下がりの時代をいかに乗り越えて行くか・・・戦後以降、日本人が未だ経験したことのない大航海を、私たちの世代がやってみせるのだ・・・そのような大きな気概を持って、新時代を明るく笑顔で、楽しんで行きたいと思います。
私は、建設業は本当に素晴らしい未来のある産業だと思っています。何故かと言うと、建設業とは「人の生命を守る」という普遍的な役割を担っているからです。そこに対する焦点がブレない限り、この仕事はいつの時代になっても(もちろん多少の波はあっても)生き残っていくものと確信しています。否むしろ、流行りのビジネスよりもずっと魅力的で、力強く、頼りになる存在です。
私も、この「生命を守る」というキーワードを基軸として、この大変革の時代に新しい光を灯せるよう、全社員と共に最善を尽くしてまいります。そのようなプロセスの中で、きっと新しいスタイルの建設業の形が生まれて来ることに期待しています。