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2012年の気づき

今年もあと1月半に成りました。2012年という年は、一体どのような形で終わるのでしょうか。マヤ暦最後の年と言われ、様々な意味で「転換点」として注目されて来たこの一年。昨年の震災を経て、きっと何かが大きく変わるだろうと、多くの人は不安と共に期待を抱いていたと思います。でも実際は、目に見える形での良き変化はまだ出てきていないようです。けれども、目には見えない深層部分においては、相当激しい動きが起きているように感じます。
それは多分、私たち一人ひとりの良心の声が束に成り始めたからではないでしょうか。この動きはますます大きく成って、社会全体を包み込んで行くでしょう。そのように成った時、政治も経済も世の中も、全てがいったん白紙に戻って、正しき方向へ向いていくと思います。変わる時は一気に変わります。
私たちは、今の現実を生きながらも、転換後の「佳き世」に順応できる自分自身を(今から)造り上げなければいけません。もっと言うと、仮に今が苦しくても、転換後の自分自身を造り上げる方が優先だと思います。これは仕事面でも同じです。大転換後の世の中に必要とされる会社造りを進めておかないと、今が良くても、ダメです。その転換点は、(実はもう)すでに過ぎているかもしれません。
個人も会社も、良心と共に生きることしか道は無いと思います。とても抽象的な表現ではありますが、それしかない。そう信じて、前へ進んでいく勇気が必要だと思います。加えて、毎日の新聞やニュースから流れて来る意図的な情報に惑わされず、「本当のことは何だろうか」という問いをしっかり持って、真実を見つけていくことです。本当のことが分からない限り、良心とは何かも分からないはずだから。
私たちは一人ではありません。常に良心と共に生きています。まさに「同行二人」です。それほど頼りに成る良心さんを胸に宿しているのに、多くの人は、外側の他者に依存をしています。他者は助けてくれる代わりに、後で大きな代償(引き換え)を求めて来るでしょう。そう考えるのが自然です。それはとてもとても怖いことです。でも良心だけは、永遠に、無償の愛を与え続けてくれます。そのことに気が付けば、全てが変わるような気がします。
感謝とは、人間関係を円滑にするための礼儀作法のように思われていますが、それはそのごく一部であって、本当は、生かされていることへの感謝、自然界への感謝、良心への感謝こそが、真の感謝ではないかと思います。それは、いつでもどこでも、心で思えば出来ることです。私たちは、一人ひとりがそのような意識を持って、次の時代に求められる本物の会社を造りたいと考えています。そのために、我が未熟さを常に反省しながら、1mmの前進中です。それでもこの2012年は、何か特別大きな前進が出来た一年と成りそうです。その何より嬉しい証拠は、お客様の数が増え、工事件数が増え、依頼(紹介)件数が増えていることです。でも、まだまだです。
2012年は、実は、社会現象的な変化の年では無く、個人の内面が大きく切り変わる年だったのでは無いでしょうか。もちろん、昨年の震災を始め、世の中の変動が拡大しているのも事実です。それでも、今日も私たちは生きています(生かされています)。何があっても自分自身の良心に感謝さえすれば、幸せを感じることが出来ます。今やっと、そのことに気づきました・・・。