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緊急事態宣言と春の風

「緊急事態宣言」が発令されました。これは、諸外国が実施している「都市封鎖(ロックダウン)」とは全く別物で、必要な経済機能は維持されるものです。無事に短期間で解除されると、コロナ後の経済回復への道が生まれ、此処に期待です。日本は(世界に比べて)感染者数も死者数も少なく、他国に比べればまだ恵まれた状況と言えます。コロナが収束(終息)した後に振り返ってみて、「ああ、日本人で良かった」「本当にありがたいことだ」と安堵し、感謝する時が来ると思います。それまでは大和魂でがんばって行きましょう。
コロナウイルスに関連して、日本の直近のインフルエンザによる死亡者数の統計を見たところ、一年間で約2,500~3,300人ということを知り、非常に驚きました。今現在、コロナウイルスによる死亡者数は約100人ですが、この20~30倍の死亡者が(毎年)出ていたことを全く知りませんでした。感染者数に換算すれば、その数十倍(数百倍)以上でしょう。このような数字(事実)を見ながら、政府は、「今、目の前の国民の命」と「この先の国民の命(経済の維持)」の難しいバランスに苦心していることが窺えます。いずれにしても、私たち一人ひとりは、3密を回避し、自身のウイルス対策を懸命に行いつつ、工夫しながらも経済を動かして行くことが大事でしょう。おかげさまで丸二の現場も(様々な工夫をしながら)順調に進行中です。このような時だからこそ、地域のお役に立って行きたいと思います。
また、最近特に感じるのは、このような時期にも関わらず、素晴らしい春の好天が続いていることです。日々、自然の素晴らしさを感じます。世界の経済活動が一時的にお休みしていることで、自然界が息を吹き返しているような気もします。今の自然界が為しているのは、人間を傷つけている訳ではなく、人間の心の浄化を求めているのではないでしょうか。もしかしたら、コロナウイルスもその1つの働きとして存在したのではないかと・・・。日本が(なぜか他国よりも)奇跡的に恵まれていることに感謝して、一人ひとりの心の在り方を見直して行けば、事態は早く収束(終息)して行くと思います。青い空、気持ちの良い風、美しい桜、そして新緑の季節へ。丸二の私たちは、今日もお客様に喜ばれる為に、1mmの前進を続けて参ります。ありがとうございます。
※J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)
ラインハルト・ゲーベル指揮/ムジカ・アンティクヮ・ケルン
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最近は、様々な夜間の会合等が無くなって、自宅にいる時間が増えました。私は、映画鑑賞や音楽鑑賞が趣味なので、実は全く退屈しません。気分転換には、映画「男はつらいよ」が最適。真剣に観る時は、ヨーロッパの古い文芸映画が好きです。CDでは、クラシック音楽やエレカシ等を聴いています。最近はバッハを良く聞きますが、特に「ブランデンブルク協奏曲」は非常に面白いです。この曲にはたくさんの名盤がありますが、ゲーベル指揮の盤は、超高速演奏で有名で、目が回るような楽しさです。バッハの音楽は今聞いても新曲のように響き、まるで宇宙の果てから降ってきたような気がします。この世界を浄化してくれそうな気もします。