2011.01.18
タイガーマスク
タイガーマスクが全国に現れました。善意の気持ちを具体的な行動に移すことは、とても勇気がいることだと思います。また、タイガーマスクとは違う形で、すでに善意の活動をされている人々も、たくさんいらっしゃると思います。日本と云う国が、個人の善良な精神(良心)によって成り立っていることを、あらためて強く感じます。きっと外国では、なかなか起きにくいことではないでしょうか。
やはり、全体でなんとかする時代から、個人や仲間、グループで助け合う時代に変化しつつあるのかもしれません。そうなると、個人の感性こそが、最も問われる社会が来たとも言えます。時代の流れを感じたり、自然界からのメッセージを受け取ったり、心豊かに、穏やかに生きることができる人。人のために、自然のために、自然に行動できる人。美しいものを見つけられる人。感謝できる人。ごめんなさいと言える人。祈る人・・・。
「エコ」を「エゴ」で売る時代の中で、本当に「エコ」を「良心」で捧げられるような世の中になっていくことが大切な気がします。そのためには、いろいろな制度や教育や環境の改革が必要になるのでしょう。でも、本当に必要な改革は、先ずは個人の意識改革ではないかと思います。「私」自身の意識を変えれば、少しずつでも、何かが変わっていく。自分一人では限界があっても、誰かが共鳴し、同調すれば(何かをきっかけにして)一気に巨大な動きに変わる。
今回のタイガーマスク現象を見て、そのような「きっかけ」の凄さを知ることができました。これが「力」だと思います。今(仮に)何かをすることが出来なくても、小さなことでもいいから、意識を持って、日々1mmずつでも前進していけば、必ずある時(突然!)花が開いたり、一気に動き出す。そのための日々の1mm。決して良心を忘れずに・・・。私も「力」をいただきました。