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スピード

1月5日です。例年なら今日から仕事始めですが、今年は土曜日に当たるので、週明けの7日(月)よりスタートいたします。それでも自分自身の中では今日からがスタートの意識で、いつも通りの時間に会社に来て、静かに仕事始めをしています。年を追うごとに時間の過ぎるのが速く感じられますが、それは自分自身の年齢の問題だけでは無く、本当に世の中のスピードが上がって来ているように思います。社員にも日頃から「スピード、スピード」と言っていますが、時代のスピードは上がる一方なのに(逆に)様々な規制や手続きが無秩序に増加するばかりで、今の社会は(まるで)深い泥の中を必死で走っているかのような状態だと思います。泥(規制や手続き)がもっと少なく成れば、スピードはどんどん上がります。もちろん、私たち自身の走るスピード(足腰の強さ)も上げて行かなければ成りません。日本人は知力も能力も高く、悪人よりも善人の方が多いのだから、もっと規制や管理を少なくして、足取りを速めて行くことが、国全体としても有効ではないかと思うのですが・・・。事故や事件を防止するために、あまりにも組織、規制、手続き、管理、監査等を強化させてしまい、善意で仕事をする人々にとっては、本当に無駄な時間を浪費させられている社会に成っています。
国のGDPを上げて、財政状態を改善するには、日本中の会社や個人の仕事のスピードを(今のレベルのままで)単純に上げて行けば良いのではないでしょうか。12か月掛かるものが10カ月で出来れば、年間売上(利益)は、1.2倍に成ります。そのためには企業努力も当然必要ですが、いろいろな規制(待ち時間、書類の作成時間等)が無く成る方が、もっと大きな時間的スペースを生み出すと思います。そうすれば増税しなくても税収は上がり、同時に景気も上がり、さらに税収が増える善循環に入ります。
同時に、個人個人の時間(スピード)に対する意識の問題もあると思います。仕事が速い人の特徴は、「常に仮説を立てて行動している」「物事や日時を常に自己決定して行動している」と言う面があります。つまり、「いつまでにこうする」「こういう方法で出来る」という具体的な意志・考え・数字が(常に)腹の中にあります。もちろん実際の物事は、自分の考え通りには進みません。それでも仕事の速い人は、状況が変わるたびに(瞬時に、頭の中で)決定事項を上書き修正しているのです(元の原稿があるので、修正は速くて簡単)。逆に、「〇〇してから考えよう」という人には、この習慣がありません。いつも状況が見えて来てから考え出すため、長大な時間を費やします(元の原稿が無く、白紙から書き始めるので、とてつもない時間が掛かる)。そして結局、時間に追いつけず、ミスや失敗をします。仕事の速い人も(もちろん)ミスや失敗、見込み違いをしますが、それでも(その人の場合は)常に先回りして走っているので、修正が十分間に合うのです。だから、スピードとは意志の力です。私たちは、意志の力をもっと強くして、時間との競争に勝たなくては成りません。競争の相手は、他国や他人では無く、常に自分自身の意志です。2013年から、ますます時間は速く成って行くでしょう。物理的に物事を動かすには、それ相当の時間が必要ですが、自らの意志や意識を変えるのには、「数秒」で充分です。最後はやはり、自らの人間性を高め、意識を変えることしか無いようです。丸二は、常に時代に追い付き追い越せるよう、意識を変えて行こうと思います。そしてもっと世の中に貢献して行きたいと思います。