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守り人たち

本来ならば東京オリンピック2020が開催されていたはずの日本の夏が、猛烈な暑さと共に、いま静かに過ぎ行こうとしています。想像通りのこの暑さの中、一年後への時間軸の修正が(むしろ)天の恵みに成るのではないかと、微細なる期待も生まれつつあります。来年2021年の夏、全世界でコロナウイルスは霧散し、新しい時代が始まる。その起点が東京と成るのであれば、オリンピック発祥の地「アテネ(ギリシャ)」と同列の意味で「東京(日本)」の名は永遠に残ることでしょう。
新型コロナウイルスの霧散は、もちろん人類の手には負えない次元の問題です。けれども、地球上の多くの人々が、自然の恩恵への感謝想起、並びにそれに伴う具体的行動を起こすことで、大きな(量子力学的)環境変化は起き得ると感じます。京都大学などの研究チームが、現在世界トップのスーパーコンピューターである日本の「富岳」を使って、治療薬候補を検索した結果、なんと「サナダムシ駆除薬」と出たそうです。また、ノーベル賞受賞の北里大学の大村智特別栄誉教授の開発した抗寄生虫薬「イベルメクチン」にも有効な効果があるとの報道も、コロナウイルス発生当初から(海外から)報告されていました。
新型コロナウイルスの特効薬が(もしかしたら)既に日本にある「駆虫薬」と成れば、何か大きな意思の力を感じます。なぜ日本人の死亡者が(他国に比べて)著しく少ないのか。なぜ東京オリンピックの2020年だったのか。なぜ治療薬の技術が日本にあったのか・・・。今、私たちは確かに大変な時代の最中に投げ込まれている訳ですが、これから何か特別なことが起こる予感もします。今までの価値観や常識から見ると、それは困った事態と映りますが、新しい価値観と正しい道理の世界から見ると、素晴らしくて、感動的で、奇跡的な出来事と映るかも知れません。
私たち日本人は、その歴史的なシーンを、此処日本から眺められる幸運の機会を与えられています。ビジネスの世界も大きな変化が始まると思いますが、本質は決して変わらず、人々が生きて行く為に必要な仕事・役割は永続して行きます。私たち日本人一人ひとりが、日々自然の恩恵に感謝して、良き人柄と成って、道理通りに生きて行くことが、大きな使命の様に感じます。そして日本は、世界の見本(雛形)、世界の守り人と成って行かねば成りません。私たち丸二も、自然災害が多発する時代の中で、自らの人柄磨きを続けながら、安心安全な建物造りに全力投球して行きます。愚直に、日々1mmの前進を続けながら・・・。ありがとうございます。
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※映画 「田園の守り人たち」(2017)
比較的最近の映画ですが、とても素晴らしいフランス映画を観ました。第1次世界大戦下のフランスの田舎の農場が舞台で、美しい絵画の世界の様な田園風景の中、淡々とした日常が映し出されます。暗い戦争の影も入り込み、田園を守る女性たちの人生に静かな波風が起こるのですが、なぜか生きる希望を感じさせます。監督は(フランスの)グザヴィエ・ボーヴォワ。音楽はミシェル・ルグラン。ゆっくりと静かに流れる映画です。