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ニーベルングの指環

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耐震偽装問題が発生し、同じ建設業界の一員としてスッキリしない日々ですが、ここは気分を変えて、久しぶりにクラシック音楽について書いてみようと思います。写真のCDは、クナッパーツブッシュ指揮:バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団によるワーグナー「ニーベルングの指環」です。もう数週間前に買っていたのですが、なかなか聞くことが出来ない状態です。と言うのも、このCDは全部で13枚。全曲聞くと、約15時間以上という長大なオペラです(実際の上演では、4夜かかります。第1夜「ワルキューレ」が有名ですね)。この作品のCDは、他に別の指揮者の盤も持っていますが、最近はまったく聞いていませんでした。なにしろ異常に長いですし、ちょっと飽き気味でしたので。ところが今回のCDは、指揮者が好きなクナッパーツブッシュですし、正規盤ということもあり、思い切って買ってみたのです。録音は1956年ですので、約50年前。バイロイト音楽祭のライブ録音です。当然モノラル。しかしながら、まだほんの一部しか聞いていませんが、とにかく「違う」という実感です。何がどう違うのか説明できませんが、「これは、こういう曲だったのか」と思うくらいです。今まで「ニーベルングの指環」は、自分にとってあまり高い位置にいなかったのですが、これで見方が変わりました。同じ曲なのに、「似て非なるもの」・・・やはり、あるんですね。本物とそうでない物が明らかになる時代が来ました。日々、いろいろな気づきがあります。

花の現場、調和の空間

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あざみ野の現場内と現場事務所に花が飾ってありました。一昨日の縁会で話した「現場に花を置くと品質が上がるのでは」という仮説を即実践してくれたのです。嬉しいですね!美しい花は人間の視覚から入り、脳を活性化するはずです。気持ちも明るく元気になります。いろいろと試して、検証していきましょう。

自然の恵み

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昨日は、毎月定例の勉強会に出席。同世代の経営者仲間と共に、「物の道理」についての勉強をいたしました。経営者として、「正しいモノサシ」を持つことは、何よりも大切なことだと思います。今回の耐震偽装問題も、このモノサシの欠落が原因と感じます。私もこれから、より認識力を高め、さらに高い価値観を持ってまいります。さて、写真は会のメンバーが経営する恵比寿のお店で出た、北海道産のたらば蟹です。とても美味しかったですね。自然の恵みに感謝!

大切な1時間

昨日は12月の定例全社会議(縁会)でした。縁会とは、月に一度全社員が集まり、各部会や委員会、そして最後に全体会議を行うものです。今回は、耐震強度偽装問題についての当社の対処・対策や、丸二の理念並びに今後の本物建築への新しい取り組み等を中心に、いつもよりもたっぷりと時間をかけて(約1時間)、社員さんに思いと具体的な方針を伝えました。そういう意味において、昨日の1時間は、丸二のさらなる「一体化」を目指す上で、とても大切な瞬間になったと思います。これからも、トップと社員さん一人ひとりが、共通のモノサシで考え行動できる組織作りに力を入れてまいります。すべてはお客様に喜ばれるために・・・。

耐震強度の偽装問題を受けて、丸二の安心・安全報告と今後のさらなる強化対策

耐震偽装問題が発覚してから約2週間が経ちました。その間、事件の様相がどんどん変化して行く中、私たちはこれを無関係なこととして捉えず、社内において多くの意見交換を行い、その問題の本質を「建設会社の良心にある」と位置づけました。私たちはこの事件の発覚後即時、当社の平成11年以降の施工物件73棟について、構造設計事務所名の確認並びに構造計算に関わる各種指数の点検業務を行い、すべての安心・安全を確認いたしましたことを、ここにご報告いたします。また「今後のさらなる強化対策」や「構造計算の無料点検サービス」の実施も決め、その旨のご案内を本日、お客様並びに関係各位に発送する手続きを取りました。ご案内の全文はこちらです。ぜひご一読いただき、当社の経営姿勢や構造に対する考え方をご確認ください。私たちには「迷ったら良心に問え」という企業理念があります。これがすべての根幹であると思います。私たちは、常にこの志と共に生き、世の中に生かされる経営を続けてまいります。この2週間は、私にとって「真の経営とは何か」という問いと向き合う生きた時間となりました。本当にありがたい思いです。今後もこの問題については、その展開を見ながら、さらに様々な対応やコメントをして行こうと思います。