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経験を積む

麻生内閣が誕生しました。とにかく、今の日本の課題を一言で言うと、「救国」ですから、捨て身の覚悟で国を救う人たちの顔ぶれになっているはずです。そういう視点で中身をよく見てみると、二つの特徴が見えて来ます。①世襲議員が18人中11人。②民間出身閣僚ゼロ。・・・これで、大丈夫かなと。政治は事業ではないので、家業として継承していくのは馴染まないと思いますし、今こそ民間パワーを取り入れる時ではないかとも思います。何であれ、誰が首相になろうとも、明るく元気な暖かい社会が生まれるように、私たち国民一人ひとりは真剣に取り組んで行きますので、政治家の皆様にも「本気の国家運営」をよろしくお願いいたします。
ところで、映画(漫画)「20世紀少年」が流行っていますが、1970年頃の(漫画の中の)子どもたちが予言した未来と、実際の現在を比べてみると、(現象の大きさ・表現はまったく違いますが)案外当たっているような気がします。宗教、いじめ、細菌兵器、テロ、洗脳、権力・・・。現代人が直面している問題の根本として、かなり共通していると。結局、そういう状況を打開していくのは、大きな力では無く、小さな力(漫画では、小学校の同級生たち)なんですね。だから、私たち一人ひとりが意識や考え方をしっかりと整え、大きな力にあまり依存しないで、一日一日を感謝の心で過ごしていくこと。そして、自分自身が成長して強くなっていくこと。これが、本当の解決になってくるのではと思います。時間は掛かるけれども・・・。
変化はチャンス。まわりの現象に左右されず、自分自身の貴重な経験を積むには、またとないチャンス。ここで様々な状況を見聞きし、また自らも体験し、その中で意識や心のあり方を調整することができれば、来るべき新しい時代に対応できる力を身につけられるのではないかと思います。今までは「お金の獲得競争」でしたが、これからは「心のあり方競争」。リーマン・ショックをはじめとした金融問題も、そういう流れの中で起きていると思います。大いなる緊張感を持ちながらも、それだけに惑わされず、あらゆるもの(当然、建築も)の本道を歩いて行きたいと思います。日々、1mmでいいから・・・。