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未来にために、小さなことを

いよいよ衆議院議員選挙が公示に成りました。各党、それぞれの政策を掲げての選挙戦が始まりましたが、泣いても笑っても12月16日には結果が出て、年末までには新しい政権の姿が見えて来るのでしょう。いずれにしても政治の混迷は今後も続くものと思われ、私たち国民は(結局のところ)自ら「自力」を付けていかなければ成りません。
自力とは決して自分勝手という意味ではなく、自然界の法則に従って、自らの良心の声を聴きながら、本物の生き方を始めるということです。24時間流れ続ける意図的な情報や誹謗中傷から距離を置き、自らの中に在る静かなる力を見つめて、日々の日常生活をこそ大切にして、心を込めて生きること。決して他者を批判せず、他者に依存せず、感謝の心で、自分自身の良心と共に生きること。そういう、今までとは別物の流れに乗ることだと思います。
この選挙戦を見ていても、お互いの批判合戦が繰り広げられるのみで、国の未来を落ち着いて考える余裕がなかなかできません。国の未来を決めるのに、どうしてこうも騒ぎ立てなければ成らないのでしょうか。もし良い政策があれば、お互いに評価し合い、取り入れ、協力し合えば良いのに。私たちが望むのは、どこが勝つのかではなく、国が良く成ることです。国民の為に何が一番良いのかを真剣に、かつ誠実に考えてくれる人達が必要です。そのような結果に成ることを、節に願っています。このようにして2012年の日本は、総選挙で幕を閉じようとしています。
丸二にとっての2012年は、今年も大変多くのお客様とのご縁をいただき、新築工事・リフォーム工事共に、おかげさまで昨年以上の工事量と成って来ています。このような時期にも関わらず、本当にありがたいことで、嬉しいことです。私たちの信条は、小さなことを大切にしていくことです。その小さな積み重ねこそが、時代の流れに左右されない(いつの日か)大きな揺るぎない力に成ると信じています。目先だけを考えれば、小さなことより大きなことの方が(当然)大事です。でもそこをぐっと辛抱して、未来のために小さなことを大切にし続けて行く。そういう新しい流れをつくって行きたいのです。
日本と言う国は(結局のところ)国民一人ひとりの日常生活の中に在る、「良心」の総和によって、成り立っているような気がします。ここが他国との大きな違いではないでしょうか。様々な政策の是非論もありますが、日本の場合は、国民性のさらなる進化こそが、最大の力に成ると思います。そのためにも、私たち日本人は、日々の日常の小さなことへの感謝を取り戻すことです。感謝の心さえ復活できれば、日本は再生すると思います。日本は「ありがとう」の国です。あの3.11の時の東北の人々の美しい姿こそが、私たちの本当の目標です。私たちは今、そのことに気づきました。
これからは本物と偽物がはっきりと分かれる時代です。政治家も企業も人間も、本物と偽物に分かれます。それはとても怖いことです。でも、感謝の心で小さなことを大切にして行けば、道はきっと拓けると思います。建設業は人々の生命を守る大切な仕事です。そのことに誇りを持って、一人でも多くのお客様に喜ばれるよう、これからも日々小さなことを大切にして行きたいと思います。