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創立59周年とノーベル賞

昨日10月8日、おかげさまで丸二は創立59周年を迎えることができました。これもひとえに全てのお客様、地域の皆様、協力会社様のおかげと、心より感謝申し上げます。来年は創立60周年で、人間で言えば還暦です。還暦とは、干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支に戻ること。つまり「生まれ変わり」「新たなスタート」の時ですね。60年前と今とでは、全く時代が変わりました。私たちは、次の60年を始めるにあたり、新築工事とリフォーム工事の「両輪経営」という新たな「型」を造り、さらにお客様とのご縁を大切にして、地域社会に貢献してまいります。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
さて、今年は2012年。いろいろな意味で転換ポイントです。今年中に来年以降への明るい展望を持って年を越すこと出来るかどうかが、私たちにとって(否、人類にとって)最も重要なことだと感じています。それは、決して大げさなことではなく、これからの個人の人生、会社の業績、国の方向性、地球環境の行く末を大きく左右すると思うからです。その一番の焦点ポイントは、一人ひとりの「心の持ち様」ではないでしょうか。今私たちが本当に必要としているのは、意識の力だと思います。前向きで、ワクワクしながら、何事にも感謝して生きる。物事のマイナス面ばかりに目を向けず、プラス面にフォーカスする。お互いが認め合う。協力し合う。応援し合う。たったそれだけのことですが、そこには無限の力が宿ると思います。
もう技術論では無くなったのではないでしょうか。テクニックで改善しても、また元に戻る。他者に依存しても、また元に戻る。この堂々巡り。今私たちが気づくべきは、一番頼りになる存在は(実は)自分自身の中に在るということです。誰よりも自分自身を知っていて、愛していて、応援してくれている存在。24時間決して忘れずに、常に助け続けてくれている存在。それが「良心」です。自分自身の胸に中に「良心さん」が居てくれる。こんなにありがたいことはありません。だから、何があっても、「私は一人」では無く、「私は二人」です。
世界中の人たちが、孤独を克服し、お互いを認め合い、助け合う社会。その方向へ一気に流れ込むのが、これからの時代の潮流だと思います。そういう時代の流れに乗るには、自分自身の良心と仲良く成ることだと思います。そのようにして毎日を生きている限り、人生も、仕事も、社会も、きっと良い方向へ行くでしょう。政治も、その流れを汲むことによって、きっと変化していくと思います。政治は、私たち一人ひとりの心の鏡。政治を変えるには、私たちの心の総和を変えなければ無理です。だから、時代を変えるには、心を変えること。それはとっても時間が掛かることです。でも、この2012年で気づくことができれば、来年には明るい兆しが出て来るかもしれません。そういう楽しみが、これからは一杯あります。
それに、今年のノーベル生理学・医学賞を、日本人の山中伸弥教授が受賞いたしました(おめでとうございます)。iPS細胞を初めて作製した功績が認められたとのことです。これは失われた身体機能を回復できる技術なので、今後医療に応用できれば、多くの人々が苦しみから救われるのでしょう。このようにして、人々の幸福のために全人生を捧げる人がいて、それを素直に認める人々がいる。素晴らしい本物の技術とは、このような「良心の交流」によって初めて、成し遂げられるのでしょう。だから・・・日本の時代が来ると思います。
来年は伊勢神宮の御遷宮の年であり、丸二の60周年の年です。良き2013年と成る予感が日に日に増している今日この頃です。